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能登地震〜改めて思うこと

※災害に関する記事です。適切でない内容もあるかもしれず
被災者の方や影響を受けやすい方は読まないようにお願いします

次々と明らかになる被害状況、そして死者、行方不明者、けが人…..
これまでの災害と違って、被害の状況が、徐々に明らかになるので
見てる僕らが受けるインパクト(不適切な表現かもしれません)というか
ショックも、慣れてしまうというか、う〜む表現が難しい。
がしかし、仮に行方不明者が亡くなっているとするならば
死者は400人に迫るかもしれず、熊本地震を大きく上回る。
被害地域が広範に渡る為、全容が明らかになるのはまだまだ先の
ことだろう。
被災者は、今この瞬間にも、車中泊の車の中、寒い避難所、
また自宅避難をしている方にしても、食料、水、暖房機器
そして一番大きな問題とされるトイレの不便さを抱えている。
本来であれば、正月も明け、職場や学校に向かい、成人を
迎える人であれば、今日はお祝いの日であり、家にいる人は
暖かい部屋で炬燵に入り、のどかにテレビなど見てたであろう。
それが一瞬にして瓦解し、最悪の環境に置かれているという悲劇。

家族を失った人、家が潰れた、あるいは流された、あるいは火事で
焼けた人は十万人単位でいるであろう。
自分自身に置き換えてみると、高額なギター、カメラ、膨大な書物、
コレクション類、衣料、家族の思い出の品などなど、すべてを失うなど
想像もつかないし、もしそうなったら、正気を保てるだろうかと思う。
被災者のインタビューで「命が助かっただけでもありがたい」と
何度も聞いたが、僕であれば、いっそ、一気に死んでしまった方が
後々の苦しみを思うと、そう考えてしまうかもしれない。
いつまで続くか分からない避難所生活、崩れた家屋の後片付け、
そして、全てが1から始まる生活…….いくら同情しても足りない。

そんな中、消防、警察、自衛隊、医師、看護師、介護者などの
活動がどれだけ有り難く、又、心強いものかと思う。
僕は幸いにして、大きな災害を経験したことはないが
熊本地震の際は当地は震度5強で、それでも「死ぬかも」と思ったし、
2017年の水害の時は、当地の一部の地域が大きな被害を受け、
他県の多くの消防、警察、自衛隊の方々のお世話になった。
今回の震災でもツイッター等で「他県の消防車を見て涙が出た」
という投稿を多く見る。
2017年の時がまさにそうで、写真をいくつか掲載する。

僕は、まだ精神状態が悪かった頃(5年ほど前、発達障害の診断を受ける前)は、消防や自衛隊の方々のことを忌み嫌っていた。
おそらく嫉妬もあったのだと思う。
筋肉バカなどと揶揄したことなど、今思うと自分の愚かさが情けない。
彼らは、体力があってこその存在なのだ。
災害派遣された際、ちょっと作業しただけで、あぁ疲れたなどと
言っていれば、いくら経っても作業がはかどらないし、そもそも
重いスコップとか、その他の器具を使った作業さえ出来ない。
そして、どれだけの惨状、悲劇にも耐えうるメンタルも要求される。
何十時間ぶりに救助などの場合、被災者は大きな怪我を負っていようし、
「シモの方」も垂れ流し状態であろうし、そういう人を躊躇なく
しかも慎重に助け出す。これがどれだけ神々しく有り難いことか。

僕はちょっと前の記事で「ミュージシャンが世界で一番かっこいい」と
書いたが、「人助けをする方々」が、まさにそうであろう。

思うことはまだまだ有るし、いくら書いても書ききれないので
これでやめるが、改めて亡くなった方々のご冥福と被災者への
お見舞いを心から祈ると共に、救助隊の皆様へ国民の一人として
心から感謝したいです。
ありがとうございます。

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