派遣社員として就業しながら転職活動に挑んだ結果~自分を受け入れる大切さ~
これまでのお話
・3社合格し、転職できたが、女上司に虐められ会社を1カ月で辞める。(2020年9月頃~2020年10月頃まで)
・再度転職を頑張るが不合格になり、ある転職エージェントに相談した所、騙されて派遣会社に再度入社させられる。(2020年11月頃~2021年9月頃まで)
・派遣社員として就業中に再度転職活動を行う。(2021年9月頃~2022年10月頃まで)←この章ではこのお話をしていきます。
派遣社員として就業し始めてから~その後の活動報告~
派遣社員として就業してからというもの、自分が騙されたというショックを引きずって、本調子には戻れていませんでした。
前話では触れていませんでしたが、実は6,7月頃から精神科医にも通っており、睡眠薬を少し飲み、辛いながらも日々を過ごしていました。
その際、精神科医からは極端なADHD、ASD、LDであると診断されました。
ただ、診断書を貰ったわけではなく、何故か会話をしただけでそのように診断されたので、真偽は謎のままでした。
私自身はというと何となくですが、学生時代でも何事にも過集中的に物事に熱中してしまう癖があり、周りとは違って「何か」が違うんだろうなぁと薄々感じていたので、精神科医の先生からそのような診断をされた時、何故か腑に落ちたような気がしました。
また、睡眠薬を飲むと、何故か次の日には記憶が飛んでいるような何とも言えない不愉快な気持ちになりました。
更に就業してからは、夜7時頃までギリギリに通院しており、このまま通院し続けるよりもその環境から逃げる方が精神状態にはいいのではないかと考え始め、ある日を境に睡眠薬も精神科医も通わなくなりました。
私の中では、確かに詐欺られたことに不愉快だと思っていましたが、そのことを嘆いてもどうすることもできず、自分の運命ですら変わらず、グダグダしたまま年を取ってしまう事にとても恐怖を抱いていました。
そこで、1年後には必ず転職をすると決意し、予定を組んでいきました。
就業が始まってから、朝挨拶をしても何故か、職場の若い女性職員から無視され、年上男性職員からも陰口を言われる日々
大手某冷媒会社での新しい職場はグループが2つに分かれており、何故か1つの部屋に集約されていました。
元から口下手で無口な私でしたから、新しい職場にもなじめずに浮いていました。
また、20代と若い年齢で派遣社員になっていたので、席の近くにいた若い女性職員(以下、女性職員A)からは、
女性社員A「なんで、男性なのに派遣何だろう?」
と言われていました。
(まぁ、人生には上手くいかない事がたくさんあるので、、、、。と心の中でつぶやいていました。)
そんなこんなで職場で浮いていた私でしたが、周りとコミュニケーションしようと朝の挨拶は必ず行っていました。
大体の人は挨拶を返してくれるのですが、たった一人だけ私の事が気に食わないのか、朝の挨拶をしても露骨に無視してくる茶髪の女性職員(以下、女性職員B)がいたのでした。
女性職員Bから謎に無視されてから、派遣社員である私の虚しさや、その女性職員に対する怒りと悔しさが込み上げてきて、何とも言えなくなったのを覚えています。
誰にも相談できなかったので、必死に怒りを堪えながら、毎日どのようにこの地獄から抜け出すかを考えていました。
また、化学系の企業では、安全意識が強いため、リスクアセスメントとして業務をする際には一度、作業手順書を作成し、リスクチェック欄に記載し、派遣先の上司に確認印を押して貰ってから作業を開始しますが、その際、
「周りの人たちを信じて」
と書かれていました。
私の心の中「朝の挨拶で無視をする奴がいる会社なのに、誰の何を信じればいいの?」
と思っていました。(笑)
確かに私も過集中的に物事に集中しているせいで、挨拶されても気付かない事が何度かあります。
ただ、今回の無視は「ただ傷付けたいから、嫌がらせしたいから。」の様に感じました。
また、まだ業務開始で間もなく、業務を覚えるのが相当遅かったので、残業をすることが多々ありました。
その際、派遣先の上司から、
「そんなに残業しなくていいからね!」
と少し厳しく言われました。
私にとっては、感謝なのですが、「まだ慣れていないので」、としか言えませんでした。
