知らないとヤバい⁉キャリアプランが変化をしている3つのポイント
親の年収を越えられない⁉
最近相談で増えているのが、親の年収を自分が越えられないという不安を抱えている人が多くいます。
社会の仕組みが変わってしまったからということでまとめられてしまいますが、あきらめることはないと考えています。
ルールをつくる側、仕事をつくる側に回ればいい。
昔のようにお金を稼ぐということに対して前向きになってきたのは事実であり、自分らしく働くという多様性もここ最近の風潮。
知恵を絞って、正しい方向で正しい努力をすることによってできることなのですが、できない、やれない、無理ということいっていたら、ずるずると1億総下流時代へなだれ込んでいくことになる。
そうならないためには、どうしたらいいのかというのが今の時代である。
副業・複業解禁はもちろんですが、育休などの制度面であったり、アムナイル採用などをして、人手不足を解消しようと企業も多様化してきている。
AIの登場によって大量の仕事がとられてしまって、大量の失業ということを言われているが、協業することによって大量の失業は免れられそうである。
過去最高益を出している塩野義製薬でも早期退職者を募るニュースがあるように、企業としては不良債権、余剰在庫、余剰人員ということを考えると、スリム化して、少数精鋭でやっていこうと経営陣が考えている。
過去最高収益であったとしても早期退職者を募らなきゃいけないというのは、内部留保に回ったり、設備投資の回収など社内の立て直しをするためにやっていることが多いのではないだろうか。
会社に依存することなく、自分自身のキャリアについて在学中から考える必要が出てきています。
昔から言われていた、いい大学、いい会社、一生安泰という時代が終焉を迎えていることを象徴する出来事になってしまっている。
老後破産と社会的なインフラ
物価高騰に伴って生活費がひっ迫している人も増えていますし、実質年収が下がっていることを考えると老後だけが心配な時代ではなくなってきました。
老後破産、老後2000万円問題などが言われていますが、なかなか家族のことっていうのは表面化しづらい傾向がある。
介護問題であったり、老後の問題などを話せる場所がないというのももちろんですが、家族のことなので他人に相談をするというよりかは、何とか個人で片付けようとする人が実に多い。
相談できるところを知っていたり、どうしたらいいのかを人に聞いたりすることができればいいんですが、最近ではいろいろな情報がネットを調べればわかるため、ひとりで自己完結をしてしまうケースが多くなっている。
逆にインターネットを使えないと情報脆弱者になってしまう。
昔であれば、どんな情報がどこにあるのかわからなかったけど、インターネットの普及により、すぐにわかるようになっている。
SNSの普及によって情報量が過多になってしまったことによって、情報の価値の良し悪しがわかりにくくなっているのも否めない。
信頼できる人からの情報であれば、あっ!?試してみようとか⁉、買ってみようとかということになるけど、一度も面識のない人からすごくいいですよって言われても、やってみようとはならないから不思議である。
もし、あなたに余裕があるのであれば少額からできるNISAであったり、株式投資などをするもの一つの方法です。
ただし、自己責任論になるので、いきなり大金をつぎ込むことはせずに、分散投資をして、微増でもいいので、長期的に保有をすることをオススメします。
ディトレーダーのように1日で何百万、何千万も儲けることは、覚悟を決めてどっぷりやりこまないとつかめない成功ですが、ビジネスパーソンの場合は副業・複業で稼ぐこと、余裕があれば投資をしてお金をうまく回していくことも必要です。
もちろん、積立預金や保険なども必要になりますので、一度お金の専門家といわれているファイナンシャルプランナーの人に相談をしてみてはいかがでしょうか。
比較三原則で比較しないこと
比較三原則というものがあり、親と比較しない、他人と比較しない、過去の自分と比較しないという原則です。
親と自分を比較しても、生きてきた時代が右肩上がりの経済状況にあったのか、グローバル社会で少子高齢化社会を行く時代なのかで、世界は全く違うもの。
高度経済成長期やバブル経済期の時は、アメリカに追いつけ追い越せでGDPも9%あった時代。
モノづくり日本とも昔から言われていたけど、80年代の日本は世界中に日本の製品を輸出していた時代。
日米貿易摩擦になり、ドラム缶の上でソニーのラジカセが壊されたり、TOYOTAの日本車が火をつけられたり、日本製品をバッシングするニュース映像が流れていた。
その後、バブル経済がはじけて、年収が30年間上がらない時代に突入をするとは誰もが読めなかった。
デフレ経済を経験し、年収が上がらないことに飽きがきて、転職することが当たり前になった時代である。
これから先は、実力主義に移行していくことになり、年功序列については完全に廃止されることになるだろう。
求人票の給与欄も〇〇万円以上、年収〇〇万円以上という表記になり、最低条件のみがかかれる時代が来るだろう。
9%あったGDPは4%にまでダウンをしている。
男女雇用機会均等法が施行されてから約40年近くなりますが、未だに世界は変わっておらず、新しい景色を見ていない。
