テクニックごまかされない4つのポイント
人間は言い訳の天才だなって思うことが多い。
できない理由を真っ先に考えてしまって、できる理由を考えることが少ないから。
時間がないから、忙しいから、余裕がないからなどいろいろな理由をつけて、無意識にやめてしまっていることも多い。
特に仕事については、本質をわかっているのということも多くある。
◯◯かぶれやなんちゃって◯◯ではないか?
最近では意識が高い学生が増えているというが、これは情報の本質を見抜けていないからではないだろうか。
TEDが流行れば、TEDかぶれをしたプレゼンテーションをする人が増えて、
スティーブ・ジョブズのプレゼンがニュース映像で流れれば、まねをする経営者が増えたりする。
小手先のテクニックでいろいろとやってくる人がいますが、あまり信用できません。
本人の経験からくるものではなく、どうもぎこちない部分がすぐに見つかってしまう。
プレゼンテーションの内容、立ち振舞、言葉の選び方などが板についていないから。
芸人さんが舞台でネタをやるときも、何度も何度も練習を繰り返している。
お互いの息を合わせるためにいろいろなところでネタ合わせをする。
それができていないとわかってしまうぐらいなら、やらないほうがいいと思う。
シンプルに考えることが必要
何か問題が起きると複雑に考える。
やたらと横文字を使ってしまっている。
できない理由を精神論、根性論にこじつけてしまう。
人は過去の成功体験に基づいて、思考をする習慣があるから、
インプットしたことをアウトプットする際に詳しく意味を知らずに使う傾向がある。
また、成功体験が過去の栄光になってしまってフレームができてしまうこともある。
時代の流れが変わってきているにもかかわらず、自分なりのやり方を変えることがない。
そうしてしまうと時代遅れになる可能性もある。
本質を見極めるにはどうればいい
そうカンタンに本質を見極めることはできません。
修羅場をくぐって来たり、失敗をしたりしながら、試行錯誤しながら身につくもの。
失敗を繰り返すことで危機回避能力を高めたり、修羅場をくぐることではじめて分かることもある。
それを繰り返すことによっていろいろな本質を見抜けるようになる。
カンタンに言い換えると、打席に立つことが重要。
失敗してもいいわけですから、ドンドン失敗をしましょう。
最近、元部下だった人から、相談を受けてこれが発覚しました。
みなさんも思い当たるフシがあるかもしれません。
スカウトメールに騙されるな。
いろいろな転職サイトへ登録をしていると気づくことがあると思います。
登録した途端にいろいろなAgent、会社問わずにスカウトメールが送られてきます。
これでmail boxの整理をするのに時間がかかって、面倒くさくなる時がある。
そういう時は迷惑メール設定にしてもいいのですが、情報が入ってきません。
では、どのように対応をするといいのでしょうか。
1つ目はタイトルで判断をしましょう。
Agentから来ているメールなのか、企業から来ているメールなのかを分けてみましょう。
Agentの場合は一旦保留にしておくことをおすすめします。
理由は一番厄介な問題が存在しているからです。
企業から直接送られてきているメールについては、直ぐに対応をしてください。
レジュメを見て、該当する可能性がある人達にメールを送っています。
スカウトメールも出会い系サイトの有料メールと同じように費用がかかります。
その分、企業はしっかりと書類で見極める確率が高いと言えます。
Agentのメールを保留して欲しい理由
1つ目はターミナル駅の近くにある古い案件でスカウトメールを作成している可能性がある。
例えば、上場企業で経理のお仕事。残業は月20時間以内、駅直結だから雨でも安心とか、書かれているタイトルは釣り広告(応募数を増やすための案件、呼び込み案件)とも言われます。
登録面談(来社、電話)でちゃんと会社名をきくようにしましょう。
求人票が出てこなくて、サイトのコピーが出てきたら怪しみましょう。
登録者数を増やすために、こういう広告が紛れ込んでいることもありますので注意してください。
会社名が分からない求人票はありません。
2つ目は、年収が応相談というのも怪しい。
たいていの場合、想定年収として400〜600万ぐらいを検討していますが、