その会話を知ってか、知らぬかは分かりませんでしたが、偶々ある日更衣室のロッカールーム服を着替えている途中で、ある男性職員から大声で
男性職員「あいつ、ドMじゃないん!」
「あいつ」が誰だったのかは分かりませんでしたが、近づかないようにしようと思いました。
また、事務所でも同じ男性職員から、
男性職員「あんな事言われても仕事しているなんて、俺やったら仕事辞めてるわ!」
と少し大声で言っていた事を覚えています。
未だ誰の事を言っていいたのかは分かりませんが、背筋が寒くなったのを覚えています。
また、派遣先会社が残業代を割り増し請求していた問題が露見したのは、その頃でしょうか。
(その後、その派遣元会社は東証一部上場を取り消しました。)
まぁ、派遣元も派遣先も変な会社だったのかもしれませんね。
何はともあれ、「早く逃げよう!」と思いました。
皆さん逃げる事=「悪い事、弱い人」だと思う人もいるかもしれません。
しかしながら、そんな朝から挨拶もしない人を放置しておくクソ会社にいる方が、その人の人生がダメになってしまうので、ぜひ逃げる勇気を持ち、自分が将来どのような人になりたいのか、失敗はどこだったのかを理解し、きちんと現実を見て、自分に本気になりましょう!
就業中に辛い事がありつつも自分を理解し、自分を許していく。
そんな事もありつつ私自身はどのような人間だったのか、魅力とは何だったのかを理解できるようになりました。
なぜなら、私自身が他人に依存している事が原因ではないかと考え始めたからです。
私がこのような現状になってしまったのは、きっとどこかで誰かが救ってくれると勝手に思うようにしていたからかもしれません。
なので、いつも元気がなかったり、自信がありませんでした。
私自身が派遣社員として就業しているのにも問題があったと考え始めたのです。
派遣社員では、派遣先や派遣元に仕事の領域を決められてしまうので、自分の選択に責任も持てなくなってしまう。
昔は会社が終身雇用を約束してくれましたが、今の時代「終身雇用」という文字ですらなくなってきています。
なんせ、NISAやiDeCoがその代表例で、社会が「副業解禁。自分で資産運用や退職金用意してね。」と言っている訳だから、当たり前なのです。
私自身が行った自己理解の方法
STEP1 短所から見えてくる自分の長所を考える。
では、私の能力が活かせる場所はどこなのか?
私自身は元からADHDのような過集中型である事から、その事が私にとっては負の部分を持っていました。
そのことが原因で自信がなかった。
周りの人からは、「多くの人とコミュニケーションをするのが良い。」、「チームワークができていない。」というマイナス評価ばかりだったのですが、逆にそれをいい言葉で言い換えるとどのような言葉になるのか?と考え始めました。
・過集中という事は、「熱心さがある」という事。
・多くの人とのチームワークやコミュニケーションは難しいという事は、「個人での会話は、とてもうまくいっており、入社をするのであれば、少人数が良い」という事。
元から、人数が謎に多い会社にいて、周りから当たり前のように言われていたので、当たり前のようにマイナス評価になってしまうのが当たり前なのです。
逆に少人数での人付き合いは得意であり、うまくいく可能性があるという事が分かってきました。
(周りからマイナス評価を付けられたからと言って、必ずしも悪い方向にばかり考えるのではなく、言い換えをすることによって良い方にも考える事ができ、自己肯定感にもつながる可能性があるので、一度皆さんもマイナス評価がどのような環境にいるからなのか考えてみるのもいいかもしれません。)
STEP2 これまで生きてきた人生で疑問に思った事や、大切にしてきた事は何か?
では、私が本当に大切にしている事は何なのか?
私が最も大切にしたかった事は、「健康的でいる事」でした。
私自身は昔から病気がちでした。
幼少期からよく医者に通っていましたが、その毎日の中で、「何故、医者に通院して薬などで一度病気を治しても、どうやっても健康であり続ける事はできない。何故だろうか。。。。」と。
また、学生時代にうつ病になり、寝たきりになった事から、薬をどれだけ飲んでも健康的で生き続ける事はできない。
STEP3 STEP2の回答から出てくる言葉とは?
