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【西心録】

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スポーツだけではなく音楽や気になること・人をピックアップし、独自の視点からお伝えするコラムです。
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【西心録】僕が広島に恩返ししたい理由

<5分で読めます> ▲小学校の時見た漫画に心を揺さぶられた。はだしのゲンだ。1945年8月6日午前8時15分。人類史上原子爆弾が初めて投下された街・広島で戦前から暮らしていたある家族の物語である。戦前戦中戦後、という激動の時代を、かなりきついタッチで描いた漫画は僕の人生を間違いなく動かした。そして広島という街と出会わせてくれた。 ▲今年は被爆から75年。75年草木も生えぬと言われた広島の街は、今いくつもの川に囲まれ、緑が生い茂り、フラワーフェスティバル、近年のカープ人気など

【西心録】誠実とは?

▲「プロとしていかにあるべきか。生活の中から問い続けろ」誠実とは何かを問いかけた、Jリーグ元年に鹿島アントラーズに所属していたジーコの言葉だ。ジーコスピリットとして有名なTRABALHO(献身)LEALDADE(誠実)RESPEITO(尊重)、の3つの言葉はいずれもジーコの考えをまとめたもので、チーム発足から30年近くたった今も鹿島アントラーズ並びに多くのサポーターにも支持されている。 ▲僭越ながら私が普段書いているノートにも、この3つの言葉を書かせてもらっている。ジーコの

【西心録】アマチュアアスリートが思い返すべき"1950年の広島"

▲誰が想像できただろうか。年始から世界中の話題はコロナウイルスによる影響で持ちきりだ。マスク・アルコールは売り切れ、一部では転売が横行し、科学的根拠に基づかない情報が消費者を惑わせる。自粛疲れというワードも見られるが、目に見えないウイルスとの戦いは慢心や隙を見せた瞬間に一気に勝機を失ってしまう。私のようなアマチュアアスリートもこのコロナウイルスによって大きくスケジュールを狂わされ、非常に苦しい局面に立たされている。 ▲今年は広島東洋カープの球団創設70周年目。原爆が落とされ

【西心録】心の五線譜

▲昨今CDの売上が落ちていると聞く。インターネットのストリーミングサービスや曲をCDよりも遥かに安い値段で簡単にネットで買えるというのが一因らしい。たしかに便利になったがCDを買ってラジカセやパソコンで音楽を流して楽しだことのある人間からすると、1つの画面で全てが完結してしまうのには、少し寂しさもある。 ▲関取花さんというシンガーソングライターをご存知だろうか?一時期"ひがみソングの女王"などと呼ばれテレビ番組にも呼ばれたこともある彼女の書く歌詞は人の心をモチーフにしたもの

【西心録】独学の落とし穴

▲僕はかれこれ数年にわたり野球選手としてのパフォーマンス向上につなげる為トレーニングをしている。ダルビッシュさんが、野球選手がウエイトトレーニングをやる重要性を伝えてくれたことが始めたきっかけだ。しかし周りには経験者おろか立派なジムもなく、公営のジムから独学でスタートした。 ▲独学で続けていくことでいいこともあれば悪いこともある。ネットで見た情報がいかにも正しそうなフェイクニュースだったり、インスタグラムやツイッターで見た情報がスポーツ界に精通している人の発信であっても間違