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手段の目的化

皆さんはいつの間にか手段が目的化していてハッとしたりしませんか?
今回は自戒の念を込めてnoteをしたためたいと思います。
私はテクノロジーを活用してオフィスワーカーの仕事を効率化したいと思って2020年4月から新しいキャリアをスタートしました。発注側から受注側に変わったのです。
そして早速壁にぶち当たりました。時はまさに第1回目の非常事態宣言がなされた環境で、日本の経済が止まり企業はIT投資を控えていました。単純な話、仕事がなくなったのです。
実際には急な在宅勤務環境に適応できない会社や人は、これまで以上にテクノロジーによるサポートを必要としていましたが、経営層は会社存続のための対応に追われそれどころではなかったのだと思います。
そんな環境変化もあり、私ももれなく手段の目的化のワナにはまりました。

見事なまでの混乱

ストレートな言葉遣いで表現すると、当初はクライアントの業務改善のサポートをするためにテクノロジーを売りこんでました。
しかし、気づいたらテクノロジーを売るために、あの手この手を考えるようになっていたのです。
売上が伸びなければ会社の成長速度は鈍るし、何より私の評価も上がりません。まぁ、それなりに野心もあっての転職だったので、かなり焦っていたのです。

1年経って

ではそれから1年経った2021年4月現在どうなっているか。
経済の落ち込みは底を打ったと判断したいくつかの企業はIT投資を戻し始めたとも聞いています。つまり昨年見送ったIT投資が再開=プロジェクトが発足されることになります。
この大きな揺り戻しが発生すると何が起こるか。少なからず混乱が起こります。更なる緊急事態宣言がなされること想定されます。そうなると環境変化に対応できずに思考が停止し、結果的に手段が目的化してしまう人も出てくるんじゃないかと懸念しています。

このnoteを読んだ方は本来の目的を見失わずに仕事に取り組んでもらえればと思います。

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