大切な事は、健康でいるためにはどうすればいいのか?
Key wordは4つ出てきており、自然、色、食事、運動でした。
STEP4 STEP3で出てきた言葉を職種にすると・・・。
それらが満たせる仕事はどのようなものなのか?
自然に親しめる仕事=「アウトドアインストラクター、農業」
色=「塗料の製造・販売、絵描きさん」
食事=「料理人、フードマイスター」
運動=「マラソン選手、スポーツイベントの仕事」
大体が個人事業主的な働き方が多いみたいです。
STEP5 得意な事は?
では、次に得意な事とはどのような事なのか。
ADHD特有の「独創的で一人で1つの物事をコツコツする事。」
STEP6 STEP1~STEP5から導き出された仕事内容は?
私の場合は、農業、塗料の製造・販売の2つだけでした。
もしかしたらもう少しあるという人もいるかもしれませんが、その時私の頭でようやっと絞り出せた答えでした。
資格勉強を行いながらの転職活動~ほぼ毎日女性職員からの嫌がらせに耐えて~
私自身の転職活動の軸がはっきりしたのが、2021年12月頃でした。
新年の2022年1月から転職活動を始めるために、まずは3社転職会社に登録しました。
私が登録した会社は、JAIC、doda、リクルートエージェントの3社でした。
内、dodaはエージェントの人が親身になって面接指導や転職活動について指導してくれ、好印象だった気がします。
また、リクルートエージェントは理系の技術職が多いため、この2社を軸に転職活動を行っていました。
その間の本業はというと、順調に仕事を覚える事が出来、何となく職場の雰囲気に馴染めていたように思えています。
また、特に私の記憶に残っているのは女性職員は私が居るとしかめっ面な顔をして嫌がらせをしてきたことでした。
また、横を通るたびに
女性職員「はぁ。。」
と謎にため息を吐いてきます。
ここまでくると、
私の心の中「何がしたいんだか。どうせこの会社とも半年でお別れだし。まぁいいや。」
と思っていました。(笑)
恐らく、私がその女性職員に手を出して、私を問題児の様に仕立て上げ、懲戒解雇させるのが目的だったのでしょう。(言い過ぎか?)
色んな修羅場を乗り越えてきた私には見え見えの演技ですよ。(笑)
そんなアホの事は視界から消し去って、転職活動のために品質管理検定3級に臨み、2月か3月頃合格しました。
また、危険物取扱者甲種も続けて受けていたのですが、不合格に終わりました。
着実に転職に有利な状況を作れ、後は面接を受け、そのフィードバックをするだけでした。
9月に就業し、3月からが有給取得開始でしたので、その時に合わせ、予定をしっかり合わせていきました。
3月から求人票に応募していきました。
だいたい1カ月に4社程応募しました。
ほとんど不合格でしたが、その年1年の事と思えば、まだまだチャンスがあると思っていたので、職歴のブラッシュアップや面接の練習を行っていました。
大体ブラッシュアップが出来上がってもう治す所が無いかな?と思うまでになったのは6月頃でした。
何度応募しても不合格になっていたのですが、6月頃からは1カ月に1社程は一次面接に呼ばれるようになりました。
最初の1社目は、試薬を販売している会社に面接に行きました。
1次面接でZoom面接があり何とかうまく答える事ができたため、合格しましたが、2次面接で志望動機が言えず、不合格になりました。
(第一志望ではなかったので、不合格になると感じていました。なので、その会社には悪いかもしれないですが、予行練習になったなぁと思えました。)
更に7月頃にも、1社1次面接に呼ばれました。
その会社は以前3年間派遣でお世話になった電解液の会社でした。
求人の職種は製造職でした。
念のため面接等に備えるために、面接の1週間前に工場見学を予約し、見学させてもらいに行きました。
見学後の1週間程して、入社試験を受けに行きました。
1次、2次面接共にその日の内にありました。
1次試験は適性試験になっており、2次試験は面接でした。
何とか両方の試験共に上手くいき、「上手くいったかな」という感覚がありました。
そのほぼ1週間後、無事合格しました。
しかしながら、製造職は私にとって適職だとは感じたのですが、職種が電解液系だったので、申し訳ないと思いましたが、お断りしました。
