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ちくしょう!転職だ!という前に考えてほしい3つのポイント

2人に1人は転職をする時代

転職をすることが当たり前の時代になっているにもかかわらず、現状に満足をしているけど、先輩や後輩がどんどんと転職をしていることに対して、「このままでいいのか」と迷って行動ができない人が増えています。

相談内容を詳しく聞いていくと、「自分の実績で転職をしていいのか?」、「転職先で期待されるスキルや実績が残せるかどうかわからない」などということで、動かない人が多いのは事実です。

今後のキャリアを描くうえで、後悔しない決断をするためには何を基準にして、どういう判断をするのか、目的地であるキャリアの到達点に向かうためには何をしたらいいのかということについて、お話をしていきましょう。

「目標設定」ができていますか?

モヤキャリ相談室には、年代もいろいろ、経験もいろいろ、目指すキャリアもいろいろな人が多くいらっしゃいます。

最近増えているのが、転職をするか、しないかで迷っている人が多くいらっしゃいます。

転職に踏み切れない理由としては、「今の仕事は自分しかできないと思い込んでいる人」、「絶対に失敗をしたくない人」、「退職について話を進めているけど、引き留め工作にあっている人」、「退職交渉が難航をしている人」など、理由もいろいろ存在しています。

転職に踏み切れない最大の理由として考えられるのが、「転職することに対する決めてがない」ことがあげられます。

影響を与えている理由として考えられるのが、コロナショック影響で急激に働き方改革が進み、働き方もいろいろ、キャリアもいろいろで選択肢が数通りから数十通り、数百通りにまで広がってしまってことがあります。

また、会社に依存する時代から自律する時代に変わり、副業を認める会社もあったり、リモートワークと対面が選択することが出来たりすることもあり、キャリアについても会社に預けていた主導権を取り返すことができる時代になったのもあります。

そして、転職をすることが当たり前になってしまったことが、ハードルを下げているのが現状です。

脳科学や心理学の実験で人は選択肢が多くなってしまうと、選択をすることをやめてしまう。
1つの実験の例として、スーパーの売り場で1つの棚に5つの商品と20個の商品を並べたところ、5つの商品については決断が早く、20個の商品については、迷った挙句買わないという選択肢も多く出ていることが実証されています。

今まで培ってきたスキルや経験をベースとして、成長するために必要な環境に異動することができるようになります。

転職をすることによって、新しい経験を積むことができ、目標とする職場環境であったとしたら、理想とするキャリアに近づけることができるようになるでしょう。

キャリアプランはおおざっぱでいい

後悔しないためにもここで持っておいてほしいのが、「いつまでに、何をどうすることで理想のキャリアに近づけるのか」を考えてほしい。
転職をする、しないに関係なく、今から将来に向けて理想とするキャリアを中長期的に考えることが必要です。

転職をするかどうかで迷っている人の特徴として、転職する決め手がないということではなく、今の会社での目標がしっかりと見えていないことが原因になっているのではないだろうか。

そこで必要になるのが、自分自身の目標設定です。
例えば、「3年後にはチームをつくり、ボスになりたい」「5年後には今の〇〇さんのポジションについている」などというように、細かい目標設定をしてしまうと、不確定な要素が多い現代において、挫折する理由になってしまいます。

ご自身が経験したことやスキルをベースに、中長期的なキャリアを考えてみると、新しい才能に気づいたり、自分らしい働き方を見つけたりすることができます。

周囲5メートル以内にいる、先輩や上司の背中をみて、「自分の〇年後はあのポジションかぁ~」と自分の頭の中でモヤモヤと考えてしまうと、今の仕事の延長線上でしか考えることができずに、自分で気づいていない才能についてつぶしている可能性もあります。

他人に話して気づく新しい才能

キャリアを組み立てるうえで必要になってくるのが外部に組み立ててもらうことも1つの方法です。
他力本願のように見えますが、実はこれが効果的なのはあまり知られていません。

漠然とした目標であったとしても、それが幸福度が高いとは限らず、いろいろな視点から外部をうまく利用していくことで、本人が気づいていない才能に気づくことになったり、才能とスキルの掛け算ができるようになるから不思議です。

自己紹介や漠然としたキャリアプランでもいいので、まずは他人に話をしてみることからはじめてみると、自分では気づいていない才能やスキルに気づくこともあります。

コツは、会社の中ではなく、利害関係のない、全くの他人に頼ること。

業界や経験が違うと目指す将来像が似ていても、目から鱗の選択肢を提供してくれることが多い。

自分以外の視点を取り入れ選択肢を増やすだけでなく、後押しをもらうこともできます。

全くの他人に声をかけるのが難しいならば、異業種で数名、社外の友人・知人などにSNSで呼びかけ、一度やってみることをオススメします。


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