もっとも大きな力を得る方法

誰にも出来て、宗教や思想や社会的地位、年齢、男女の別等
関係なく、「大きな力を得る」方法、それは「今ここに在る」ということに尽きる。
これまでも何度か書いてきたが、改めて書きたい。
仏陀をはじめ、世の賢人たちは口を揃えて「今に在る」ことの重大性を説いている。
今ここに在るというのは、言うは易し行うは難しで、
全神経を「今この瞬間」に集中させるということだ。
僕らは、普段、「思考の中に生きて」おり、思考というのは
時間という概念と結びついている。
何気なく思考していることは、過去のことであり将来の
ことであり、「今」のことではない。
昨日あれがあったこれがあった、明日はこれがありあれがある。そんな思考に中に生きている。
前述した賢人達は、「過去も未来もない、あるのは今だけだ」とも云う。
確かにそうだ。
概念として理解はしても、なかなか納得出来ることでは
ないが、今すぎた一瞬というのは、もうこの世にはないのだ。あっと思った瞬間のすべては、もうこの世に存在しない。同様に、1秒後、5分後というのも「存在」はしない。
在るのは「今」だけだ。
つまり、「今」というのは、すべてを包括し、宇宙の
すべての存在が「今」という概念の中に含まれている。
これがどれだけ大きなパワーなのか想像すら出来ない。
なので「今に繋がる」「今のパワーを手に入れる」ことの
意味の大きさはわかると思う。
その他に、意識のすべては「今」に向けると思考は消える。
なぜなら前述したように、思考は「時間の中にある」からだ。
苦しみを作りだすのは思考だ。
思考がなければ、苦しみもない。（逆に喜びというか
安寧はあるのだが）
思考がなければただのバカじゃないかと思うかもしれないが
何かを考えようと思えば、その時には思考はきちんと働く。
「今この瞬間に在る」ことを実行しようとしても、
おそらく5秒も出来ないだろう。
だから、常に「今に在る」ということを意識し
励行しなければならない。
経験者によれば、いずれ、自然に「今に在る」ことが
出来るようになるそうだ。
それは何にも代えがたい「平安」な状態であるらしい。

僕も、最近、かなり意識して「今に在る」ように
心がけてるが、本当に難しい。
で、何かが変わったということもない。
ただ、夢がかわった。
普通、夢というのは、断片的に、そして意味もなく
次々に内容が変わってゆくが、最近見る夢は
ストーリー性があり、かなり長い時間、物語の中に
いるように、推移してゆく。
脳科学的には、レム睡眠の状態、しかも、かなり
覚醒に近い睡眠の時に、ストーリー性のある夢を
見るそうだが、僕にはちょっと違う気がしている。

「今に在ること」それは繰り返すが、全てのパワーと
つながる可能性を秘めたことなのだ。
それを励行したからといって、何の損もないし、
お金もかからない。
騙されたと思って、どうぞ実行してみてください。