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子どもの体験と自尊感情

「21世紀出生時縦断調査」ご存じですか?

平成13(2001)年のある期間に生まれた日本全国の子どもを対象にした毎年のアンケート調査です。

平成22年(2010年)生まれの子も対象になってます。

我が家にも対象者がおりまして、「20歳まで続きます」っていうことで毎年真面目に親子で回答してたんです。

昨年めでたく成人し、これでこの調査も最後だと感慨深く回答したのです。

が、また来たんですよ( ゚Д゚)

目的があって、まだ続けるそうです。

日本の未来のために、親子で真面目に回答します<(`^´)>

今年のアンケートに、面白いチラシが入っていたのでちょっとご紹介しますね。

青少年の体験活動の推進に関する調査研究(概要)

本文はこっち。192ページ。(読む前に萎えそう・・・・)

内容を少し抜粋してご紹介します。

●自然体験でが多いと、自尊感情や外向性に良い影響がみられる
●異年齢の子どもと家族以外の大人とよく遊ぶ機会が多いと、自尊感情や外向性に良い影響がみられる
●お手伝いをよくすると、自尊感情と外向性と、精神的な回復力、向学校的な意識に良い影響がある
●読書を多くすると、新奇性追求、感情調整、未来志向、精神的な回復力、高学校的な意識に良い影響がある

青少年の体験活動の推進に関する調査研究 報告パンフレット(概要)より

多様な形での体験

「多様な形の体験」が重要ですとこの調査は結論付けてます。

何か一つの体験をするのではなく、多様な体験をする。

多様な体験って、どういうことだろう?

これは、親だけができるもんじゃないですよね。
と思うと、やっぱり、多くの大人と接する機会を持つということではないかと思うのです。

この調査研究は、「小学生のころの体験」を変数にしてるんです。
でも、実際のところ、ほとんどの日本の子どもは、小学校に上がる前のほうが多様な体験をしてるんじゃないかな?

小学校以降って、本当に「学校」以外に子どもの居場所がないですよね。
多くの大人と関わる場所が1か所でも増えることが、大切なんだと思いました。

小学校に入ると子どもも忙しくなっちゃうから、就学前の保育園・幼稚園で、多様な体験ができるといいですね。

保育士の先生、幼稚園の先生、家ではできない経験をいっぱいさせてくれて、本当にありがとう。

私たちは、幼稚園・保育園の先生たちの働く環境を支えます。

余談ですが、私が一番関心があったのは、いったい何人ぐらいが真面目に回答してるんだろー?ってことだったんです。

報告書を見てみたら、最初のうちは43,000人の回答があったんですが、第7,8回ぐらいには、2万人台になってました。

途中から子どものアンケートと親のアンケートと別れちゃったけど、
20年間、親子で真面目に回答しましたよ<(`^´)>

まだ続くって・・・・ いつまでだろ??



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