俳句のルール五七五に縛られない「自由律俳句」
8月19日は「俳句の日」です。
俳句といえば、五七五の17文字ですが、そういったルールに縛られない「自由律俳句」をご存じですか?
五七五の17文字だけでなく、季語がは用いられないといけないという制限もなく、ありのままに感じたままを表現するものです。
一見、俳句には見えないものです。
例えば、種田山頭火の
「まっすぐな道でさみしい」
「分け入つても分け入つても青い山」
「うしろすがたのしぐれてゆくか」
これも「自由律俳句」です。
また種田山頭火と並び、自由律で活躍したのが尾崎放哉です。
尾崎放哉の有名な句といえば・・・・・!?
「咳をしても一人」
「一人の道が暮れて来た」
「こんなよい月を一人で見て寝る」
「海風に筒抜けられて居るいつも一人」
晩年、孤独の極貧生活を強いられた彼の思いが句にしたためられています。
五七五ではないので俳句に見えないのですが、こうした句を「自由律俳句」と言います。