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休職→復職→休職のAさんが復職することに!

私の部下にAさんという子がいる。

以前の職場で元上司とうまくいかず休職していた。Aさんは今年の春に私のチームで復職したのだが、不眠症がひどく再度休職することに。

そのAさんがもうすぐ復職する!

復職に向けて産業医との面談後にAさんと二人でカフェに行った。

Aさんの話を聞きつつこれからの仕事のことや、人生全体について「こんな風に考えるとラクになるかもねー」という話を1時間程度した。

Aさんに「今日話したこと記事にしていい?」と聞いたら「むしろ記事にしてもらえると読み返せるのでありがたいです!」と私を気遣った返事をくれたので記事にしたい。


私ができること

厳しい言い方かもしれないが、私はAさんの精神状態が手に取るようにわかる、なんて感受性の豊かな人間ではない。

なのでAさんは自分の心と相談しながら、なにかおかしいかな?と思ったらその都度言ってきてほしい。

私にできることはAさんからの相談に対してAさんにとっての利益を一緒に考えることぐらいかもしれない。私にとっての利益なんて2か月後に会社を辞めるいわば無敵の人なので特にない。

また、私はチームの環境作りが得意だ。環境作りとはチームメンバー同士がお互いに信頼し合っている状態のことだ。

私とチームメンバー、チームメンバー同士の関係がそれぞれ信頼しあえるものになっている。

それは私とAさんもそうだし、Aさんと他のメンバーも同じだと思う。Aさんと誰かを比べて…という相対的なものではなく、Aさんと私の関係、他のメンバーと私の関係はそれぞれ唯一無二の絶対的なものだ。

そんな環境を私たちのチームは作っているので、それをどう活用するかはAさんの問題だ。もちろん相談には乗るから一緒にベストな状態を考えよう!

ここからはAさんが今後サラリーマンを続けるにあたっての心構え編だ。

気力があれば読んだらいいし、なければ気が向いた時にでも読んでくれたらいい。

気を付けてほしいのは私の考えが絶対ではないし、いろいろある極端な考え方の一つぐらいの認識でちょうどいい。Aさんの参考になる点だけ選んでくれたらいいよ。

会社との距離感

Aさんに限った話ではないが、周りを見ていると会社と自分が一体化している人が多い。

別にそれが悪いということではないし、それで精神状態が保てる人はそのままで問題はない。でも世の中には会社との距離感が近すぎてケガをする人も一定数いる。

Aさんのために会社があるのではないし、会社のためにAさんがいるわけではない。

Aさんと会社の関係は長い人生のある期間だけ、お互いに利益を享受しあう関係だ。利益とはAさんは労働力を提供し、会社はそれに対してお金を支払う、ただそれだけのことだ。

ただそれだけの関係なのにそれ以上のことをお互いに望むとケガをしたりする。

よくよく考えれば当たり前のこの事実。それでも会社と自分を分けて考えられない人が多いのはなぜか?

会社を休職した昔の私もそうだったのだが、私には1つの答えがある。


生活を維持するために必要なお金のすべてを会社に依存していたから

私の場合はこれだった。今の生活を維持するためのお金のすべてを会社に依存していると、精神的にも会社への依存度が大幅に上がる。

その状態は上司からの評価におびえることになるし、仕事のミスで必要以上に落ち込むし、職場の人間関係が精神に与える影響が大幅に上がる。

でも、よく考えてほしいのだ。

上司がクソなら、仕事がクソなら、同僚がクソなら、辞めてしまえばいい。

これって考えてみると当たり前なことだ。あなたを理不尽に傷つける環境からあなたには離れる自由がある。

でも、辞められないでしょ?

辞められない理由は単純だ。難しく考える必要はない。お金だ。

仮にあなたに5億円あったとしよう。あなたはパワハラ上司がいる会社に無理して出社するだろうか?