そして、8月頃私がずっと望んでいた職種が見つかる。
その後、8月頃にも2社入社試験を受けましたが、その内1社は建築系の大手子会社でしたが、1次面接のZoomで不合格になりました。
もう1社はというと私にとっては珍しく、塗料会社からオファーが来ていました。本来私の方から求人票に応募するのですが、今回はとても珍しく感じたのです。
また、一見聞いたことも、見たこともない会社でしたすし、年間休日数は110日と短いのですが、私にとってその会社の魅力は「人と自然に優しい」という言葉があり、どこかそのワードに引き付けられたのを覚えています。
また、木に特化している塗料を製造・販売しているという事で、とてもニッチな分野なのは間違いないと思いました。
更に中小企業で社員数も少ないという点も私にマッチしていると感じました。
念のため職場見学をお願いし、月初に見学をしに行きました。
職場を見て回り、最後に何故かお互いの聞きたい事を話して、その日は終了しました。
見学に応じて頂けたのは、2人で6,70代の方でした。
(その時は、ただの見学と思っていたので、スーツではなく、白いワイシャツと長ズボンだったのでが、どうやら1次面接も兼ねていたみたいです。)
1,2日後になって返事が来て、
担当者「1次面接合格しましたので、次の2次面接に来ていただきたいです。どの日にちが宜しいでしょうか?」
と書いていたので、
(私の心の中)「あぁ。あれが一次面接だったのか。」
と少し驚きました。
私「3点希望しており、〇日、〇日、〇日でお願い致します。」
と返信しました。
そして、2次面接当日。。。
2次面接は土曜日にあり、面接官は2人で会長(女性)と社長(男性)でした。
内容は、面接官からの質問は、簡単な経歴、志望動機、経歴に関する質問、会社との相性に関する質問でした。
私の方では、相性に関する質問や、会社の将来や自分の伸ばすべき能力等について質問していきました。
その日の面接は、1,2時間程で終了しました。
私の中では、何となくですが、面接の受け答えがきちんとできており、「合格したのでは?」と思えました。
そして、結果は面接終了から2,3日後にメールで来ました。
結果は、合格でした。
合格の通知が来た後、私の中でも少し腑に落ちたような気がして、承諾しました。
母はというと、大手の方が比較的コンプライアンスも安定もあるので、謎に悔しがっていましたが、実際に私が決めた事なので、後悔はありませんでした。
最後に、もしもあなたが選択肢に迷ったら。
確かに世間一般では、大手は安定です。
それはどうやっても事実を曲げる事はできません。
しかしながら、私が自身を見つめ直した結果、どうやっても大手で活躍する事に無理があった。
確かに中小企業では多少のリスクはあるかもしれません。
確かに私がした選択が間違っているかは、今の私にはわかりません。
中小企業なので、将来的に倒産する可能性は高いです。
ですが、そんな事どうでもいいのです。
私にとっては大手へ行こうが、中小へ行こうが、どちらもリスクがあるので、それなら自分が精一杯見つめ直して選択した事を大切にしようと感じました。
皆さんなら、どちらの選択をしますか?
人生は選択の連続です。
選択が世間からずれたとしても、その選択に疑問が生じたとしても、間違った選択をしてしまったかもしれないと思ってしまっても、結局自分が決意して選択した事なのです。
なので、「自分が入社した会社は、ここがダメだ!」とか「あの人は何々でダメだ!」とか言っても、意味はありません。
だったら、中途半端に自分を知って、何となくで生きるよりも、腑に落ちるまで一生懸命に自分を知るために必死になって見つめ直す事が必要なのではないかと思います。
このお話はここまでですが、もしも今のあなたが人生で躓いたならば、一度人生を振り返ってみて下さい。
私も相当な時間を使っていますが、それが本当の自分に気付くために、どうやっても必要な事ではないかと思うのです。
皆さんの明日に、迷いがない晴れ晴れとした明日がある事を願っています。
では、また。
最後に私からのお願い
もしもこの記事を見て、参考になったと思った方が居たらどうぞコメントやTwitterで拡散お願い致します。