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そうだ!京都へ行こう《旅のガラス》第5回 旅編

 今回は思い立って京都に行った。創作にまつわるところや美術館を巡ってきた。その様子をレポートしたい。

 旅のガラスについてはこちら。

そうだ、京都へ行こう!

 今回、京都へ行こうと思った経緯を話そう。もともと行こうと思っていた場所があった。そこへ行く前日に色々考えすぎて寝られず、ぐるぐると考えていた。その時に降りて来た気持ちがあって、それは「俺の心が救われていない」ということだった。
 なら救おうではないか。そうだ!京都へ行こう。美術館を巡ったり、色々刺激を受けられそうな場所へ行って世界を広げよう。旅のガラスとして成立するのかわからないがやってみようではないか。
 さあ《旅のガラス》第5回、はっじまっるよ〜!

よし、京都へ行こう!

 前日にインターネットで下調べしていくつかの場所をピックアップして電車も調べて準備万端。当日、朝8時ごろ起きてさあ行きましょうか。

今日もあっつくなりそうやで〜。

 2時間程度電車に揺られてたどり着いたのは京都駅を越えて北上した場所、北山駅である。

地下鉄北山駅を出たところ。

 ここから少し行ったところに美術館があるらしい。行ってみよう!

さすが京都だ。道路がまっすぐ。

 知っての通り、京都は碁盤の目のように道路が通っている。だから大きめの道路はだいたいまっすぐなのだ。

古田織部美術館の看板。

 おやおや、看板が見えてきたぞ。古田織部美術館と書いてある。そう、最初行きたかった場所はここだ。
 指示通りに道を曲がって、

古田織部美術館。

 到着!

古田織部美術館

 この看板の右側が古田織部美術館のはずだ。

古田織部美術館の入り口。
今の展示内容。

 黒いドアに手をかけて引いてみる。開いた。右手に受付があり、そこで入場券を買ってパンフレットをもらい左手にある螺旋階段を降りた。
 地下1階が展示室になっていて古田織部が作ったものや好んだものが展示されていた。奥に映像コーナーがあって見ている方がひとりいた。思い切って筆者も入ってみた。織部がやったことを紹介している映像で茶碗をあえて割ってそれをくっつけたり、焼くときに破裂した水差しを面白がって作品にしたらしい。

 古田織部の斬新な発想が面白かった。枠にとらわれないものを作っていきたいと思った。

 美術館を出て駅まで歩いた。ラーメンの店があったので入ろうかと少し考えた。京都植物園が近くにあって落ち着いた場所だった。パン屋さんやケーキ屋さんがおしゃれだった。お腹が空いていたがもう少し後でもいいかなと入らずに次の場所に向かった。

今出川駅を出たところ。

 北山駅から地下鉄で南に5分、今出川駅に着いた。
 ここから15分ほど歩いたところにも美術館があるのだ。

この道もまっすぐだ。

 15分って結構遠いな、と思いつつスマホで地図を見て歩く。

北村美術館の案内板。

 見つけた。ここを曲がれば北村美術館だ。
 歩いていく。

北村美術館の入り口。

 皆さん、お気づきでしょうか。そうです。

休館中の表示。

 休館中です!(行ったのは9月6日)

 というわけで次の場所へ向かおう。
 ちょっと遠いかと思ったが歩いていくことにした。

ここもまっすぐな道。わかりやすくて良い。

 しばらく歩くと川が見えてきたぞ。

癒しの水辺。鴨川。

 近くに看板があって「かもがわ」と書いてあったのでこれがかの有名な鴨川なのだろう。

美しい。

 水辺は癒される。

鳥。

 気力が回復した。目的地まではまだまだ距離がある。歩いていこう。
 鴨川へ流れ込む川があったのでその川沿いの道を行く。すると、何かの施設が見えてきた。

発電の研究所なるものらしい。

 どうやら発電の研究所らしい。見た感じ水力発電だろうか。

この下に発電するための機械がある?
美しい風景。

 上流は水を溜めるためか池になっていた。風景が水面に反射してきれいだった。
 さらに上流に行くとカモもいたぞ。

泳いでいるカモ。
研究所の上流の橋の上から。

 静かな場所で心地よいところだった。
 目的地までもう少し歩くようだ。別の橋を渡って赤い建物が見える場所に来たぞ。

別の橋の上から。
名所のようだから写真を撮ったが何なのかわからない。

 なんという施設なのだろう。仏教か神社に関係しそうな雰囲気はある。絵になるので記事のトップ写真にしたが、建物には入っていないぞ。
 少し歩くとお目当ての場所に辿り着いた。閉館していた北山美術館から45分ほど歩いた。さすがにおなかが空いていたので先に腹ごしらえをすることにした。あたりを散策するとうどん・そばのお店があった。

