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人事が困った休職


休職や離職といったキャリアブレイク。

一時的に離れるという出来事は
個人に対しては
いろんな効能があることが分ってきた。

ただ、私はこのキャリアブレイクが
個人にもメリットだし
チームにもメリットだし

人事部にも、管理職にも
企業にも、経済にも、社会にも

みんなにメリットがある
そんな文化に育てていけないか
と、思案している。


そして、実はみんなにメリットが
あるんじゃないかと思う節があって
信じているという側面もある。


だからこそ
人事の方や企業の方には

「こんなキャリアブレイクは困る」

というのも積極的に聞いている。


この前、お話した人事の方のお話。

休んだり、リフレッシュしたり
旅に出たり、興味があることをしたり
そういうことには
個人的にも興味があるし賛成。

というか、私もしたい。

ただ、その出来事が起こるたびに
周囲はもちろん調整している。
その調整が良いか悪いかではなく
起こっていることは確か。

だから人事としては
キャリアブレイクする人はもちろんだけど
キャリアブレイクが起こったチームや部署の
モチベーションやトラブルの方が気になる。

事前にコミュニケーションできていたり
余剰人員や仕事の差配が上手なチームもある。
そういうバッファを社内につくっておくことは
逆に私たちのミッションであるとも思う。

ただ、そうやって、気持ちよく送り出して
戻ってくる人をまた、気持ちよく受け止めて。

そこまでは良い。
でもたまに、繰り返す人がいる。

たぶん、みんなに気を使って
最短で戻ってきたり
本質的な解決にたどり着かず
焦って戻ってくる人。

もちろん、その気持ちも分かる。

でも、繰り返されると
ちょっとしんどい。

だからこそ
キャリアブレイクという文化が広まって
落ち着いて、よい転機にして戻って来てほしい。
離れることに効能があるのは
こちらはなんとなく気付いていた。

しっかりキャリアブレイクして
しっかりよい転機にして
できればはまり直してもらえると嬉しい。

キャリアブレイクという
離れることがよい転機になるという文化は
巡り巡って自分たちのメリットになると思った。

そう考えると
社内でキャリアブレイクという考えを
どう浸透させていくか。

制度はすでにある。
文化がまだない。

社内文化をつくるためには
真面目に広報するんじゃなくて
今日の勉強会みたいに
みんなでわいわいできると
いいのかもしれない。


この話は一例だし
休職を繰り返すということは
個人の責任だけではなく
きっといろんな要因がある。

ただ、よいブレイクを
みんなでつくっていければ
みんなにメリットがある。

そんなことを
改めて感じた会話でした。

いつも一緒に勉強いただく
みなさまに改めて感謝を申し上げます。


代表理事 北野貴大

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