キャリア相談で忘れがちな3つのポイント
あなたはキャリア相談を誰にしますか?
あなたはキャリアに行き詰ったとき、誰に相談をしますか?
友人・知人、昔の上司、SNSでつながっている弱いつながりの人など、いろいろな答えがあっていい。
人材紹介会社のアドバイザーやコンサルタントに相談をしても、あまり腹落ちをしなかったり、時間の無駄に感じたことがある人も多くいると思います。
いろいろな原体験をしているひとであれば、フィットすることを教えてくれたり、新しい気づきを与えてくれたりすることがあります。
注意しなければならないのが、「一般論」なのか、「自分に合った話」なのかをしっかり見極めなければ、タイムパフォーマンスが悪い。
9割は一般論であることが多く、万人受けする常識は今の時代とはズレていたり、自分に合っていることがないというのが特徴である。
新卒の採用活動をしていると、「大手企業」VS「ベンチャー企業」という対立軸で考えることが一般論である。
いい大学を出たら、いい会社に入るのが常識という無意識なバイアスと同調圧力がそこにはかかっていることになる。
「ベンチャー企業」っていつつぶれるかわからないし、給与も安い。ローンの審査も通りづらいから、大手企業に入っていくことが社会的ステータスを得られるという、昭和の古き悪しき先入観と思い込みではないだろうか。
転職を繰り返すジョブホッパーは、地位を得ることはできず、年収を上げることができないとか、フットワークが軽い人はイキイキしている。などというように、あなた不在のアドバイスは聞かなくてもいい。
あなたのキャリアに対して、オリジナルなことを言ってくれる人を探すことがポイント。
キャリアに対して一般論しか言えない人、根性論や精神論しか言わない人、マウンティングを取ってくる人などのアドバイスは聞かないほうがいい。
自分自身のキャリアを決めるのは自分であり、他人ではないということを忘れないでほしい。
キャリアについて相談をするのであれば、あなたのことを真摯に考えてくれる人、真剣にアドバイスをしてくれる人が一番理想的である。
会社に合わせすぎない
評価をするのは他人ですが、成功か失敗かは自分が決めることです。
会社の同僚と飲み会になると、「お前んところはいいよなぁ~!理解ある上司でさぁ~。うちなんか、話も聞かねーし、自分の価値観を押し付けてくるからうざっい上司なんだよなぁ~」なんて、愚痴を聞かされることも多くあったと思います。
なぜ、こういうことが起こってしまうのかというと、評価軸が思いっきりズレていることに気づいてほしい。
上司も部下も一緒なのですが、会社の人事評価制度をちゃんと理解をしていないことがポイントになっている。
上司は部下の才能を開花させることが仕事になっているのですが、管理することに終始徹すると部下の才能を開花させることができない。
部下は上司に「あっ!例の件どうなっている!?」と聞かれる前に、ホウレンソウをしておく必要があることに気づいていない。
進捗状況をしっかりと報告し、次の一手について相談をして、場合によっては上司に同席をしてもらって、勝ちにいく方法を探すことも一つの方法である。
上司は部下にここぞという時に頼られるとまんざらでもない。
そういうことをされると、信頼と実績ができることによって、評価のしかたも変わってきますし、フィードバックも的確にくれるように変わってきます。
これからの時代はいい意味で会社を利用して、上司を利用して、自分の価値を上げて実績を上げていくことで、自分自身の転職を優位に進めることができるようになるでしょう。
もっと自信をもってストーリーを語れ
日本人の9割は自己肯定感が低い。
なぜなら、小さいころから人の顔色を伺いながら、同調圧力を気にする。
そのため、平均値の人が多くなってしまって、飛び抜けた人があまり出てこない理由である。
欧米人の9割は自己肯定感が高い。
なぜなら、自分の意見を論理的に話すことができ、意見の対立など関係なく自分の考えをはっきりと明示することができる。
この差は何かというと、原体験の数の差である。
成功、失敗にかかわらず、いろいろなことに対してポジティブにチャレンジをして、原体験を積むことで、不安や失敗に対する耐性を作ることができます。
例えばスポーツ中継を見ていると、日本の場合は失敗をするとあやまったり、申し訳ないというジェスチャーをすることが多い。
しかし、欧米の場合は失敗をしても平然としていることが多くあり、堂々としていることがよくある。
その対応の差が原体験の差であり、失敗に対する耐性の有無であるのではないだろうか。
悩むのであれば行動を起こして、原体験を積むことをしたほうが将来的にもプラスに働くことになります。
人間は社会的動物ですから、口では「人のためにやっていること」が実は「自分のためにやっていること」になっていることに気づいている。
自分の中で限界を決めてしまうことが多く、成長の機会を失っている人も多い。
経験をしている人と知識だけの人の話を聞いたときに、どれだけ奥深さが出てくるかによって信頼されるのは、原体験を積んでいる人である。
教科書には載っていないことがあったり、ストーリーがあるので、自然と引き寄せられていくことになる。
すべての経験に価値があることに気づいていると、フットワーク軽くどんどん失敗を恐れずにチャレンジをしていく人のほうが有利であることは間違いありません。
成功の裏には失敗があったり、挫折をしたことから、前に進む力に変えることができている人が多い。
失敗したり、挫折したとしても、しなやかに戻ってくる力を持っている。
反骨魂、反骨精神、執着心など、中長期的にみると原動力になっていることが多くある。
他人が評価をするけど、正しいかどうかは自分自身が判断をすることになり、走っているうちに山になり、その山から見る景色が新しいキャリアになっていることもある。