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「数の単位」に使われる驚きの言葉「不可思議」

1月23日は、数字の123が並ぶことにちなんで「算額文化を広める日」です。

算額というのは、神社仏閣に奉納された数学の問題や解き方が書かれた絵馬のことです。
問題が解けた喜びを神仏に感謝して、学業成就を祈願する風習として親しまれてきました。

この算額の風習は、江戸時代にブームとなり、そのきっかけが「塵劫記(じんこうき)」という数学の基礎を教える入門書でした。
この「塵劫記」は、日本で初めて数の単位を確立したものでした。

数の単位は、「一十百千万億・・・」と続きますが、基本的には中国から来たものと言われています。

どこまで数の単位を知っていますか・
「一十百千万億兆京垓・・・」くらいまで言える方もいらっしゃると思いますが、そこから先の数の単位は、初めて聞くようなものばかりかもしれません。


ちなみに数の単位を並べると…。

一(いち)
十(じゅう)
百(ひゃく)
千(せん)
万(まん)
億(おく)
兆(ちょう)
京(けい)
垓(がい)
𥝱(じょ)
秭(し)
穣(じょう)
溝(こう)
澗(かん)
正(せい)
載(さい)
極(ごく)
恒河沙(ごうがしゃ)
阿僧祇(あそうぎ)
那由他(なゆた)
不可思議(ふかしぎ)
無量大数(むりょうたいすう)
と続きます。


中でも、馴染みのある言葉「不可思議」。
これは、元々は仏教用語で、人間の考えが及ばないような仏の計り知れないような力や知恵を意味する言葉で、「不可思議」は、10の64乗、あるいは10の80乗を指す数の単位でもあります。


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