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【YouTube】心理士は見た!知能発達検査あるある事件簿

「先生!占い師ですか?こんなの初めてです」

WISCという知能検査(心理アセスメント)の結果を保護者にフィードバックした時,こう驚かれたことがある。

正確に言うとこれが初めてではなく,何度か「占い師できるよ」とアドバイスされたことがある。

いや,占い師と違うし。

知能検査は,文字通りIQ(知能指数)を測るテストだけど,確かに数値も大事だけれど,マルっと言えば脳の処理の仕方を測るテスト。

知能テストでは,年齢集団(母集団)に比べて自分はどの位置の知的能力にあるかがわかる。

というのも,いろんなお立場の方のYouTubeを見ているとみなさん,知能検査や知能検査の「数値」にばかり気を取られていて,確かに大事なんだけども心理士から見ると大事なことはそこじゃないのになぁと,思ってしまうのだ。

実は,もう1つ,大事なことがあるのだ。

それは,自分の中での能力のバランスだ。

つまり,①自分と外との比較と②自分の内側との比較だ。

確かに①の外との比較で,自分が知能という山のどのあたりに位置しているか(分布)は非常に気になるし,この指数をもとに障害の判定もされる。

だけど,自分の知的能力のバランスを知っておくことも大事で,その得点パターンは生涯を通してあまり変わらないと言われる。

だからこそ,得意を伸ばして苦手を減らすために「知能テスト」は使って欲しいなぁと心理士として思う。

人と比べるんじゃなくて,自分と比べる。それがわかっていると,テストの結果に一喜一憂しないんじゃないかしら。

てことで,そこらへんをお話した動画はこちらです。少しでも不安が安心になればと願います。

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「知能検査」YouTube第2弾作りました!

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