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ハラキリを回避

 ツイッターの愉快な仲間たちと、mocriという通話アプリで話をすることが多い。
 その夜も、愉快な仲間のひとりと通話をつなげていた。

『やあこんばんは』
「聞いてくれよ!!!!」
『なんだよ聞くよ』

 このノリでわたしは今日の受診内容をぐちぐち愚痴るのである。
 その日話を聞いてくれたファッキンクールガイは、え!? とかマジ!? とか言いながら話を聞いてくれた。

『命に別状はないの?』
「子宮筋腫って基本良性らしいから、たぶん……」
『でも手術するんだよね、大丈夫なの、それ』
「エ、大丈夫なんじゃない……?」

 言いながら、わたしも怖くなってきて「子宮筋腫、手術」でPCで検索する。
 腹腔鏡と開腹の、二種の術式が使えるらしい。大きさも含めて調べていくと、14cmだと開腹になる可能性が濃厚であることが割れた。
 エエーッ!? ハラキリ!?
 大騒ぎしながら友達とやいやい言いつつ夜は更けていく。

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1,777字
このマガジンは作者がクソデカ子宮筋腫を駆逐するまでの愛と悲しみを笑いを織り交ぜて、今後誰かの参考になったり、悲しんでいる誰かをいっときでも笑顔にできたらいいなみたいなエッセイをまとめたものです。このマガジンで得たお金は医療費の補填に充てます。

2020年末頃からのクソデカ子宮筋腫とのバトルを克明に記した汗と涙と笑いの闘病エッセイ。

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