たぶんパワハラをされた瞬間、札束で殴りつけるだろう。

お金だ、と言われて違和感もあっただろう。「キャリアとか職場の人との関係性とか世間体とかあるじゃん」と思ったかもしれない。

その要素も確かにあるかもしれない。ただ要素を複雑にしすぎると問題自体が複雑になる。問題はシンプルな方が行動に落とし込むことが簡単になる。

もう一度言おう。会社がクソなのにあなたが辞められない理由。それはお金の問題だ。

何を当たり前のことを…と思ったかもしれない。その視点は大切だ。なぜならこの当たり前の事実をほとんどの人は考えていないからだ。いや、考えてはいるかもしれないので目をそらしていると言った方が適切かもしれない。


お金から目をそらしている人たちは想像以上に多い

面白い記事を見つけた。貯蓄ゼロ世帯がどれだけあるか?という記事だ。


引用元:https://okane-kenko.jp/media/saving-0/

単身世帯は3人に1人以上が貯蓄ゼロだ。とんでもない事実だ。

年代別の貯蓄ゼロ世帯はこうなる。

引用元:https://okane-kenko.jp/media/saving-0/

この人たちは死ぬまで働き続けなくてはならない。どれだけ上司が嫌でも、会社がブラックでも耐えなければならない。

その人たちにも事情はあると思うので私にその人たちを批判する気持ちは全くない。なぜなら人生は運の要素がとんでもなく大きいからだ。

ただ、Aさんは若いからどんな未来も自分で選べるよ、ということが言いたいのだ。

時間は残酷だよ。毎日の本当に小さな積み重ねが10年20年後にとんでもない変化になるのだから。会社に同じタイミングで入社した同期の話を聞くとこの事実を痛感する。

同じ年次で入社してほとんど同じ給料をもらって、10年経った今それぞれがどうなっているか?

お金の面もそうだし、社内での評価、家族構成などそれぞれ全く違う状態になっている。当たり前のことながらこれは日々の小さな積み重ねがとんでもない変化になっている。

※以前書いた記事を読んでほしい。この当たり前の事実に気付くのに私は時間を要した。


話を戻そう。参考までに年代別の貯蓄額だ。

引用元:https://okane-kenko.jp/media/saving-0/

この事実を見てどう思うだろうか?私は投資を始めた10年ほど前に同じようなデータを見た。

感想はこうだった。

「あ…。人生の攻略法見えた。」

何も難しくない単純な事実だった。

世の中の人が目をそらしているお金に目を向けるだけ。

目を向けるとは意識すると言い換えることもできる。意識すると勝手に情報が集まってくるのが人間の特性だ。

よく言われるのが会社に行くまでの道で赤い看板がいくつあるか?と意識すると今まで見えていなかった赤い看板が次々と目に入ってくる。そんな単純な話だ。

お金のことはここまでにして、仕事観について最近面白い記事を見つけたので余力があれば読んでほしい。

賛否あると思うが私は好きな記事だ。私と同じようなモノの見方ををする人がいるのだなーと心のどこかで安心した。


さいごに

Aさんと働ける期間は残り2か月だ。

今回は私の好きなお金のことを書いたが、仕事に対するマインド面なども一緒に考えよう。

Aさんが今後仕事を続ける中で、もう無理!となることもあると思う。その時は素直に自分の心に従ってほしい。

ちょっと私の未来のことを書きたい。

私は過去のAさんのように、優秀なのに会社でしんどい思いをしていて、一時的につまずいた人たちに何かサポートができないかと考えている。

それはメンタルがどうのではなく実利的なことだ。メンタルについては専門家がいるからね。

ちなみに私は「これができるからあなたは優秀!」なんて条件付きの考え方を持っていない。話してみるとみんないいところがあるのだ。

会社が全て!と思ってつまずいた人たちに会社以外の収入を得る手段を提供したい。

魚を与えるのではなく魚の釣り方を教えられるようになりたい。

そのためにこれからの10年、私は自分で稼ぐ手段を試しまくる。最初は失敗の連続で教えられる状態ではないので何年か経ってAさんが「困ったなー」と思ったら私に連絡してほしい。

もしも失敗していたらごめんね(笑)

その時は無職の私を慰める会を開いてほしい。もちろんAさんのおごりで!

おしまい!

今日の猫さん!


みかんと🍊



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