直観像に関する考察

 

例の著書に対する香山リカさんの考察記事(@2015)が流れてきたので読んでみた。 その内容はさておき私に残ったのは 「そうか、" 直観像 " ていうのか」 ということ。

それで検索すると主として論文が出てきたので拾い読みしてるとどうにも違和感がある。

自分にその能力がないのに研究をするのはかなり難しいことだと思うんだけど ? ということ(抑えた言い方をすれば)。


それもさておき。

少なくとも私が持つ直観像と称する能力は画像を画素で覚えているわけではない。 解像度には濃淡があり、濃い(精細な)部分はテキスト(の次元の情報)併用で覚えている。 主に文字や色や形など、をだ。

だから山下清さんのように絵を描いて再現することはほぼできない。 wiki にあった谷崎さんのようにポイントとなる部分だけ鮮明なタイプ。

想起のために特定の心身状態など必要ない。 欲しいときに再生するだけ。

「 いつだっけかデニーズでアナタがペケペケを頼んで私がポコポコを頼んだときにテーブルの上にアレがあったじゃん、そこにホゲホゲの締め切りが書いてあったよね ? 」

という感じ。 どこのデニーズだとか何時ごろとかいうのは含まれない。

だから脈絡も興味もないことを覚えることはたぶん、無理。 そういう物覚えは私はとても悪い(学校の成績も悪かった)。


だからこそ先の論文の研究に於ける試験方法に引っ掛かることになる、それで何が分かるの ? と。

そもそも自分のアタマやココロの中のことを信憑性を付加して話せる者がどれだけ居る ? 



他に例えば。

出掛けるときに鍵を掛けたか否かというのは結構気になるタイプなので掛ける直前くらいから確認した動作までが動画(タイムラプス|コマ送り記録)で残っている。

 「 鍵、掛けたっけ ? 」
 「 あー(ここで動画再生) 」
 「 うん、掛けた 」

と言う具合に映像で確認するのは日常。


私はずっと長いこと皆こういうことをしていると思っていて今でもそうじゃない者が存在するとは半分くらいしか信じていないんだけど、どうなん ? 皆さん。

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