利く治療
『芥川賞ぜんぶ読む』(菊池良)
直近の芥川賞『むらさきのスカートの女』は、久しぶりに面白い作品でした。
諧謔性とそこはかと漂う恐怖のバランスが絶妙です。
小説を趣味として、日常的に読む人は、1%にも満たないと言われています。
昨今は、スマホの普及や、アニメなどの隆盛で、趣味も多様化しているからです。
ミステリーやエンターテインメントの小説ならまだ読まれている方です。純文学となると厳しいものがあります。
本書は、芥川賞をぜんぶ読んで、 ひたすら考察しています。
作品数が多いので、一作に割かれているページは多くありません。
ただ、気軽に読めます。
純文学の入門書としてオススメです。
本書とは全く関係ないけれど、著者の名前病人の私にとってはうれしいです。
菊池良=利く治療…。
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