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積極的採用という言葉、実は○○という3つの理由
積極採用という言葉のマジック
最近、転職サイトから届くメールの中に多いのが、積極採用企業特集とか積極採用をしていますなどという文言がある。
この言葉を乱発しているのがおかしいのではないだろうか。という疑問にかられてしまった。
「競争率が低く書類選考が通過しやすい」というメールもある。
これは優良企業だと思っているけど、人気がない企業であったり、ブラック企業であったりするのを平気でススメているから不思議だな。
「積極採用企業」というのはどういう企業なのだろうか。
1つ目は大量採用大量離職という企業の可能性が高い。
2つ目は事業を拡大している企業という可能性が高い。
では、この2つを見分けるためにはどうしたらいいのでしょうか。
検索ページで企業名を入れてみると、ブラック、大量離職とか、いろいろな2次キーワードが出てくるかどうかでしょう。
インターネットの世界ですから匿名性が強く、誹謗中傷の内容が並んでいることが多い。
退職した人たちがその会社について評価をしているサイトは信ぴょう性があるけど、それ以外については、あまり信用をしてはいけないというのが本音である。
大量離職をしている企業というのは人材を育てられないことがほとんどである。
教育制度が整っていない、研修制度が出来ていないなど企業的な致命傷が大きい場合がある。
これから人手不足の時代になるわけですから、いかに辞めないようにしないといけない。
経営者と人事がしっかりと人事戦略を練っているかどうかというのがポイントになるでしょう。
事業が拡大している場合については、ホームページで新規事業の発表であったり、何らかのプレスリリースをしているケースも増えている。
事業を拡大するためには労働集約型になるため、人材採用が先、事業が後という形になる。
積極採用=数的なことだけなのか?
積極採用というと数的な意味合いでとられるケースがほとんどであるが、それ以外のケースでも積極採用として使うことがある。
昔エージェント業界にいた時に言われた言葉。
「いい人がいたら紹介をしてください」という企業も多い。
これは数的な意味合いではなく、スキル重視での積極採用をしている。
いい人がいればその人に合わせて、チームをつくるのが1つ目の理由。
人に合わせてチームをつくるとは
特に事業を拡大することはあまりなく、人手不足ということはないのですが、出会いの機会を大切にしたいということで解放しているケースがあります。
ドンピシャの人がいれば、その人に合わせてチームを作ることができる。
結局は「人」がチームを作り、事業をつくり、会社を作るわけですから、ドンピシャの人がマッチングされるということは非常にレアなケースです。
だからこそ、常に採用の門戸を開ける事によってそのチャンスを狙うことになる。
もちろん会社側にはきちんとした話を通したうえで採用をすることになりますから、スピード感が無くなってしまったり、大どんでん返しになる可能性もあります。
タイミングをコントロールして、より良いマッチングをする
就職、転職には波があるということ。
1月、4月、7月、10月というのが人が動きやすい時期というのが定説です。
ボーナス直後の退職、半期、四半期のタイミングなどということが言われている。
半年後先の転職先を探している時に話を聞きにくる人はいますが、半年後の転職先として面接にくるひとはいません。
なぜなら、内定から1ヶ月以内または2ヶ月以内での転職ができないのであれば、機会損失になるということが転職サイトには書かれていますから。
また、エージェントを利用している場合であると、エージェントが完全にグリップを握っています。
内定がでたあとは、人柄が変わるエージェントもいます。
目標数値を追いかけるためにクロージングが雑になる人が多いのです。
そこには信頼関係が全く無いというのが現状であり、商売っけを出すと、相手のことより自分のことなので、無茶苦茶なことをいう人達がほとんどです。
それによって採用の機会を逃すこともよくあります。
そのため、私が採用担当で入っているうちは、自分がすべてのクロージングをするようにしています。
ボルトネックに気づくことができるのと、それをはずすことに力を入れます。
この経験は幅広い年代の人達を採用支援してきたことが裏付けにあります。
無理矢理にクロージングをしたとしても、逃げるだけです。
これが普通の中途採用なのですが、ちょっと常識はずれのことをする企業がよくあります。
転職者は内定承諾から2ヶ月以内にジョインをすることが常識ですが、転職者に任せてたいプロジェクトが始まるタイミングでジョインしてもらったり、転職者に任せる仕事がいつ始まるかわからない場合には、選考を継続していることやフォローをしながら、タイミングを図ることがあります。
予算のタイミング等によって採用ができないケースなどによく使うことがあります。
不採用としてしまうとフォローをすることができずに、転職者の機会損失につながることがある。
採用を継続しているのですが、プロジェクトのタイミング、予算などで採用ができない場合は、きちんと状況説明をしたうえで、定期的にフォローをしていくことが必要になります。
そのタイミングまで待ってもらえるのか、他社に流れるのかというのはわかりません。
しかし、自分たちの都合で不採用にするということは機会損失になるから、
それでは積極採用ということは言えなくなってしまう。
積極採用をしながら、お互いにタイミングを合わせてジョインしてもらえるように、人事、採用担当者、経営者がスクラムを組んでいくことが大切なんです。
積極採用がブラック企業であるとは限らない
積極採用をしている企業だからといって、ブラック企業であるということはありません。
積極採用という言葉にもいろいろな理由があるということを理解していただけましたでしょうか。
この言葉は非常に使いやすいのですが、先入観と思い込みによって勘違いをしているケースが多いんです。
企業には戦略的に人材を採用している企業であれば、いい人がいればチームを作ったり、ジョインをしてもらったりするなど、いろいろなことを考えながら採用活動をしていることを理解してください。
積極採用という言葉だけで、ヤバイ会社だとか、ブラック企業であるという決め付けと思い込みはやめましょう。
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