【人事の本音】ビジネススキルというけれど…
年収アップをするにはどうしたらいいのか!?
人事の評価面談がちょうど終わる頃であり、これから夏のボーナスが確定をしてくる時期です。
時期的な相談かもしれないのですが、最近増えているのが年収アップをするためにはどうしたらいいのか?ということです。
会社内の評価であり、上司の評価であるから、第三者が言えることは、ルールを熟知した上で、ポイントを稼ぐしか方法はありません。
転職という選択肢を選んだとき、年収アップする条件は限られています。
例えば次のようなときが年収アップのチャンスです。
職種によってですが、需要と供給のバランスが崩れているシステムエンジニアの場合。
中小企業から東証一部上場企業へ転職をした場合。
日本企業から外資系企業へ転職をした場合。
いろいろな条件が揃わないと年収アップということはありません。
どちらを選択する場合であったとしても、業務の実務スキルのレベルが上がれば上がるほど、昇格をして年収が上がるのはもちろんごもっともだと思うのですが、ビジネスマンとしてどのような能力を身に付けていればいいのか、また会社の社長や役員、部長が何を求めているのか、ということを文言化してみたので自分のメモを残すと同時にアウトプットできればと思います。
1:業務をこなせる
ある程度指示を受ければ、業務を8割方は問題なくこなすことができるレベル感の方。
ルーティンで業務をしており、目の前にある課題を課題だと感じることがやや難しいレベルです。
2:課題があることに気づく
業務にも慣れてきて、業務を行なう上で何が課題なのか、何がネックになって業務が進みづらくなっているのかを「気づく」ことができるレベル感の方です。
ただ、気づいたことを周囲にアウトプットすることはありません。
3:業務で感じたことをアウトプットできる
業務で感じた気づき、課題点を周囲にアウトプットして改善を促したり、自ら動いて改善をしようとするレベル感の方です。
改善の効果もやや見られ、組織にメリットをもたらすことができます。
4:アウトプットして、文章化できる
アウトプットするだけだと、周囲の方に正確に伝わらないことが多いです。
課題に思っていることやその施策を、文言化し、周囲に共有することができるレベル感の方です。
文章化したことによって、若い社員の方々にも正確に伝わり、チーム全体がその課題点を認識することができます。
5:課題を抽出して、マニュアル化できる
課題を抽出し、周りに伝達し、文言化したことにより組織の中では課題感の共通認識を取ることができました。
ただ、その内容を組織全体で具体的に改善できるようなアクションプランまで落とすことができる方は、さらに価値が高いです。
営業マニュアルと言うと少し堅いものになってしまうんですが、ノウハウを周囲に共有することができるレベル感の方です。
6:ノウハウをフレーム化できる
ノウハウを文言化し周囲に共有する、ここまでは素晴らしいアクションです。
ただノウハウとしたものが通過してしまうともったいない。
風化してしまわないように、ノウハウが使われやすいような仕組みを整え、徹底することができるレベル感の方です。
7:フレームをバージョンアップすることができる
ノウハウを仕組み化しても、そのまま放置してしまうことは多いかと思います。
トレンドが変わりやすい昨今の世の中において、数ヶ月前のノウハウはノウハウではなくなってしまうケースが多いです。
ノウハウをブラッシュアップし続けて、常に最新のノウハウとして整えることができるレベル感の方です。
8:他社でも通用することができる
ブラッシュアップされたノウハウは、すごく貴重なものになります。
おそらく数千万円、数億円の価値があるノウハウも多いかと思います。それをパッケージ化して販売することができるレベル。
事業部長クラスですね。
こちらを見ていただいた際に、「自分は今までどのレベル感まで仕事をできていたのか?」とチェックして頂けると良いかと思います。
現在の役職、頂いている年収によってできる範囲は異なるかと思いますし、年収600万円以上頂いているのに、(1),(2)くらいまでしか日々できていない方は、転職先で年収は落ちるでしょうし、逆に年収300〜400万円の方が(5)くらいまでできるのであれば、おそらく近い将来年収600万円以上到達するかと思います。
上記とは例外に「スペシャリスト採用」があります。
気づきをアウトプットせずに、個人にスキルを溜めてとにかくその業務に対してスペシャリティを蓄積する立場の方。
それはそれで素晴らしいかと思います。是非突き進んでいただければと思います。