腹ごしらえ編、うどん・そばのおふくさん

「うどん・そば おふく」

 表にメニューなどはなかったがここにしようと思った。なんとなく良さそうだった。
 中に入ってお冷とおしぼりをいただく。お品書きを見ると茶そばなるものがあった。筆者は寡聞にして茶そばなるものを食べたことがなかったし、どんなものなのかも知らなかった。そばのつゆにお茶が混ざっているのだと予想していた。

 程なくして茶そばが運ばれてきた。

これが茶そばだ。

 やはり、つゆがお茶っぽいのだろうか。食べようと箸でそばを引きあげると、

そばが抹茶色だ。

 抹茶色ではないか! これには筆者も驚いた。麺が「茶」なのだった。
 もぐもぐ、美味しい。しかも、お財布に優しかった。ありがたい。外は暑く汗がすごかったので水分と塩分を取れるこの茶そばはうれしかった。お冷が減ると追加で入れてもらえたぞ。ご馳走様でした!

 さて腹ごしらえもすんだし、目的地に戻りますか。

京都市京セラ美術館

 今日、2つ目の場所は京セラ美術館だ。

京セラ美術館、正面から。

 ここでやっている特別展に行きたかったのだ。

特別展のポスター。

 入場料はちょっと高かったが見たかったのだ。受付でチケットを買ってさあ入ろう。

特別展の案内。

 中はほぼ撮影可だったが個人使用に限るとのことだったので文章で書いていく。
 大きい作品から小さい作品まで奥村厚一さんが描いたものが展示されていた。日本画を描いていた人で光の表現がきれいだった。夜の光景を描いているのに明るい空の作品があったり、雪の表現が独特な作品があったりして筆者が思っている常識みたいなものが覆された。筆者ももっと自由に表現していいのでは、と思った。
 感じることが多い展示だった。作家さんがどう思って作品を作ったかが伝わってくるようだった。

 別ホールで書画展もやっていたのでそこをふらふら歩いた。それからギャラリーショップを見て京セラ美術館から出た。

 次の目的地に向かって歩いていると大きい鳥がいた。

君たちはどう生きるか。の鳥に似ている。

 近づいても逃げないのでたくさん撮らせてもらった。
 次の場所まで歩こうか。スマホの案内では30分ほど歩くとのことだ。

京都の街並み。

 しばらく歩くと街並みが京都らしくなってきた。それもそのはず清水寺の方向に歩いている。

何かの門。

 すでに1時間以上歩いていて足が痛かった。だが次の場所に行きたい気持ちが足を進ませる。観光客と思しき外国の方も増えてきた。そして次の場所に到着した。

陶磁器の器やアクセサリーを扱っている京都陶磁器会館さん。

 あれ? ここきたことあるぞ。
 インターネットのサイトで京都の美術館や博物館を調べたからか昔来たことがあるところ選んでいたようだ。周りの道もみたことがあった。
 京都自体は何回かきているのでそんなこともあるだろう。ちらっと入らせてもらってそれから次の目的地に向かった。次の目的地は四条烏丸にある。ここから徒歩約40分。ちょっと遠い。けどなんとか行こう。

 時刻は15時20分ごろ、暑さも少し和らいできた。ここらへんは歩くことに疲れてあまり写真を撮っていない。

唯一撮っていた街中の写真。

 しばらく行くと日が傾いてきてビルの影を歩くことができた。
 なかなか着かないなと思って地図を見ると目的地を通り過ぎていた。道を戻る。
そして、辿り着いたは今日の最後の施設。

京都芸術センター

京都芸術センターの玄関。

 京都芸術センター。
 ここは芸術家の卵に支援したり情報を提供してくれる場所らしい。少し覗いてみると図書室があって調べ物をしたくなったので近くにあったコンビニで少し食べてから京都芸術センターに戻った。
 入ったのは16時40分ごろだ。筆者は図書室にこもってガラスの本を読んでいた。日本のガラスの本と現代のガラスの本を読んだ。たくさん写真が載っている辞典のようなもので見応えがあった。
 ここで面白いガラス製品を見つけた。昔作られていた装身具のひとつで今は需要が少なくなっていると考えられるものだ。今月、作れたら少しだけ販売しようかと思う。

 図書室を出ると17時30分ごろ、そろそろ帰ろうか。京都駅まで徒歩で行ければ電車代が節約できる。ここから徒歩で20分ちょっと歩いて行こう。
 今日は旅のガラス、第2回の赤目四十八滝編に相当するくらい歩いている。足が痛かった。

帰り道の夕焼け。
帰り道の京都タワー。

 家に着いたのは20時ごろだった。帰ってきて記事を書いた。ヘトヘトだったがなぜか書こうと思った。

 旅の前に抱いていた不安感は薄れていた。スケジュールが押している。作品の制作を進めよう。

《旅のガラス》第5回 創作編に続く

 そうだ!京都へ行こう。《旅のガラス》第5回 旅編、いかがだったろうか。
 いつもと少し違った感じの旅編になった。筆者の心は救われたのだろうか。
 《旅のガラス》創作編に続く!

 読んでくださりありがとうございました。
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