#50 マナーとは相手を想う行動です
CareerWeaveにお越しいただきありがとうございます。
「自分らしく」キャリアを重ねたい方のを応援する。
キャリアコンサルタントの笹井典子です。
先週は怒涛の新入社員研修週間でした。
新入社員の皆さんは少し社会人生活に慣れてきたところでしょうか?
新人のビジネスマナーでは席次についても学びます。
どこが上座でどこが下座か?
上座の由来はお城の天守閣で、
「一番敵が攻めづらい(敵から遠い)席」だから
というように教えています。
これはあくまでも「基本の型」
時には臨機応変な対応の必要だという点も伝えます。
マナーの本質は「相手への敬意や想いを行動に表すこと」です
タクシーであれば、運転手の後ろ、地番奥の後部座席が上座ですが
もしも、ご同行する目上の方が松葉杖をついていたら?
無理やり「あなたが一番上座へ」と、移動しづらい奥の席に誘導しますか?
違いますよね
この場では、「奥が上座ではありますが、座りづらいと思いますので、
手前のドアの近くにお座りになりますか?」
というような提案をして手前に座っていただくでしょう。
座る時に介助が必要であれば、後部座席に座るのをお手伝いしてから
自分は助手席に座るのも良いかもしれません(助手席は一番下座)。
先週の新入社員研修の中で、対応していただいた人事の方の行動が
ビジネスマナーとしてとても素敵だと思えることがありました。
昼休み、応接室に昼食を用意していただいているとのことで
応接室に案内されました。
すでにお弁当は置いてありましたが、
置いてあるのは出入り口側(下座です)
人事の方が一言
「失礼とは思いながらも、下座にお弁当を置かせていただきました。
上座に座るよりも、下座の方が景色が良いので、
よかったらこちらでお召し上がりください」
おっしゃる通りです。
窓が下座側に設置されているので、
上座に座ると隣は壁💧
人事の方の、型にはまらない気遣いが嬉しくて
窓からの景色をしっかり堪能☺️
今後の席次は場合によって相手に合わせて対応する事例として
活用しようと心に決めた出来事でした。
新人の皆様、ビジネスマナーは慣れるまでは大変ですが
「マナーは相手を敬い思う気持ちを表す行動」
ということを忘れずに。
楽しい社会人生活を過ごしてください。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。
Have a great career_weave!