CGコードに対応するってどういうこと?
コーポレートガバナンス・コード(CGコード)専門コンサルティングです。
「CGコードに対応するってどういうこと?」という基本的な質問にお答えします。
CGコード対応は、上場会社に求められています。
(上場している市場によって、CGコードのうち、全83原則 or 5つの基本原則のみ、いずれかの対応が求められます。)
CGコード対応状況は、毎年、証券取引所に提出するコーポレートガバナンス報告書に記載します。
「対応」といっても、すべての原則(補充原則含む)を遵守(=コンプライ)しなくても大丈夫です!
遵守できないものは、理由等の説明(=エクスプレイン)をすれば良いのです。
例えば、大和ハウス工業の例。
✅遵守できていない原則=エクスプレイン(説明)が必要
遵守できていない原則(補充原則含む)については、【コーポレートガバナンス・コードの各原則を実施しない理由】として、理由を説明(”エクスプレイン”)します。
大和ハウス工業は、株主総会日が集中日付近となっている件について、その理由を説明しています。
✅遵守できている原則(=コンプライしているもの)でも、一部開示必須
遵守していても開示必須のものは、下記の通りです。
コーポレートガバナンス報告書では、【コーポレートガバナンス・コードの各原則に基づく開示】として記載されています。
(HPなどで開示している場合は、そちらのURLを記載して参照を促すこともOKです。)
・原則1-4: 政策保有株式
・原則1-7:関連当事者間の取引
・原則2-6:企業年金のアセットオーナーとしての機能発揮
・原則3-1:情報開示の充実
・補充原則4-1①:取締役会の決議事項と委任の範囲
・原則4-9: 独立社外取締役の独立性判断基準及び資質
・補充原則4-11①:
取締役会全体としてのバランス・多様性・規模等に関する考え方
・補充原則4-11②:取締役・監査役の他の上場会社の役員の兼任状況
・補充原則4-11③: 取締役会評価の結果の概要
・補充原則4-14②:取締役・監査役に対するトレーニングの方針
・原則5-1 :株主との建設的な対話に関する方針
✅まとめ
CGコードに対応するとは、どういうことかについてまとめました。
全ての原則に遵守がMustではなく、遵守できないものはエクスプレイン(説明)で対応しましょう。
コーポレートガバナンス・コードについて、ご質問いただければ、分かる範囲でお答えいたします。
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