未公開求人が集まる!?5つの理由
非公開求人がエージェントに集まる理由
よくエージェントや求人広告を見ていると非公開求人で年収がアップしました。というキャッチコピーを見たことありませんか?
即戦力の採用をするならとか、今よりいい会社であればいいという条件提示をしているものありますよね。
でも、表にでない求人が存在している理由って考えたことがありますか?
転職サイトに登録をすることで見れるようになります。
一般的には非公開求人の方が公開求人より魅力的な条件になっている事の方が多いです。
エージェントの求人票を見ると国内東証一部企業、外資系大手などとして職種の求人票が存在しています。
年収ベースで記載されており、現在の年収と比較することも可能です。
エージェントに採用の手伝いをしてもらう時に、企業名は対面で面談をした際に教えてくださいという条件にしておくことがあれば、ハローワークや公開求人案件にはなりませんから、エージェントの営業担当がグリップを握ることになります。
なんで未公開案件になっているのか、5つの理由から考えていくことにしましょう。
理由1:応募が殺到してしまうため
どの転職サイトでも、求職者は条件のいい求人情報に殺到します。
応募の半数以上が、上位10%の人気求人に集中すると言われています。
つまり、2万件の求人情報のある転職サイトがあるとすれば、転職活動を行っている求職者の半数以上はこのうちの2,000ほどの求人情報に殺到してしまうのです。
求人媒体の上位表示をするためには、オプションをつけたり、最大の広告スペースで出すことができれば、応募数を確保することができますが、1職種で1ページで数百万円を投下するのであれば、紹介会社を利用して採用をしたほうが安く付く場合があります。
コストとして面接までの工数、面接官の時間給、内定フォローなどを考えると、意外に見えないコストがかかっています。
理由2:企業側の人事が本来の業務に集中できるため
このように応募が殺到してしまうと、企業側の採用担当者にはものすごい負担がかかります。
履歴書や職務経歴書が毎日数百件届き、目を通すハメに…。
それでは仕事になりませんよね。
面接できる人数も実際には限られていますから、この履歴書の中から実際に面接で会ってみたい求職者を選ぶことになります。
ところが採用担当者の正直な感想は、 履歴書を見て「面接してみてもいいかな」と思える人の割合は20%もいないそうです。
特に人気の企業は、 「求人情報を公開しちゃうと応募が殺到して選別が大変になっちゃうから、そちら(転職サイト側)である程度選別して送ってきてよ」 という要望を転職サイト側に伝えるわけです。
これにフレキシブルに対応するために、求人情報はいったん非公開とし、転職エージェントがひとりひとりの求職者とマッチングさせていくという方法をとらざるを得ないという事情がまずあります。
理由3:転職サイト側の「効率」を上げるため
転職サイトは「企業と求職者のマッチング」、つまり転職が成功することで収益を得ています。
逆に言えば、転職が成功しなければ収益はないということです。 では、考えてみてください。
1人や2人しか募集していない求人情報に求職者が100人殺到したらどうなるでしょうか?
これはつまり、90人以上の応募はムダになってしまうということ。
転職サイトの収益効率も上がるはずがありません。
このため、人気の求人情報は非公開としつつ、人的なマッチングを行う方が最終的に効率が良くなるのです。
理由4:同業他社に動きを悟られてくない
たとえばインターネット広告代理店の会社が、アプリ開発の技術者の求人情報を出しているとなれば、あの会社はアプリ事業に参入するらしいということはすぐにわかってしまいます。
また、いい人材を集めるすべを知っている会社は、その人材供給源も隠したいもの。
「技術力の高いあの会社は、技術者をどこで採用しているのだろう?」という情報も、できれば漏らしたくないところです。
求人情報を非公開としておけば、こうしたライバル会社からの調査からも逃れることができます。
理由5:社内で極秘裏に動いていることがバレたくない
重要なポスト、たとえば花形部署のマネージャークラスの求人情報や、取締役クラスの求人情報を公開してしまうとどうなるでしょう?
新しい人を募集しているということになれば、現在そのポストに就いている人が退職や異動になると触れ回るようなものです。
もしくは、組織の大幅な改革を上層部が企画しているということになるでしょう。
取締役を外部から招こうとしているとすれば、これも大きな波紋を呼ぶことになりかねません。
特に歴史ある大企業であればあるほど、「社内政治」があるもの。ここに少なからず影響があるでしょうね。
このように、絶対に必要な人材でも、公開することなく秘密裏に募集しなければならないポストもあるのです。
非公開求人と転職エージェントによる転職マッチングというのは、こういったときにも力を発揮するのです。
求人広告を出稿すると「うちの会社があのポジションの広告を出している」ということに社員が気づいてしまうと、離職率が高くなってしまいます。
「多分、○○さんが退職するんじゃないの!?」などと噂話になることも多く、その人を慕っていた人たちが一気に離職をすることもありえます。
できるだけ情報統制をしたいというのもありますし、広告を出稿することによってライバル会社に情報を与えてしまうリスクが発生してしまうというのは事実です。
業界内の噂話が伝わるスピードはものすごく早く、しかも○○さんが退職するらしいまできっちり当たっているケースがほとんどです。
そうすると怪文書が流れてきたり、いろいろな噂で持ち切るのは間違いありません。
信頼と実績のあるエージェントであれば、メガトン級の秘密事項であることについて、他言無用ですし、口の固いエージェントが多いのが特徴です。
表に出てこない求人を多く取り扱っているとはいえ、エージェントからの採用についてはハードルが高くなってしまいます。
費用対効果と考える会社が多く、先行投資をする会社はあまり多くありません。
採用は投資であり、当たるも八卦当たらぬも八卦というところがありますが、思想について言語化して体現化しておかないと、ギャンブル採用を続けてしまう原因になるのは間違いありません。
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