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金融実践公開 番外編♯2: 「血の気の引くような、日本のCPIと政策金利の悪魔」 <- 内容は簡単です(生活が苦しくなる原理)
今回は「血の気の引くような、日本のCPIと政策金利の悪魔」について見ていきましょう。
今回は現在日本物価高の原理について少し触れたいと思います。
みなさん、最近物価が高いとおもいませんか?
個人的には、定期的に買っていたバックの調理されたごはんなるものがあるのですが、それは以前税抜きで1パック一パック100円でした、こないだまで130円前後(2024年前半ごろ)だったのですが、最近価格がなんと178円(税抜き)。
ショックもいいところ、少し前まで100円ー>178円ですか~
そのた、食料品に限らず、かなりのもの値段が上がっています。
それは以前ご紹介した、CPIなるものであらわされます。
これが種類がたくさんあるのですが、今回は
CPI = インフレ率
とでも考えていただくとわかり易いです。
実際、CPIが上がっているので物価が上がっている証拠となります。
で、物価が高くなるというのは、つまり「円」の貨幣価値が下がっていることを意味します。
それを下がらないようにするために「政策金利」なるもので各国の中央銀行が金融市場でバトルを繰り返します。
で、今の結果なのですが...
日本の政策金利: 0.25%
日本のCPI(2024年11月): 2.7%
(2020年=100)は変動の大きい生鮮食品を除く総合指数: 109.2
米国の政策金利: 4.25~4.50%
米国のCPI(2025年01月15日): 2.9%
トルコの政策金利: 47.50%
トルコのCPI(2025年01月03日): 44.38%
ということになります。
日本だけ、おかしくないですか?
CPIより政策金利が低いのです、つまり円の貨幣価値が下がっています。 しかも、大幅に...
つまり、¥を持っていると価値が目減りするという意味です。
つまるところ、収入(給与など)も中長期でCPIに追いつていません。
これが、冒頭の調理パックごはんの値段の推移の正体です。
調理パックごはんの値段: 100円ー>178円
米国、トルコでさえ通貨防衛のために政策金利の方が高く維持しているのは一目瞭然ではありませんか?
つまることろ、今持っている円の価値が下がっているので、物価高になるのも当たり前です。
じゃ、どうするのよ~
ということで、何が起こっているかというと日銀はなんとか金利を上げようとしています(ただし、反対が多し、おそらくこんなに日本円の通貨価値が下がり物価が上がっているのが理解できていない)。
ただ、上げたとしてもとてもCPIには追いつきません。
で、何が見えるか?
金融市場関係者、一時期にトランプ氏の影響で円高もあるかもしれないものの、通貨価値の減る円を持っていてもしょうがないので海外投資でもするか~
ということになり、現在日本からの資金の流失が全然止まっていません。
このあたりが、金融機関&個人でも長期ドル買いの根拠にもなっていると思われます。
私の場合はTRY買いになっています。
ちなみに、これまた円安の原因となります。
これがYOUTUBEでチラチラ見かける年末超円安説の根拠となっています。
ということは、手段はともかく、通貨価値の下落対策をしておかないと
調理ごはんパック
100円ー>178円
のショックを受けることになります。
みなさまには、金融リテラシーを身に着け、この状況に対応できるように望みます。
ちなみに、他国と比べ日本がどうしてこんな悪魔状態になったのかは、別の機会に説明させていただきたいと思います。