変わらないこと。いつもアーティスト団として
漠然と成功を追わないこと
アイデンティティのブレ
それは作品に致命的な影響をもたらします。
出来上がったモノが本当に
依頼に見合うモノになっているのか、
プロのクオリティに追いつかず
作品をおざなりにしないようにするためには
漠然と大勢の人を追わない
ことが大事。
依頼によって大衆には一気に届きません。
ただ、大衆に届くからと言って作品は良くなるわけではない。
C A S U E N のアイデンティティは
必要と思っていただけるモノを確実に届けていくこと。
時には一点を見つめ
少しずつ伸び、広がっていくことで、
ふとした時に多くの人の目に止まるくらい成長することを目指す、
それが、いま私たちにできる現状です。
いいものを作って、買ってくれる人がいること
いいものを作って、買ってくれる人がいる。
C A S U E N のことを必要と思ってくださる人が
たとえ一人になったとしても、
私たちはそのクオリティを維持し、成長していきます。
社会に出た後も、
その人のために
いつまでもつくろう
それが、どんな職でも持ち続けていくアイデンティティ。
私たちは普段作りたいものとは別に
「誰かの作ってほしい」と言う要望から
仕事がスタートします。
それが自分のつくりたいモノと合わさることで、
自分でも思いもしなかったモノが生まれていきます。
得ること、与えること
「人は得ることによって生計を立て、与えることによって人生をつくる」
《イギリスの元首相ウィンストン・チャーチル》
私たちは何のためにモノづくりをするのか。
周囲の方々に何を届けられているのか。
この2つの視点において、
私たちは作品づくりをしています。
日本に古くからある
伝統工芸のように
少しでも世の中に何かを与えられることによって、
C A S U E N 自体が、あたかも温もりをもつ人のような存在となり、
自分の中にも、お客さんの中にも浸透していくように
ただ祈るばかりです。
C A S U E N はメンバーが何人になろうと、
かかる経費や売り上げから仕事をすることはありません、
経済的な成長ではなく、
一人一人の成長が社会の成長へとつながる。
そのための集まりだからです。
得ること・奪うことではなく、
届けること・与えることの精神とスタイルで
何かを作り続けたいと思う果樹は
どの職についてもその仕事ぶりが変わることがないでしょう。