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何を学べばいいか迷ったら使いたい診断ツール

ラーニングマップ作りのため学問領域のマッピングを調べていたところ面白いものを見つけたので今日はその記事を。

高校生向け、そして研究内容を選択する学生向けにどの学問に興味が向いているかを診断してくれるツールです。学生の進路選択に使うために作られていますが、大人の学び直しにも使えそうです。活用法は最後にまとめています。

①京都大学 ナビスコラ

20の質問に答えると、自分にぴったりの学問を診断してくれるものです。京都大学 学際融合教育研究推進センターが研究者から収集したデータをもとに診断されます。向いている学問を解説してくれるとともに、その学問と相関関係のある学問をビジュアルで分かりやすく見せてくれるものです。

実際にやってみたところ、向いているタイプは人文学という診断結果。いま私が1番興味を持っていること、実は哲学ですのでめちゃくちゃ当たっているじゃないか〜。すごーーい。

筆者のナビスコラ診断画面


筆者の学問相関図診断結果。
人文学とその周辺分野の繋がりがビジュアルで理解できる。

②大阪大学 学問コンシェルジュ

興味関心を持っているキーワードと得意科目を選ぶと自分に向いている学問・研究室をマッチングしてくれるものです。こちらでもマッチングした学問とそれに関係する学問がビジュアルでわかりやすく表現されています。

こちらも実際にやってみたところ、向いているタイプは薬学・医学・人文学・システム工学。こちらにも人文学が出てきましたね。興味深いのは、いわゆる文系理系の分野が混合してマッチングすること。文理で学問を分けることの無意味さがよくわかります。

筆者の学問コンシェルジュ診断結果


学問コンシェルジュ相関図

診断結果をどう活用するか

あなたに向いているのは〇〇学です。と診断が出て、じゃあどう活かすか。もちろん学生さんの場合は今後の進路選択に大いに役立てます。では私たち大人の活用法は?仮に〇〇学への前知識がない場合、私だったらこんな風に使います。

1.相関図内の小さいテーマや研究室のテーマから気になるものをピックアップする
2.テーマををAmazonで検索。
3.簡単そうな本を読む1冊買う。読む。
4.読んだ本の参考文献に書いてある本を買う。読む。5.4を繰り返して5〜10冊の本を読む。
6.実践の機会を探して、小さなことをやってみる。

この1から6までを1サイクルにして、どんどん回していくイメージです。回していく際は、テーマを深めるもよし、隣接するテーマに移っていくもよし。このサイクルを回していくと知識がネットワーク状に広がっていきます。特に大切なのは3と6かなぁ。初めから難しいものを読むと挫折しやすいので、初めはごくごく簡単な書籍から始めるのがいいと思います。そして読書でインプットしたらかならずその知識を活用する場を設けること。かならずアウトプットする。

私自身、現在哲学で既に5までをやりつつあるので、のこり数冊の本を読みながら実践の機会を作っていきます。


今回初めて学問診断をしてみて、正直自分が学生の頃にこんなツールあったらもう少し進路選択の幅が広がったかもしれないと思いました。せっかく関心を持てる学問に出会えたので、楽しんで吸収するしかないですよね。この診断が誰かの学びの助けになればいいなと思っています。
*ラーニングマップ作成の観点では大いに学ばせてもらいました。

はらっぱ探究室

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