顔面神経麻痺をポジティブに捉えた結果
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さて、タイトルの件。
もちろん前提として顔面神経麻痺になんてならない人生を送りたかった。
でも、なってしまったものは仕方ないじゃない。
割と長い間、
この病気を受け入れられずにクヨクヨしてた。
「顔が命」のアイデンティティで生きてきたので、
それが崩れてしまい生き場を失ってしまった。
せっかく時間とお金をかけて歯の矯正やホワイトニングを頑張っていたのに、歯を見せて笑えない。
以前のような笑顔は作れない。
メイクをすることが毎日楽しかったのに、
映えない顔になってしまった。
泣き顔も歪みに歪んで醜い。
目もくっきり二重に手術したのに麻痺のせいで
小さくなってしまった。
そんなことばかり考えていました。
でも、辛いことや悲しいことばかりじゃなくて、
この病気にならなかったら分からなかったことや、
良い面について、無理矢理にでも良いから、
スポットをあててみようと思考を巡らせてみた。
その結果がこちらです。
①肌が綺麗になった
顔面神経麻痺の治療やリハビリのため、
温めと保湿、及びマッサージをこまめに行なっていて、
尚且つ毎日ほぼノーメイクで過ごしていたため、
肌がめちゃくちゃキレイになった。
発症前は月1ペースで美容外科に行き、
神経質に肌管理をしていたけど、
(👆注入系やハイフ、内服等)
あんなに躍起になってお金たくさん使っていた時より、
今のほうが100倍肌がキレイ。
周りからも「チート?」と言われるぐらいです。
個々のパーツは発症前には及ばないけど、
肌は本当に発症前より断然整いました。
これは嬉しい誤算の筆頭です(*^^*)
②仕事から離れられた
もともと仕事のストレスが膨大になっていて、
「辞めようかな」「転職しようかな」と毎日のように考え、とはいえ辞める勇気もないままストレスを日々蓄積して、仕事を続けていました。
そんな中での顔面神経麻痺発症。
そこからあれよあれよと休職に至り、
仕事から離れられた。
(詳細はメインの有料記事に記載)
また、人事へ相談した結果、
別の部署、もしくは別の職務での復帰を検討してくれるとのこと。
私は辛さを我慢して自分一人で抱え込んでしまうタイプなので、病気にならなければ今もストレス抱えたまま生ける屍状態で働いていただろうなって思うと、辞職したり転職活動をせずに、公然といまの仕事から離れることができたこの状況は、怪我の功名だと思わずにいられません。
休職してからは本当にストレスフリーで、
麻痺の回復にも良い影響ばかりです。
③周りの人の温かさを知れた
発症前までは、人との関わりがとても苦手で、
(だからこそ職場でのストレスも抱えてきた)
「一人の時間が一番好き」
「友達付き合いも面倒くさい」
「一人がいい」「ずっと一人でいい」
とコミュ障を拗らせた幼稚な人間だったと思います。
それにも関わらず、
こんな私のために、
何人もの友人が私のために神社でお参りをして、
お守りを買ってきてくれたり、
(都内から京都まで行ってくれた友も)、
LINEやメールではなく手書きのお手紙をくれたり、
私が(そんな意欲がわかず)何度断っても、めげずに食事や旅行に誘ってくれたり、
夫もすべての家事を請け負ってくれたり、と
周囲の人たちはとても温かく接してくれて、
私は決して一人で生きていける人間でもなければ一人で生きてきた人間でもなく、周囲の人によって生かされているんだという実感や感謝の気持ちが沸き上がってきました。
このことは私の生活や人生観に大きな影響を与え、
今は私も人に優しく温かく接することができるような
キッカケとなったと思っています。
私が人に優しく温かく接することで、
また優しさや温かさが返ってくるポジティブサイクルが
生まれるようになり良いことばかりなのです。
④他の悩み事がどうでも良くなった
ハント発症前は、ほんとーーーーーーに些細なことまで
いちいちいいちいちクヨクヨと悩む人間でした。
心療内科やカウンセリングにも通ったりしていましたし、果ては占いにまで手を出したり。
でも、この病気になってからは、
もう治療とリハビリのことが頭の中の大半を占めるようになり、自ずとこれまで悩んできたことがどうでも良くなり、むしろポジティブになっていきました。
発症前は主に私のネガティブからのメンタル拗らせで、
月1ペースで夫婦喧嘩をしていましたが←
発症後は一度も喧嘩をしていません。
夫が、私を労る気持ちを強めたこともあると思います。
これもまた怪我の巧妙です^^
なにかで挫けそうになっても、
「治癒に影響出そうだから考えるのやめよ」
という思考に切り替わります。
病気にならなければ、今も私は小さなことでイチイチ悩み、いずれ別の病気になっていたかもしれません。
⑤免疫力が上がった
休職させていただくようになってから、リハビリのためにサウナや岩盤浴によく行くようになりました。
行けないときは自宅のお風呂に1〜2時間ほど入り、
血の巡りを良くするようにしています。
サウナはもともとは苦手でしたが、通い始めるにつれ、ドハマリし、外気浴の心地よさが特に病みつきです。
また、麻痺発症前は「やらなきゃ」と思いつつ、
時間が無いことなどを言い訳にして後回しにしていた
運動も、少しずつするようになりました。
私は自宅でYou Tubeを見ながら有酸素運動をしたり、
スポーツバイクで30分ほど走ったりしています。
そのおかげか、これまでは毎シーズン風邪やインフルエンザ、ノロウイルスなどに罹患していた私ですが、
麻痺後はウイルス性の病気には一度も罹っていません。
もちろんコロナにも罹っていません。
以前は、サウナや温泉に行くとむしろ風邪をひきやすかったのですが、やはり慣れてくるとどんどん身体が強くなっているように感じます。
麻痺発症してしばらくの間は、自律神経も乱れて朝や寝る前に辛い思いを毎日していましたが、
サウナやスポーツを意識的にするようになってからは、
寝付きや寝起きも徐々に改善されていきました。
実際に、病院で数値を測ってもらった結果、
劇的に変化していて、自律神経も「正常」になっている
ことがわかりました。
病気になっていなかったら、絶対に運動はしていなかったので(運動大嫌い)
やはりこれも、病気になってよかったことの一つと捉えています。
そうそう、冒頭に書いた「肌が綺麗になった」のには、
サウナや岩盤浴の効果もあるかもしれません♫
以上が、私が考える
「顔面神経麻痺になってよかったことベスト5」
です!
これ以外にも、細かい良かったことはいくつかあります✨
ポジティブはこの病気にとって効果抜群の薬とも言えます。
同じ病気と闘ってる皆様。
一緒にポジティブに立ち向かいましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございました♥