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オワハラとSNSで繋がった後にDMを送ってくる人の共通点

オワハラはなくならない

新卒学生で就職活動をしている学生さんからモヤキャリ相談室に応募をする人が増えています。
それは、就職活動を始める前に利用をするというよりは、内定をもらった後に、内定ブルーになってしまったことで、キャリアの迷子になりかけてしまっていることがあげられます。

2010年代の後半からオワハラという言葉が一般化してきたのですが、企業人事がグレーゾーンで優しい圧力と厳しい圧力を利用して、就職活動を終わらせるようにさせることと、内定承諾書にサインをもらうことに必死になっています。

これが横行している理由として、内定数を減らしたくない企業人事の心理が働いており、売れない営業と同じことをしているということに気づいていません。

人事という職業柄、良くてプラマイゼロ、悪ければ大きなマイナスの評価を受けやすく、社内でも各部署の成績下位の人が集まってくる会社が多く、やる気のある若手が来たとしても才能を潰しがちになっているのが現状です。

SNSで繋がってからDMを送ってくる人たち

最近ではTwitter、Facebook、linked in、youtrustなどいろいろなSNSのプラットフォームが出来上がってきていますが、つながった瞬間にいきなりDMを送付してきて、営業を仕掛けてくる人も増えています。

そのガッツについては感心をしますが、いきなり営業をかけても失敗するとわかっていないのだろうか。という疑問がわいてくる。
営業の基本であるコミュニケーションを取ることをすっ飛ばして、私の会社の商品は最高なんです。これを使うことで明るい未来が待っています。といわんばかりの文句をならべてきます。

ホイホイついていってしまうと、高額商品を即日でお買い求めくださいとか、クレジットカードを用意して説明会に参加をして下さいなどということを平然として言ってくるから不思議である。

SNSをテレアポと同じ感覚で無差別でいろいろやっているんだろうなぁ。とか、営業成績が芳しくないから必死なんだろうなぁとかいろいろな想像ができてしまうため、ブロックを使われてしまう。

人と人とをつなげる基本

昔、人材紹介の営業をしている時に、大手企業の役員から、「営業は人徳(にん)を売ることなんだよ。いい商品ならネットで調べて買えるでしょ。だけど、本当にいいものを買いたいという時はどうしても人から買いたくなる。値段が高くなればなるほど、コミュニケーションを取って、信用と信頼を勝ち得てから、その商品の購入につながるものなんだよ。」といわれてきた。

このことはすごく今でも生きている。
いきなり売り込みをすることはせず、何で迷っているのか、どこが決断ができないのかなどを分析して、そこから問題をひとつひとつ解決をして行くことを心掛けるようになった。

人事で新卒、中途採用問わずに新しく入ってくる人に対しては、いろいろなことを個人的に話をして行くことが多い。
その人が他社と迷っているなら、無理につぶしに行くのではなく、ゆっくりと比較検討をしてもらう。

そこで質問があったり、疑問があったら、そのことに真摯に答えることが必要。
迷っているなら迷っている理由は何だろう?

寄り添えるかどうかが問題であり、うちの会社がいいとか、他の会社はダメだとか言ったとしても、腹落ちはせずにすぐに疑われてしまって、信用と信頼を失墜させてしまうことになってしまう。

コミュニケーションを取っていくうちに、問題点と解決策が出てくるわけですし、距離を保っておかないと近すぎても、遠すぎてもいけません。
未来に向かって問題解決をすることで信用と信頼を得ることになるのですが、自分の評価、体裁のためにそのルールを破ってしまうと大変なことになってしまう。

人にgiveして、giveして、giveする

SNSでも、採用のクロージングでも同じですが、どれだけコミュニケーションをとって、信用と信頼を徐々に積み立てているから、人を動かすことができたり、ファンになってくれる人の中にコアなファンがいるのかによって大きく変わってきます。

コミュニケーションをきちんととってから、ここで切り出せるかなぁというタイミングで切り出すことができないと、信用と信頼を一気に失ってしまって、ゼロになるどころか、マイナスになることもある。

いろいろなことをgiveしまくった結果、切り込めるタイミングで入り込んでいかないとなかなかこの人から購入したいという気持ちにはなりません。

最近ではSNSの発展に伴って、だれが言っているのかということが大きくなっていますが、その情報も疑ってかからなければなりません。
もしかしたら、誤った情報が正当化されている可能性もあるから。

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