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信じてたもの裏切られて、それでも人は生きてゆく

 4回目のドデカ病院。
 この日も雨だった。思い出はいつの日も雨……。

 ちなみに余談だが(今後の展開上決して余談では済まなくなっていくのだが)、わたしは血管が細い。
 どれくらい細いかというと、健康診断の採血で散々肘裏の血管をぷにぷに指で押されたあげく、うーん、と唸られて一番細い針を使われてすごくすごく時間をかけて血を採ってもらうこともあるくらい細い。

 しかし、ドデカ病院の採血室の人たちはプロなので、わたしの激ザコ血管をものともせずすいすいと血を採っていく。プロ、やば。
 さすが、毎日人の血管から血を抜きまくっている人たちは違う……この人たちはプロだ……。

 さて。自己血採取とPCR検体の提出に来た。

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1,393字
このマガジンは作者がクソデカ子宮筋腫を駆逐するまでの愛と悲しみを笑いを織り交ぜて、今後誰かの参考になったり、悲しんでいる誰かをいっときでも笑顔にできたらいいなみたいなエッセイをまとめたものです。このマガジンで得たお金は医療費の補填に充てます。

2020年末頃からのクソデカ子宮筋腫とのバトルを克明に記した汗と涙と笑いの闘病エッセイ。

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