前職の給与やスキルなどを面接で判断させていただいた上で、内定時にお知らせをいたします。
と書かれているのとでは大きく違う。
年収の応相談というのは、入力する担当者がサボったのか、ヒアリングができていないのが原因。
年収のイメージが出来ない状態で応募をするのは躊躇するだろう。
年収がアップするか、ダウンするかが全く見えないというのが不安ですね。
想定年収が書かれている場合は、だいたいそのレンジ幅で入ることが多くあります。
気になるのが残業代込みの年収なのかどうかというところです。
面接に進んだ際に確認してもいいのですが、Agentに事前に確認をするといいでしょう。
インタビューができているAgentは即答をしてきます。
3つ目は、Agentによりますが、案件を掲載せずにキャリア相談にお越しください。
当社は3000社と取引をしており、常時新鮮な案件が入ってくるシステムですとか、◯◯(サイト)で応募者から選ばれたAgentですという会社。
確実に新鮮な登録者数を増やすことに注力をしており、
案件の詳細については添付がなかったり、スキルが違うものが送られてきたりする。
こういう会社は自分のスカウトメールの間違いに気づいておらず、コピペメールを送っている。
候補者の幸せより、自分たちの立場を固めて、利益を優先する会社というイメージがある。
見えない戦いがそこにはある
はっきり言いますが、Agentへ登録をして推薦をしてもらうと、
そこから見えない戦いが始まっていきます。
キャリアコンサルタントと営業の間で予備予選が行われます。
本人OKがとれた候補者が上がってきて、営業がさばいた上でクライアントへ提出。
2日以内にリターンが来た場合はこの予備予選で敗退確定。
不採用の理由も、他者比較をさせていただいた上でとか、よりスキルをお持ちの方がいらっしゃったためとか、めちゃくちゃな理由を述べてくるケースが殆んどです。
予備予選を通過すると、クライアントへ提出されます。
そうするとフィードバックが変わってきます。
いろいろな経験をされておりますが、法人営業が強く、個人営業が弱い。とか労務管理の経験が浅そうであるとか、採用が強そうであるとか、具体的なフィードバックが入ってくる。
選考スピードが早くなっている現在
営業さんとキャリアコンサルタントがわかれているAgentは特にそうである。
タイムラグが発生するため、選考スピードがちょっと送れる。
team体制を引いているので、昔ほどタイムラグが出なくなっているのは確かである。
把握していない質問については、営業に確認をするため、時間がかかってしまう。
営業さんとキャリアコンサルタントが一緒の場合は、連絡も自分の携帯、会社の携帯の両方を教えていることが多いので、客先の商談以外はほとんど連絡がつく。
面接設定についても素早い対応ができるのがメリット。
情報もいろいろなところから入ってきているから、社風や採用の背景など詳しく説明をしてくれる。
選考スピードが早い会社はある程度権限があり担当者がすすめている。
面接予定日と時間が出てくる会社については、根回しができており、スケジュールを共有している。
それだけ採用に本気になっているというのが伺える。
選考スピードが遅い会社は担当者が言われるがまま、コントロールされている。
ご都合のいい日と時間帯を上げてくださいというパターンがそれに当たる。
スケジュールをもらってから、調整をするので、2〜3日回答が遅くなる可能性がある。
内定をもらったからゴールではない
面接が順調に進んでいくと、内定というフェーズに入ってくる。
オファーレターは入社してもいいですよという許可証をもらっただけである。
家族がいる人であれば、年収を考えたり、入社後の年収が現職とどれぐらいあるのか。
入社した時にボーナス査定の最初の月なのかどうかなど、細かいことをチェックする。
月額表示で書かれている会社もありますし、年収しか書いていないところもあります。
数字のマジックに騙されないように冷静に判断をしなければいけない。
短期的な視点で考えるより、中長期的な視点で考えてほしい。
役職の降格もあるかもしれませんし、役職のアップのチャンスもある。
選択するポイントは人それぞれであるが、転職をするのが正解なのか、
現職に残るのがベストなのかは、よくわかりません。
その人の感覚と感性が関わってくるので、ここはAgentでも入り込めないタブーの領域なんです。