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金言521:高級フランス料理レストランのウェイター
ビフォアコロナ時代のことですが、高級フランス料理レストランのウェイターは、ホストクラブでも生き残る素質がありました。
富裕層の常連客にかわいがられるウェイターは、常連客のプライベートの場に呼ばれるようになります。やがて常連客と同じ高級品を身につけ始めます。ヴィトンのバッグ、ロレックス、白金ゴールドフレームの眼鏡、イタリア製の靴など、ウェイター業務で身につける私物が洗練されたモノになっていきます。もちろん、接客時の指輪・ネックレス・イヤリング・アンクレット着用はご法度です。
ベテランのウェイターは、お客さまからいただく金品が、給料を上回ります。チップも高額になり、通勤にタクシーを使っても、給料はそのまま残るくらいです。
シェフと似ているところがあります。
おいしい料理は塩分摂取を嫌う痩せたシェフに作ってほしくはありません。同様に貧相なウェイターには、食べる楽しみをサービスすることはできないでしょう。高額な料理には、それなりにカネをかけたウェイターのサービス料が含まれているからです。
疫病感染拡大前の話ですけれど。
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