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ラーニングカルチャーの醸成のために

ラーニングオーナーシップの推進

社員が自律的に(オーナーシップを持って)リスキリング&アップスキリングに取り組むカルチャーを醸成するための「5つの仕組み」をまとめました。

  1. コンテンツポートフォリオ(Contents Portfolio)

  2. コミュニケーション (Learning Communication)

  3. ラーニングコミュニティ (Learning Community)

  4. プランニング&モニタリング・プロセス  (Learning Process)

  5. ラーニングアナリティクス (Learning Analytics)


1.コンテンツポートフォリオ(Contents Portfolio)

研修や研修以外の様々な人材開発のプログラムを用意し、社員の成長課題や組織や社員のニーズに応じて適用します。

人材開発プログラム例
・研修 (研修体系・コース化)
・メンタリング
・コーチング
・ロールモデリング
・動画
・書籍 / Web記事
・360度評価
・フィードバック
・1on1 (育成面談・キャリア面談)  etc.

2.コミュニケーション (Learning Communication)

社員自らが「学ぶ」価値や意義(なぜ"会社"のため(だけ)ではなく"自分"のために学ぶのか?)についてのメッセージを、適切なチャネルで配信し社員と"対話"をしていきます。

メッセージ配信チャネル例
・トップメッセージ (タウンホール等)
・Webテキスト (社員インタビュー等)
・動画
・ガイドブック
・メール  etc.

3.ラーニングコミュニティ (Learning Community)

部署内や部署を超えた社員同士による学び合いや教え合いの"場" (リアル/オンライン) を用意して活用してもらいます。

学び合い・教え合いの場の例
・社内SNSの活用
・職種別コミュニティの用意
・ラーニングアンバサダーの募集と組織内での活動支援
・リーダーシップ等の研修修了者の組織化
・各部署内のミーティングでのディスカッション   etc.

4.プランニング&モニタリング・プロセス  (Planning & Monitoring Process)

学習プランの作成や成長機会の活用、その進捗のモニタリング、成長課題のフォローなどの"学習プロセス"を、人事制度や組織マネジメントのプロセスに組み込み、学習プロセスが回るようにしていきます。

組み込む学習プロセス例
・学習プラン / キャリアプラン作成
・研修受講プラン作成
・研修受講 / 人材開発プログラム活用 
・学習の進捗状況可視化
・成功事例・課題の共有  etc.

5.ラーニングアナリティクス (Learning Analytics)

HRデータをもとに、社員一人ひとりの人材開発・成長への"ニーズ"の把握と自律的な学習・成長の成功モデルを明らかにし、活用していきます。

データの収集方法例
・社員・管理職へのアンケート / インタビュー
・ハイパフォーマーへのアンケート / インタビュー
・学習プラン / キャリアプラン
・研修・各種人材開発プログラムの参加履歴
・ラーニングコミュニティの活動履歴
・資格取得・検定スコア
・人事評価
・360度評価
・スキルレベル (スキルアセスメント結果)
・職務経験の履歴 etc.

ラーニングオーナーシップやラーニングカルチャーの醸成は時間のかかるジャーニーとなり、トップや管理職や社員をいかに巻き込んで進めていけるかが挑戦でもあり、面白いところと感じています。


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