マガジンのカバー画像

今なら笑える整備士新人時代の話他 ①

65
今なら笑える新人整備士時代にやった失敗やおもしろユーザーの話などを思い出しながら書き綴るエピソード集。 ※本稿は、実体験ですが古い話でもあり記憶違いや若干の脚色はご了承ください。
¥500
運営しているクリエイター

2020年3月の記事一覧

実車で行うバランスの妙

 高校生の時にガソリンスタンドでアルバイトをしていた。  オイル交換をするのに車をジャッ…

carrot_leaf3
4年前
1

私が原因で2回も怒られた先輩

 ラジエターにサブタンクが付いてくる(昭和48年くらいから以前の車にはついてない車が多か…

carrot_leaf3
4年前

工具のサイズは国によって

 ドイツ車(乗用車)のボルト、ナットには国産車ではあまり見かけなかった13mmが多用され…

carrot_leaf3
4年前

交換すべき部品はキャディの上に

 乗用車のタイミングベルトを交換してくれ、との指示があり、タイミング・ベルト他、関係部品…

carrot_leaf3
4年前
2

犬に噛まれていく病院

 最近は運転中のスマホ操作が問題になっているが、助手席または運転席の膝に犬を乗せて運転し…

carrot_leaf3
4年前

ウインド・ロックも新機構

 直線距離で約70km。遠方からの電話は「雨が降ってきたけどパワー・ウインドウが開いたま…

carrot_leaf3
4年前

自分のクルマを壊しに来た人

 どこかの中古車屋さんで車を購入したというユーザーから「助手席のドアの開閉が固いので修理してもらえないか」という依頼があった。   当時はオートロックどころか、電気のスイッチ操作で施錠開錠する車などなく、鍵も金属とはいえ、薄っぺらいおもちゃみたいな感じだった。  初めてのユーザーではあるけれど人の良さそうなおじさんだったから特に断る理由もなく、どんな感じなのかと聞いたところ、私に硬さを証明しようとキーを差し込んで回して見せた。

前向きな実験だから…かな?

 『排気を止めればエンジンは止まる』、そう先輩に教えてもらってこそっと一人でやってみたこ…

carrot_leaf3
4年前

かっこいいは危険と隣り合わせ

 先輩が精密ドライバーをつなぎ服の肩にある『ペン差し』に差して仕事をしていたのを見て『か…

carrot_leaf3
4年前

フルードとオイルの違い

 サバンナRX-3(懐かしい!)(笑)が積んでいた10Aロータリーエンジンに乗っていたユー…

carrot_leaf3
4年前
1

その方、引き回しの刑に処す

 持込検査に行ったときに検査ラインでやった失敗。  ヘッドライトテスターのところで車を止…

carrot_leaf3
4年前
1

臭いは匂いで消えない『あるある』

 臭いは芳香剤では消えない!  ユーザーから「生臭い臭いがするので見てほしい」とか「臭い…

carrot_leaf3
4年前
1

OB(アウトオブバウンズ)!

 私が整備士になったころは、水洗トイレはまだ珍しく、洋式トイレもほとんど普及していなかっ…

carrot_leaf3
4年前

先輩、100%気のせいです 

 新人整備士でも仕事に慣れてくるとセールスマンとも親しくなる。  親しくなるとセールスマンは個人的な車(ほとんど自分の車で会社に言えないような車もある)の修理等を頼んでくるようになる。  基本的に終業後の時間外にやっつけるが、当然、上司から許可を得、先輩にも気を使って工場を使う旨を報告しておく。  だいたい終わると安い工賃としてコーヒーをおごってくれたりする。  誰も彼もというわけではなく、終わったらさっさと帰るセールスマンもいる。(誰の車の修理だ?とは言わない)  飯