人材紹介会社の介在価値とは?書類選考通過率編
皆さん、こんにちは。カタリストエージェントの勝田です。
先日、ある求職者から「A社(=大手人材会社)を受けたいと思っているのですが、御社から受けるメリットはありますか?」という質問を頂きました。聞くところによると弊社を含めて、数社のエージェントからもこのA社についてスカウトメールをもらっており、どこのエージェントから応募しようか迷っているとのことでした。
そこで今回は、このケースを事例に「書類選考通過率」における人材紹介会社の介在価値について考えてみたいと思います。
因みに以前、人材紹介会社の介在価値について「スカウトメール」と「レジュメ添削」を記事で取り上げたことがあります。こちらもお時間がある際にご覧頂ければ幸いです。
人材紹介会社によって書類選考通過率は変わるのか?
さて、冒頭のケースを見る前にそもそもエントリーする人材紹介会社によって書類選考の通過率は変わるのでしょうか?
これについては精緻なデータがある訳ではないので、私の今までの20年以上に渡る人材紹介における経験から申し上げると、この通過率については変わる部分もあるのではないかと思います。
一般的に書類選考においては、求職者が持っているスキルや経験などの観点でどの人材紹介会社経由であっても間違いなく書類選考が通過する人がいる一方で、ボーダーライン上で書類を通過させるかどうか悩ましい人というケースが一定数存在します。
このボーダーラインの人を「まずは会ってみよう」と思ってもらえるかどうかが、正に人材紹介会社によって、あるいは紹介をしてきたコンサルタントによって差がつくのではないかと思います。
具体的には、その人材紹介会社あるいはコンサルタントと採用企業との信頼関係によって結果に違いが出ることがあるのだと思います。
それではこの信頼関係の差はどこから来るのでしょうか?
今までの候補者の推薦の質によって信頼関係に差が出る
このような企業との信頼関係の構築においてとても重要な点は、候補者の推薦の質です。この推薦の質とは概ね以下のような点が含まれているかと思います。
以上のような点を総合的に踏まえた上で候補者を推薦していくことで初めて推薦の質が担保できるものと考えています。
そして一番重要なことはこれらのことを正しく企業に伝えるということです。推薦理由や推薦コメントと言われている部分ですが、ここにどれだけ求職者の魅力と当該求人へのマッチ度をアピールできるかも大変重要です。(テキストとして文字で伝えていくので文章力や一定の日本語力も必要になります)
このように企業と候補者の双方をしっかりと理解しており、そのレベルが一定以上に担保されていること、そしてそれをある程度継続的に行えている場合(もちろん当該企業に対して既に決定実績などがあればより良いです)において、この人からの推薦であれば「まずは会ってみよう」となるのではないかと思います。
弊社、カタリストエージェントとして
それでは冒頭のケースに戻りますが、弊社としてその求職者に対してどのように対応したかについて共有したいと思います。
「弊社とそのA社とは既に複数名の成約実績があり、面接官になる方の多くも直接接点を持っているため、ご希望の領域を担当する部門長に直接提案をさせて頂きます」というようなことをお伝えさせて頂きました。更には追加で職務経歴書などのレジュメもA社に合わせて添削を行い、面接になった際は個別に面接官の特徴を踏まえたアドバイスもさせていただきます、という点もお話しさせていただきました。
その結果、その方は弊社からA社へエントリーを頂き、見事内定を勝ち取られました。
以上のように弊社からのエントリーをすることによって他エージェントよりも書類選考などの通過率がアップするという企業が弊社にはございます。
それは以下のような特徴が弊社にはあるからだと考えています。
今回見てきたように書類選考の通過率を上げていくノウハウや実績を持っているということも「人材紹介会社の介在価値」としてとても重要な点だと思います。このようなことは一朝一夕には身に付けられるものではございませんが、これからも誠実に目の前のお客様と向き合うことで引き続き信頼を得られるように行動をしていきたいと思います。
採用・転職をお考えの際は是非、お気軽に弊社までお問い合わせ下さい、