ユルユルヘラヘラすぎて副校長から怒られた話
▼こんにちわ。以前、社会人学生さんは現役学生さんのテンションに過度に引きずられないようにご注意くださいませ、というお話をさせていただきました。その私こそが、ユルユルテンションが原因で叱られたというはずかしいお話を・・・ しばしお付き合いくださいませ🍀🍀🍀
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▼大学生の頃、受講科目の選択、単位数の計算、講義に出席するかサボるか、その他何から何までは完全に自己責任でした(いまは違います❗)。大学からしてみれば、「ウチの大学の学生という身分を、どうぞ好きにお使いなさい。その代わり、責任は自分で取ってくださいよ」というわけです。
▼小中高と、親による制限・禁止が常にまとわりつくような不自由が続きまして、それに受験勉強という苦痛まで経験したものですから、大学という奔放(ほんぽう)な空間に触れたとたん、まるで恐怖政治から解放された市民のように、すっかりユルユル、ヘラヘラの人間になってしまいましたww 自由すぎるというのは、はなはだ危険なものです・・・
▼そんな、ユルユル、ヘラヘラで自堕落な学生生活を長期間続けた結果、自分が教える側になったとき、ちょっと問題になりました。
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▼アルバイトで看護学校の教員をやり始めた頃、25年以上も前の話です。
▼第1講目で、「人間、集中力はせいぜい40分程度なのだから、45分くらいで一度小休憩をとりましょう。そして、授業中に寝たり、内職をするのは、ほかの人に迷惑をかけない限りはOKです。もう高校生じゃないんだから、その辺は自己責任ということにしましょう」と言ってしまったんです・・・
▼これは、私のオリジナルではなくて、大学時代に、ある先生が講義の最初で言っておられたことの受け売りでした。
▼このユルユル、ヘラヘラ方針による授業で、たしかに内職をする学生さんはおられましたが、まあ他人に迷惑はかけないわけだし・・・ と思っていたところ、真面目な学生さんがご注進に及んだらしく、副校長から「学生を甘えさせないでもらいたい💢💢」と、こっぴどく叱られました😖😖
▼非常勤講師というのは、老若問わず、また能力の有無を問わず、その学校からは三顧(さんこ)の礼で迎えられるのが普通でして、学校から叱られるなど論外でした。学生さんの目からは、私の姿は頼りなく見えていたのでしょう📌
▼看護教育には、看護という職業風土を反映した学校文化があります。たしかに、どこの看護学校で教えさせていただいても、学生さんの授業態度はすこぶる秩序的でした。学生さんを注意したことは、一度もなかったんじゃないでしょうか👏👏👏
▼で、問題は看護教育が厳しいということではなくて、ユルユル、ヘラヘラな態度です🌀☔
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▼わがユルユル、ヘラヘラの態度は、学生生活がユルユルだったからという理由のほかに、自己覚知の演習で同級生から「近寄りがたい雰囲気がある」と指摘されたことがありまして、もともと持っていた、少し神経質な部分を隠そうとしてユルユル、ヘラヘラした態度を取るようになったのでした😓
▼ユルユル、ヘラヘラの態度は、福祉教育の現場では効能と副作用の両面がありました。後年、学生さんによる教員評価が導入されたときに、「話しやすい」「接しやすい」という効能があったいっぽうで、「信用できない」という副作用があることが明らかになったのです😭 学生さんによる教員評価の是非や賛否は、このさい置いときましょう😑
▼要するに、真面目なこと言ってる割にはユルユル、ヘラヘラしてんじゃねぇか❗ ということです。以後、ユルユル、ヘラヘラの態度を封印したことは言うまでもありません・・・
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▼学生さん全員から恐れられていた鬼軍曹みたいな看護教員が、卒業式で学生さんの門出に泣き、あれほど恐れていた学生さんたちがもらい泣きをするという、ドラマのような光景を目撃したことがあります。
▼似たようなことは、福祉教育の現場でもしばしば経験しました。誠実さや熱心さ、またはその逆は、学生さんにはしっかり伝わっているのだと思います。
▼わがユルユル、ヘラヘラの態度は、結局は嘘をついているということですので、これも伝わっていたのでしょう。周りは気づいているのに本人だけが気づいていない、これはすごく恥ずかしいことです🥵🥵
▼教員稼業は信憑性や説得力が大事ですよ、そのためにはヘラヘラして媚びてちゃだめですよと、看護学校の副校長は言いたかったのだと思います。
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▼いま思い返せば、叱ってくれる人がいてよかったです。また、叱ってくれるうちが華ですね~🌺🌺 私は善人ではありませんが、できる範囲内で態度変容、意識変容に努めていきたいと思う今日この頃です😌