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バラクラを尋ねてと野菊のお話



バラクラを訪ねて

先日 私は 長野県蓼科高原にある
バラクライングリッシュガーデンに行ってまいりました


バラクラはガーデンデザイナーのケイ山田さんによって
設計監修された
英国王立園芸協会(RHS)パートナーガーデンの認定を受けた
日本で初の英国式庭園で、今年で33年目を
迎えます

以前から一度訪ねてみたいと思っていたので
道すがら 
逸る心を抑えながら
その入り口に辿り着くと

大きな黄金アカシアが迎えてくれました

バラクラのエントランスの黄金アカシア 2023.10

30m程ありますでしょうか
見事な出立に圧倒されました

アカシアはバラクラのシンボルツリーになっている 2023.10

バラクラの植物コレクションは5000種類以上ということで
ちょうど今の時期は

たくさんの
ダリアやシュウメイギク
コルチカム
サラシナショウマ
が美しく咲いていました

ガーデン内のダリアの花 2023.10
オールドローズで覆われたガゼボの小径のダリア 2023.10
大輪のシュウメイギク 2023.10
群生するコルチカム 2023.10
コルチカムと大文字草 2023.10
花穂が美しいサラシナショウマ 2023.10

また、ところどころに
バラクラ伝統のハーベストディスプレイが施され
大小の大きなカボチャに
小菊やサルビアなどをあしらった
造形美を感じる演出がなされていました

テラスカフェの塀にもカボチャが置かれている 2023.10
小径脇もさりげなく演出されている 2023.10
大小のかぼちゃと秋を彩る花 2023.10
秋の収穫の喜びを感じさせる演出 2023.10

さもすると 見過ごしてしまいそうになる
小さな山野草たちも
イキイキと野にある如く
咲いていて

森の小径を歩いているかの様に感じましたよ

メドーセージ 2023.10
ヤマアジサイ 2023.10
イチイ 2023.10
ノジギク 2023.10
ペルシカリアでしょうか?  2023.10
ヤマアジサイ 2023.10
ホトトギス 2023.10
イワシャジン 2023.10

蓼科の自然に逆らわずに
細やかに植物を管理している様子は
要所、要所に伺えました

例えば、群生するように植えられたアナベルは
すっくと立ち上がり小径の脇にありましたが

見えないように支柱が入れられており
花も積んであるところと
そのまま枝先に残っているものがありました


また
建物のエントランスに置かれた
大きな高台のテラコッタの足元には
秋を彩る草花があしらわれています

大型の寄せ植えにあしらわれた小花 2023.10
高台鉢の寄せ植え 2023.10


目で認識する流れとでもいうのでしょうか
下から上へ
上から下へと
誘われているのがわかりました


心を満たしてくれる演出の数々
少しでも私の庭に生かせたならば
と思いつつ
堪能させていただきました


オールドローズが絡まった
ガゼボにジョウビタキがしきりにやってきておりました

オールドローズの絡まるガゼボ 2023.10
ジョウビタキが行ったり来たり 2023.10
ジョウビタキ遊ぶ 2023.10

スタッフの方が掲載用の写真の撮影をしていて
お話を伺いました

近年は渡り鳥の中でも
日本に留まり、渡らない鳥たちがいて
ここバラクラでも
観察されているとのことでした

一年を通じて
潤沢な食料が確保でき
生きるのに困らない環境であれば
危険なリスクをおかしてまで渡ることはないと
判断したのでしょう。

渡らない渡り鳥については
「国営アルプスあづみの公園」の髙橋あさひさんが
わかりやすく解説されていらっしゃるので
URLを張っておきますね

今回は秋の季節を満喫してまいりましたが
四季折々のガーデン、折を見て訪ねてみようと
思いました

スタッフの皆様もとても親切に
お話をいただき心より感謝申し上げます。

バラクラの花たちの様子は
字起こし版noteに写真と共に掲載させていただきます
どうぞご覧になってみてくださいね。

バラクライングリッシュガーデンのお話はここまでとさせていただきます


野菊の話

秋の花の一つとして 思い浮かぶ菊

この花が
秋の花とされるのは
日が短くなる時節から咲き始める
短日植物だからなのでしょう

菊は奈良時代から平安時代に日本に伝わったとされ
不老長寿の効能があると珍重されました

重用の節句には菊にキセワタを乗せて
露を移し体を清め
その恩恵に預かる儀式が行われますね

対して、野菊と言われるものは
日本に自生する菊のことを指します

ノジキグ
リュウノウギク
コハマギク
イソギク
アワコガネギク
など
多くの種類があります

華やかな大菊とは違い
可憐で
茎が斜めに伸び
株立が大きくなるのが特徴です

ノコンギクなどは木々の根締として
洋風のお庭にも
取り入れられる方が
増えているのではないでしょうか


大正時代の俳人 高浜虚子の句に
「秋天の 下に野菊の かべん かく」
というものがあります

「見事なまでの秋空の下に咲く野菊
その花弁が一枚欠けている」
というものですが、

情景としての美しさは
むしろ
虚子の何か満たされない胸中を
花弁のそれに込めているようにも思われます

秋という時節は
そんな
もの寂しさも窺える時間なのですね

本日のお話はここまでとさせていただきます


お便りのご紹介

お便りのご紹介をさせていただきます

「手間要らずの堆肥作りと秋の夜長」
に頂いたお便りです

ジョルさま
私も以前は米糠等用いた自家製堆肥を作って居りました(・∀・)♡
この手法なら良い堆肥が出来ると思います👍🤤

近年私が管理する農園は農園内循環農法に切り替えたので
大穴を掘って
そこへ雑草や植物残渣を放り込み適度に切り刻み
堆積させて行くという手法を取って居ます(・∀・)♡
底部からじっくり堆肥化してゆくので
毎年春に上部を燃やし草木灰にして
底部の堆肥化した土と混ぜて
畑に投入して居ます(・∀・)♡
超エコロジー且つ¥0です( *´艸`)笑笑
もし良かったら将来のご参考に💪🤤笑笑
(^з^)-☆(@^^)/~~~

ーお便りのお返事は音声にてお聴きいただけますー

ジョルさんありがとうございました

ちょうだいしたお便りは
次週のラジオ内でご紹介、
そしてお名前は概要欄でご紹介させていただいております
お気軽にお待ちしておりますね

今回の放送した内容は後日字起こし、写真添付をして
noteにて公開させていただきます

字起こし版をご覧になりたい方は
放送概要欄のURLからどうぞ

放送後、字起こし版掲載までは1〜2日間のタイムラグ
があります

次回の放送は、

10月18日  水曜日とさせていただきます

またお聞きいただければ嬉しいです

最後までお付き合いいただきまして
ありがとうございました

どうぞお健やかな1日をお過ごしくださいませ

cat rosesの庭より
cat roseでした

【字起こし編(抜粋)】
*植物の写真は私のアルバム内で見つけ次第順次追加掲載していきます
*字起こし編は毎回はできませんが、写真と共にできる限り更新します

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