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チームリーダーは時代によって変わる8つのポイントとは!?

リーダーの今昔物語

いろいろな会社で仕事をしたり、採用支援をしてきたからこそ、真のリーダーといえる人たちと一緒に仕事をすることがあった。
その人達は時代に合わせて微妙に変化をしている。

ここでちょっとリーダー像について、ちょっとさかのぼってみよう。
終身雇用、年功序列の時代は管理職というと机に座って、部下を叱咤激励をしていた。

例え仕事ができなくても、ある程度の年齢と勤続年数が経つと、自動的にいろいろなポストに付ける時代でもあった。
そのため、自分の椅子が危うくなることもなかった時代である。

一言でいえば、トップダウン型の朝令暮改型というところだろう。
おいしい手柄はしっかりとちゃっかりと部下から取り上げて、自分の功績にしてしまう人たちがいた。

しかし、時は流れてバブルが崩壊すると同時に、終身雇用、年功序列の廃止、成果主義という流れになり、個人のパフォーマンスが問われる時代に変わった。

リーダーも変化をしていかなければならないが、いまだに古き悪しき慣習が残っているところがほとんどである。
ヘタをすると自分の椅子も危うくなってしまうので、リスクを背負わない。

能力がないとわかっていても、企業側がヘタに追い込めば問題になるため、あくまでもグレーゾーンで落ち着かせるようにコンプライアンスに引っかからない様に、慎重かつ大胆に人事異動を発令していったりした。

わかり易い例でいうと早期退職制度というものだろう。
解雇ということになると賃金や退職金が勤続年数によって配分される。
それが自ら手を挙げると割増して支払うということになるし、解雇という言葉がつかないので、転職も有利になるからである。

そうして、リーダーとしての経験のない人材を活用することが多くなり、自分のお手本になる上司があまりいなかったことが大きな原因だろう。
怒鳴り散らしたり、個人攻撃をするような叱り方をすると、パワハラということで労働争議になることもある。

時代とともに部下とのコミュニケーションの取り方も変わってきたのだ。
セクハラ、パワハラ、アルハラなどという言葉がでてきたのは、上司と部下の関係を余計にギクシャクさせるものになったのかも知れない。

いい上司と悪い上司の違いって…

自分がどのポジションにいて、どういう仕事をするかによって異なるが、
いろいろな会社で仕事をしたり、採用支援をしてきたこともあり、いろいろなリーダーと仕事をすることが多かった。

だからこそいいとこ取りをしながら、じぶんなりの理想のリーダー像に近づいているのかも知れない。
現在進行形であり、それは10年前、5年前、3年前、1年前とは徐々に変化をしている。
いろいろな人と関われる仕事をしてきたからこそかも知れない。

いい上司と悪い上司というのは人によって価値感が違うし、正解はないものだと私は思っている点がある。
感性がちがう、個性がちがう、価値感がちがう、考え方が違うからである。

しかし、いい上司については共通点がある。
理由については、後ほどふれることにしますが、8つ上げてみましょう。

1つ目は部下のことを考えて、本質をついた質問をしてくること。
2つ目はホンネで常にぶつかり合い、同じ目線で考えること。
3つ目は時には非難し、時には賞賛し、時には無視をする。
4つ目は懐に入り込みやすい環境を作ることがうまい。
5つ目はいざというときは全責任を取って部下を守る。
6つ目は素直で謙虚である。
7つ目は熱量を持っていて、自分の信念をいろいろな人に伝えることがうまい。
8つ目はフットワーク軽く、現場へドンドン足を運ぶ。

悪い上司の共通点は8つの項目が真逆になります。
1つ目は部下のことを考えずに、矛盾した質問をしてくる。
2つ目は建前、体裁をよく見せるために、上から麺線で考えること。
3つ目は常に敵対視すること。
4つ目は常に眉間にしわを寄せており、話しかけにくいオーラを出すこと。
5つ目はいざというときは全責任を部下になすりつけてしまう。
6つ目は奢り、地位に満足をしているので、態度が大きいこと。
7つ目は自分の居心地のいい人としか仕事をしないこと。
8つ目はフットワークが重く、自分の机の上ですべてを処理してしまう。

