キャリアブレイクを好転させた場所5選
キャリアブレイクを始めた人は
最初は闇雲に、思い付くままに
活動している人も多い気がします。
初めての無所属に
戸惑いと解放感を胸に
手探りの生活が始まります。
旅に出たり、バイトしたり
絵を描いたり、ノートを書いたり
「闇雲に」というのは
悪い意味で使われることも多いですが
私は良い意味で使っています。
闇雲というのは
「見通しなしに」という意味です。
キャリアブレイク中は多くの人が
見通さず動くことで可能性を
開いている気がしています。
どちからというと
今までのキャリアの見通しが
しっくりこなくなったことで
キャリアブレイクする人も多い分
今までの見通しとは違う道を
模索する訳です。
見通せないに決まっています。
そして、見通しがないところに
道があるのです。
そんな闇雲の中であっても
いくつかの機会・場所によって
キャリアブレイクが好転している
ようにも見えます。
そんなキャリアブレイクを好転させて
くれる場所を「トランジションプレイス」と
呼んだりしています。
トランジション=転機
に必要な場所、という意図です。
今日はいくつかの事例から見えてきた
トランジションプレイス5選を
紹介したいと思います。
以下が、
トランジションプレイス5選です。
ルーツが眠っている場所
ふと実家に戻った時に
「あなたは昔からそうだった」と言われ
自分の原点を知ることになったり。
また、ルーツを探るために
祖父母や親戚を巡る旅をして
実は冒険心のある家系と知ったり。
また、大学のゼミに戻る人もいます。
ゼミの教授と話す中で
自分自身が輝いていたころを思い出し
やりたいことを再認識したり。
また、フォルケホイスコーレや
ライフログスクール、コーチングなど
サービスを使って振り返る人もいます。
自分の過去にはヒントが沢山詰まっています。
そんなルーツに触れる場所が
1つ目のトランジションプレイス。
同志に会える学べる場所
海外への留学や
社会人大学院への進学など
学ぶことを目的に
キャリアブレイクする人も
多くいると思います。
そうでなくても
キャリアブレイク中は
給付金を受けながら
学ぶことができる
職業訓練という制度もあります。
SHElikes、フィヨルドブートキャンプ
文章で生きるゼミ、世界文庫アカデミー
など、様々なプログラムが開催されています。
コワーキングなどが開催する
単発の勉強会などに行く人もいます。
学びの場の価値としては
同じ関心や志の同志に
会えることです。
同じ境遇だったり
違う境遇かもしれませんが
近しい方角を見ている同志は
心強い存在になってくれます。
価値観が揺れる場所
価値観をデトックスしたいと考え
キャリアブレイクする人もいます。
そんな人たちは
日本を離れて海外で過ごしたり
ワーキングホリデイに行ったり
国内移住をしてみたり
異なる文化圏に触れることを
望んだりします。
「移動」は創造性を育みます。
京都移住計画や、淡路ラボなど
移住先で、起点になってくれる
企業の存在も大きいです。
また、価値観が揺れる場所として
多様な価値観の人が集まり暮らす
シェアハウスやコワーキングも
トランジションプレイスとなっています。
最近では、キャリアブレイクを
面白がってくれるシェアハウスや
受け止めてくれるコワーキングなども
増え始めています。
表現したり試せる場所
学んだり本を読むインプット型ではなく
表現したいアウトプット型の人もいます。
ノートを使って自分に向き合ったりする
静的な人もいれば、
もっと動的に自分を確認していく人もいます。
そんな人は、頭で考えるよりも
もっと身体的に過ごす人もいます。
例えばnoteでエッセイを書いていたら
エッセイストとしてデビューすることになったり。
マルシェやポップアップスペースに
自分だけの商店を出してみたり。
お試しバイトを乱発する人も。
写真が好きということで
ギャラリーを借りて展覧会をしたり。
それをやって何になるんだと思える
ことばかりかもしれませんが
動いていると運が動き始めます。
心地よく孤立できる場所
最後ですが、個人的には
一番、印象強いトランジションプレイスです。
孤立、孤独と聞くと
社会から離れた弱者のように聞こえる
かもしれません。
ただ、キャリアブレイク中は
会社や社会から離れることで
見えてくる景色に価値があります。
周囲は、無所属であることを
不安視してくるかもしれませんが
ぜひ、そういった心配や不安ではなく
面白がってくれる人や場所と出会ってください。
心地よく孤立できることが
キャリアブレイクの価値を上げます。
以上、5つの
トランジションプレイスでした。
少しでも参考になれば幸いです。
みなさまのキャリアブレイクに
幸がありますように。
キャリアブレイク研究所
代表 北野貴大
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