見出し画像

初日のおむつ交換から「お祭り」で、しばらくカレーは食べたくないと思ったけど

患者さんたちは自らの力で排便ができない(と聞いている)。

ゆえに、適宜下剤を投与されている。

下剤が効いた朝のおむつ交換は、下痢のオンパレード。

お祭りだ。


おむつ交換初日の朝が、まさにお祭りだった。

おむつからあふれそうだったり、実際あふれてしまっていたり。

先輩から患者さんの特徴について説明を受けながら、2人1組でおむつ交換をしたけれど、いずれこれを1人でやるのかと思うとぞっとした。


それ以上に、「しばらくカレーは食べたくないな。先週、食べておいてよかった」と思った。


でも、そんな思いは2週間ほどでなくなっていた。


「年内に会っておこうよ。ランチでもどう?」

「行こう、行こう。どこにする?」

近所の、介護を仕事にしている友人が選んだのはインドカレーのお店だったが、迷わず「いいね!」と応じる自分がいた。


このときから今まで、いろいろな場面で「人間の適応能力ってすごいな」と思っている。

いいなと思ったら応援しよう!