世の中恐ろしすぎる#37: 「老老介護」
今回は「老老介護」について見ていきましょう。
「老老介護」が一般的になる気もします。
今後、厳しいバトルが待っていそうです...
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老老介護とは、介護する側も介護される側も、どちらも65歳以上のご高齢者である状態のことを指します。つまり、高齢者が高齢者を介護している状態です。
老老介護が問題となる理由
共倒れの危険性: 介護する側も高齢であるため、心身ともに負担が大きく、介護疲れによる「共倒れ」のリスクが高まります。
介護の質の低下: 介護する側も高齢であるため、介護のスキルが不足していたり、介護方法が適切でない場合があり、介護の質が低下する可能性があります。
孤立化: 家族や親族に頼ることが難しく、地域とのつながりが希薄になりがちで、孤独感や孤立感を抱えやすくなります。
老老介護の原因
高齢化の進展: 日本は世界でも有数の高齢化社会であり、高齢者世帯が増加しています。
介護者の不足: 介護施設やヘルパーの数が十分でないため、高齢者が高齢者を介護せざるを得ない状況になっています。
家族のサポート体制の不足: 子供や孫が遠方に住んでいたり、仕事が忙しく、十分なサポートが受けられないケースが増えています。
老老介護の課題と対策
老老介護は、高齢者本人にとっても、社会にとっても大きな課題となっています。この問題に対して、以下のような対策が考えられます。
地域包括支援センターの活用: 地域包括支援センターでは、介護に関する相談や、さまざまなサービスの紹介を行っています。
デイサービスやショートステイの利用: 日中の時間を施設で過ごし、リフレッシュしたり、介護の負担を軽減したりすることができます。
ホームヘルパーの利用: 日常生活のサポートを専門のヘルパーに依頼することができます。
グループホームや介護施設への入所: 介護が必要な状態になった場合、グループホームや介護施設に入所することも選択肢の一つです。
地域での支え合い: 地域住民同士が協力し合い、お互いを助け合う仕組み作りが重要です。
まとめ
老老介護は、高齢化社会が抱える深刻な問題の一つです。高齢者が安心して暮らせる社会を実現するためには、地域全体で高齢者への支援体制を強化していく必要があります。