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バリキャリ(37)が、体外受精をすることになった話。 #6 不妊治療は、楽しみを見つけよう

体外受精による不妊治療を始めた筆者。
1回目の採卵を目指し、投薬や排卵誘発の注射をしているところです。
今日は、筆者が不妊治療に取り組む中で心がけていることについて、お話ししてみます。
 

通院の楽しみを見つける

不妊治療、特に体外受精の場合は頻繁で不定期な通院が必要になり、仕事の調整などもあって、結構メンタルが疲れてしまいます。
通院中は採血があったり、内診や注射など、痛かったり不快なことも多くあるため、あまり楽しいものではないと思います。
 
ここで私が心がけているのが、通院の時の楽しみを作る、と言うこと。
 
筆者が通っている病院は時間厳守なので、電車の遅れがあっても間に合うように1時間前には病院近くに到着しているのですが、この時は病院の近くのカフェで気分転換にコーヒーやスイーツを楽しむのも自分へのケアになっています。普段はお金がもったいないのでスタバすら行かない筆者ですが、この時ばかりは、ちょっと贅沢な気分を味わって、自分にご褒美。また、私が通っているクリニックは都内なのですが、筆者は県外から通院しているため、都内に行くことは街の様子も違うし、普通に楽しいものです。たまに春物の洋服を見るのもいい気分転換になります。
 

大人だけの時間を味わっておく

不妊治療は先が見えなくて不安にもなるけれど、今この時の大人二人の時間を贅沢に楽しんでおこう!と思うようにしています。
不妊治療がもし実れば、いつになるかはわかりませんが、いずれ私と夫の間にもう一人の人間が誕生します。子供が生まれたら、生活は一変します。おしゃれなカフェなんて行けないし、歩いていける距離しか行けないし、夜のお出かけなんて下手したら数年間行けないかもしれません。
もうこれまでたくさん大人の楽しみは味わってきたけれど、それでもいつだって、楽しいことなんてたくさんあります。不妊治療中は当たり前だった二人の夫婦の生活に今一度感謝しながら、味わってもいいのかな、と思います。
 

仕事を足踏みすることで気づくこともある

筆者は20歳から途切れず正社員でサラリーマンをやってきて、三回の転職も経て、総合職として海外出張などもこなしながらずっと走ってきました。子供を持つ話がなければ、本当は欧州に女性初の駐在員として赴任するオファーもいただいていたほどです。仕事は辛いことも多かったですが、たくさんの人との出会いが好きだし、お金を自分で稼いで生きることの自由が心地よく、働くことは今でも大好きです。
そんな筆者が急に方向転換して、仕事のペースを落とし、妊活に励むことになったため、正直最初は非常に悩みました。今でも、仕事より子供を取ることが私の人生にとって最適解かはわかりません。
 
しかし、仕事を足踏みして少し気づくことも色々と、ありました。
 
特に、自分の体をこれまであまり顧みなかったことは本当に後悔しました。男性と同じように酒を飲み、ゴルフに行って、ストレスをかけて働いてきたこと。
法律的、社会的には男女平等でも、やはり女性の体は男性のように強くはありません。大きなストレスがかかればホルモンバランスは崩れるし、酒の飲み過ぎだってもちろん体に響きます。
今回仕事をペースダウンして、体に向き合い過ごす中で、より今までより自分のことを大切にしよう!と思うことはできるようになったかなあ、と思います。
 

さて、明日は早起きして、排卵誘発剤の注射。
3月に無事採卵できて、胚が育ってくれたらいいんだけどな。



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