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薬だけでは治せない心の不調

先日「自分を大切にする」というような記事を書かせてもらいました。

自分のことを愛すること。
自分を大切にすること。
そして、インナーチャイルドを癒すこと等々です。

ADHD、ASDの診断を受けて約5年。
主治医がかわって約2年半になり、今の主治医が処方してくれる
インチュニブという薬が嘘のように奏功し、それまでの
「常にイライラした状態」からやっと解放されました。
同様に、コンサータによって、昼間の怠さややる気のなさも
軽減された気がします(客観的判断はできませんが)

けれども、全てが万全という訳には当然いきません。
というか、何の悩みも、何らかの心の問題を一切感じて無い人は
病気や障害の有無に関係なく、いないはずです。
いわゆる「健常者」でも、仕事のことや人間関係のこと、
家庭のこと、その他で、悩み苦しみを体験します。

僕は改めて「インナーチャイルドを癒す」ことの大切さを
痛感しています。
あるWebページから抜粋しますが、インナーチャイルドとは、

「心の内側の子ども」という意味で、子ども時代の記憶や心情をさします。とらえ方はいろいろとありますが、「自分の心の中に住んでいる子どもの自分」といったイメージを持ってみるとわかりやすいかもしれません。

三つ子の魂百まで」ということわざにもあるように、幼少期~思春期の記憶や経験は、その後の私たちの人生に大きく影響を与えています。この期間中に置かれた環境(親にいつも叱られていた、学校で無視され続けたなど)次第では、インナーチャイルドが傷ついてしまいます。インナーチャイルドが傷つき不安定なままだと、後の人生にネガティブな影響が出ると考えられています。

■自分に自信が持てない
■孤独を感じやすい
■対人関係がうまくいかない
■自分自身を否定し、愛せない

そして、その癒し方も同ページに書かれているので、
この記事の終わりにリンクを貼ります。

僕の父親は、地方議員をしていたので、支持者等への挨拶周りに
母共々出かける日が多く、そんな日の夜は、姉二人と僕で
留守番をしていました。
僕自身に記憶がないので、たぶん、2歳とか3歳の頃でしょうが、
両親が「居ない」ことを、長女は、理由をそのまま理解しており、
次女は「両親揃って何か美味しいものを食べに行ってる」と嫉妬し、
僕は、両親が死んでしまったと思い込み、いつも泣いていたそうです。

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そして、僕は超がつくほどの怖がりで、幽霊を極度に恐れていました。
で、そのことでも泣くことが多かったようです。
一方、やんちゃでもあったので、悪さをすることも多々あり、
そんな時は、父親に物置みたいなところに閉め置かれ、
そこで大泣きした記憶は今でもあります。

幸い、僕の家庭は虐待とか、理不尽な叱責とかはなかったように
思いますが、それでも、子ども心に傷ついたことは沢山あります。
なので、普通に育った人でも、記憶を辿れば、子ども時代の
悲しかったことや、辛かったことが思い起こせるでしょう。
虐待を受けた人だと、その傷は、計り知れないものでしょう。

人生のどこかのタイミングで、こういう幼少期の記憶と向き合い
それを癒してあげる必要性を強く感じます。
それは、薬では決して治癒できないことです。


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