きゃっつてーる
「子供を作らない選択」 私たちの時代(昭和)には、結婚することは当然のことで、おそらくそれ以外の選択肢はなかった。男性で30歳、女性なら25歳が近くなると「まだ結婚しないのか」という圧力がかかってきた。 今では「死語」になっているだろうけど、25歳過ぎて結婚しない女性は、「売れ残ったクリスマスケーキ」と揶揄された。 私には経験がないが、なかなか結婚しない息子・娘たちには仲人を趣味とするようなおせっかいな人々が現れ、「お見合い」という儀式で結婚を推進した。 もち
「頑張る」ということ 受験シーズンになると「頑張れ!」という応援の言葉を、よく聞くようになる。そこで、今回は「頑張る」ということについて考えてみる。 「頑張る」という言葉は、一見良い言葉のように見えるが、実はそうでもない。 「頑張る」の語源は「我を張る」ということで、「自分を押し通す」という意味になる。 つまり「頑張る」ということは、「競争し、自分の利益を優先させること」になる。だから受験で「頑張れ」ということは、理にかなっている。だって自分の利益のために、他
「一生懸命」ということ 「一生懸命」とは、文字通り取ると命がけで生きるということ。元は鎌倉時代に生まれた「一所懸命」という言葉で、武士が命がけで自分の土地を守ることからきている。食べることが生きることであった時代にあっては、食べ物を作る土地を守ることは、文字通り命がけであったことは想像に難くない。 では現在ではどうだろう。仕事で、スポーツで勉強で「一生懸命」という言葉が頻繁に使われる。 でも、ちょっと斜に構えて考えてみよう。そんなに命がけで仕事やスポーツ、勉強をし
幼いころから、サラリーマンだった親の都合で引っ越しばかりの生活。大学卒業後、そこそこ知名度のあり企業に就職したが、たまたま家庭の事情により転職。その後は結婚に伴い、転居、転職。他人に振り回される人生から脱却しようと田舎に終の棲家を求める。なんとか無事に定年を迎え、年金受給まで働くも、やっと自由の身に。念願だった農的生活を送りながら、お迎えが来るまで気ままに生活したいと考えている。こういった込み入った体験から、物事を少し違った視点から見るのが好き。人と同じことをするのは嫌い。