他人と比較してしまうと、自己肯定感を一気に失うことになってしまうので注意が必要です。
隣の芝生は青く見えるというけど、隣の芝生はずっと青く見えるから。
日本社会独特の妬み嫉みにつながってくることになり、自己評価と他者評価の乖離によって自己肯定感を失ってしまう。
自分らしく生きようとか、好きなことをやろうという風潮もあるけれど、目の前にある仕事をしっかりこなして、目標とする社員がいたらその人の背中を追いかけていくうちに、山ができていることがよくある。
できない、やれない、無理ですという言葉を言わずに、回ってきたチャンスをものにするためには、ちゃんと準備をしておかないといけない。
チャンスはいつ回ってくるかはわかりませんし、準備ができていなければ失敗するので注意が必要です。
過去の自分とも比べないようにしてください。
年を重ねると叱ってくれる人や小言を言ってくれる人が少なくなっていきます。
まさに裸の王様状態になっていることに気づかないと、老害といわれてしまうので注意が必要です。
あの頃の自分はすごかったんだ~っという小っちゃいプライドは捨ててください。
過去からきた点と線が面になって、現在になっているのですから。
昔はすごい人だったかも知れませんが、今じゃ会社のお荷物になっていたり、老害さんとか、妖精さんなどといわれて、間もなく戦力外通告をもらうことになってしまいますから。
素直さと謙虚さはいつの時代も必要です。
天狗になったり、過去の成功体験に縛られていては衰退するのみ。
時代は刻々と変化をしており、その変化に合わせられない人は淘汰されてしまう時代に突入をしています。
管理職の自慢話、武勇伝、説教というのは全く今の時代には役に立たなくなってしまっていることに気づいてください。
知識のメタボリックにならないように
タイムパフォーマンスやコストパフォーマンスという言葉があるように、最短距離でものごとを進めることが最適解になりつつありますが、それでも不安が全くなくなることはありません。
また、人の正解が自分の正解でもないという時代になってきています。
1+1=2なのですが、1+1=3とか4にもなるということは、インターネットで調べていると気づくことです。
原体験をしていないからこそ、知識だけ身についてしまうと、それが正論だと思い込んでしまって、自分の居場所をなくしてしまうことになるリスクがあるということには気づいていません。
年齢を重ねていくうちに気づくこともありますし、やってみないとわからないのに、評論家になったり、ドリームキラーになったりして、若手の才能をつぶしてきた人を何人も見てきた。
人の才能をつぶすことはすごく簡単なことですが、人の才能を伸ばす、開花させるということはすごく難しい。
思い込みや先入観で決めつけてしまうことが多く、どうしてもマイナスな方に目が行きがちになるのですが、才能を開花させることができる人は、プラスな方に目をつけて伸ばすのがうまい。
よくアスリートがいっている「自分自身との闘い」というのは、過去の自分を今の自分が超えることができたら、新しい景色が見えてくることになり、人として成長することができるという意味合いではないだろうか。
人間の脳は現状維持を好み、リスクをとならないことでストレスを受けないようにする防衛本能的なものが兼ね備えている。
常に自分自身を客観的に見ることができるようになると、どんな状況下においても才能を開花させることができるようになるだろう。
キャリアプランはライフプランの延長線上
ライフプランがあってのキャリアプランという考え方が最近の流れになっている。
いくつに何をやっていたいという点を打って、そこから線を描いていくキャリアプランになっている。
企業も転職することが当たり前になっているので、どれだけ転職することを予想しながら人材の育成をしていくのかなど、今までの成功体験が全く効かない。
社内の政治家が肩身が狭くなってきて、若手の才能をつぶすような動き方をしてくると、企業が倒産する可能性もあるだろう。
人手不足による倒産、事業継承者の不足による倒産などが推測される中、定年退職まで勤め上げるという昔の成功体験を捨てることから始まるだろう。
副業・複業解禁については大手企業を中心に進んできてはいるけれど、全体の3割程度。
中小企業がほとんどなので、中々副業・複業については思うように進んでいない。
大手企業や副業・複業を推進している中小企業などについては、選ばれやすい状況に入ってきている。
副業は趣味系から発生して、複業は本業系から発生している。
責任は小さいけど、誰でもできることを選択をするのか、責任は大きいけど、誰でもできないことを選定するのかで大きく差が広がっていくだろう。
副業・複業を解禁することによって、立場の違う仕事ができたりすることができるので、経験値としては大きくなっていく。
本業はどうしても評価が上がって信用預金が貯まってこないと出世ができにくいところがあるけれど、副業・複業であれば、個人事業主として責任が大きい裁量権も大きい、決断の連続を経験することになるため、マネージメントクラスの経験値も積めるのがいいところ。
即戦力化を進めていきたいのであれば、社内の規制緩和を行っていくことで選ばれる会社になっていくのが理想的だろう。