新卒で入った会社の上司がどういう人なのかによっても決まるかも知れません。
社内異動を通していろいろな上司を見ることもひとつの方法です。
そして人間観察をしてみながら、じぶんの教科書を作ることだと思います。

そういうことを繰り返していくうちに、自分なりの理想のリーダー像がでてきます。
その教科書が正しいか間違っているかは、部下を持った時にはじめてわかります。
知識があっても経験がなければ、血となり骨となりませんから。

私が出会った史上最強の上司とは…

転職回数も多く、採用支援などでいろいろな企業に入り込んで仕事をしていますが、今でもこの人にはかなわないという人が3人います。
どうあがいてもこの人達を超えることができないと諦めた時に、新しいルールができたのは言うまでもありません。

1人目のリーダーはONとOFFがしっかりとしている元上司です。
全体の前では示しがつかないということで、全体を叱ることも多く、見た目もちょっといかつい人でした。

しかし、ちょっと困って相談にいくと、親身になっていろいろと相談を聞いてくれます。
ちょっと落ち込んでいることがわかると、すかさずランチに誘ってくれて、
その原因を取り除いてくれる上司でした。

目標数値を達成した時には、飲み会を開いてみんなの労をねぎらうことができ、部下の誕生日やパートナーの誕生日などを覚えていて、贈り物を欠かさない上司でした。
人柄と書いて仁と読むことを体現していた上司です。

2人目のリーダーは採用支援でお世話をさせて頂いたベンチャー企業の経営者です。
この人は頭がイイというか、本質をつくことが非常にうまく、部下に常に考えさせる人でした。

見た目は話しやすく、優しそうに見えますが、信念がしっかりとしており、自分の軸をしっかりと持って、人を巻き込むことがうまいひとです。
コミュニケーション力は芸人さん以上かもしれません。

困った部下がいると、フットワーク軽く現場へ行き、問題を一緒に考えて、解決へ導くことがうまく、現場でトラブルが合ったりしたら、責任は全部とるからといい、顔色一つ変えずに自分がやらなきゃいけないことを率先してやる人です。

3人目のリーダーは熱量をもって人を動かすことがうまい元上司です。
プロパーで入って20年近くその会社にいるのですが、非常に市場の変化に敏感な人であり、挑戦心を忘れない人です。

フットワーク軽く、結果が期待できることであれば、いろいろな手法に挑戦することを忘れずに、常に勝負駆けをしていた上司であり、とにかく熱い人でした。

その熱量で人を巻き込み、色々なプロジェクトをやっていく。
しかし、部下の面倒見がいい人だったのも確かである。
コミュニケーション力も高く、いい上司でした。

こういう人たちと一緒に仕事ができたことは非常に嬉しく、今でも感謝してもしきれないのが現状です。
また、仕事をする機会があれば、是非一緒に仕事がしたいと思います。

リーダーの資質はトラブルや困難の時にわかるもの

いま、あなたの上司がいい上司か悪い上司かがわからないという人もいます。
転職をする方の中には上司との相性が悪くて転職をしていく人も多い。
これだけは入社してからでないとわからないものである。

面接はお互いがいいところだけを見せることに必死であり、面接を数回繰り返しただけで即戦力、相性、帰属性などを判断しにくい。
入社してから気づくことになるのはトラブルが発生した時である。

その時の対応一つで、スイッチがONになってこの人を信用していこうとなるか、スイッチが入らず、こんな上司の下で自分のキャリアが潰れないか心配になるかもしれない。
それを見極める方法は、8つのポイントに集約をされているだろう。

常に当事者意識をもって、経営者意識をもって戦っているリーダーと
自分の席を守るのに必死なリーダーとでは、戦略も違うし、行動も違ってくるのは明白だからである。

もし、これから部下を持つチャンスがあるのであれば、じぶんの教科書をつくることから、はじめてほしい。
反面教師という言葉があるように、悪い手本があればそうならないようにするのが懸命だと思う。

正解はないから、失敗することもあるだろう。
失敗をしたら、素直に反省して、次に同じことをしないようにする。
教科書は常に陳腐化することを認識しておけば、常にアップグレードする必要があるだろう。


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