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どうする?発達凸凹児の中学受験
「お母さん,ワイくん,だいぶできることも増えました」
我が家の中間子(中子)ワイ(小4男子)の塾の面談に行ってきた。
塾のタイムスケジュールは学校の3か月先を行っているから,この間,夏休みが終わって2学期が始まったと思っていたのにもう冬期講習の申込みなのだ。
わたしは,大学生,大学院生,そして,大学院修了後の「高学歴低収入のワーキングプア」な食えない時代が長く続いて,教育業界では不登校対策支援,スクールカウンセラーとして働きながら,塾業界の塾講師,チューター,フェローといろんな役回りに片足を突っ込んできた。
おかげで,ライバルは尾木ママのいっぱしの教育心理学者がここに誕生した(嘘です)。
さてさて,2月には小6長子の中学受験が終わって無事に春から中学生に進学できたのだけど,長子の受験対策と並行して,小3の中子の受験対策も始まった。
大抵の場合は小学校4年生(塾暦では学校の3か月先だから小3の2月が新学期)から受験対策はスタートする。
年々,中学受験業界は過熱さを増して,昨今は小学1年生から人気のある中学受験塾に通う子もいるけれど,早くて小3(小2の2月)スタートがちょうどいいと思う。
長子の子ども園の同級生は,小1から塾に通い,全国から受験者が殺到する超難関校に合格して通っているから,小1から塾に行くコストをかけるのもありかと思うけれど,子どもの適正による。
この間も,ある主婦のグループで,「知能は生まれつきで,遺伝で9割が決まる」と,昨今の知見を話してしまい,生まれたばかりの子どもさんを連れたママもいたのにサッと空気を凍り付かせてしまった。
ごめんよ。でも,心理学者は嘘をつけない。
氏より育ちか,それが問題だ
わたしが大学生の頃は,遺伝か環境か「氏(遺伝)より育ち(環境)問題」は,「輻輳(ふくそう)説」といって,木の年輪のように多層的にバランスが配分されているとされていた。
その後,遺伝子が7割,環境が3割になって,環境が3割でもかなりいい線をいっているんじゃない?なんて,言われていたけれど,今じゃ,環境,つまり育て方が1割だなんて泣ける。
でも,事実だ。
つまり,誰がどのように育てようと,親の育て方の影響なんて,遺伝子に劣るのだ。
ああ,これぞ,現代心理学の祖,ワトソン博士の行動主義なんてなんの役にも立たないじゃないか!
ワトソン博士いわく,「健康な1ダースの乳児と,育てる事のできる適切な環境さえ整えば,才能,好み,適正,先祖,民族など遺伝的といわれるものとは関係なしに,医者,芸術家から,泥棒,乞食まで様々な人間に育て上げることができる」と言い放ったことで有名だ。
ワトソンは「子どもが泣いて親を求めても抱き癖がつくから抱っこしない」など極端な行動主義を推し進めて,「愛着(愛情の絆)形成」を軽んじた。
その後,このワトソン論を取り入れてしまったアメリカの育児業界がえらいことになり,極端な実験心理学を推し進めたワトソン派は廃れていく。
実は心理学って,こういう闇がたくさんある。
ということで,発達凸凹(※)な中子の中学受験対策もいよいよ本格的に取り組まねばならなくなった秋である。
※発達凸凹(診断は医師しかできないので,われわれ臨床心理士たちは確定診断がついていない発達障害っぽさをこう表現することが多い)
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