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イギリスのおしゃれレストラン街「ワーリンガムのスペイン料理」

わが家が暮らす地域で人をもてなす場合、社交で集まるときなど、ワンランクのレストランを利用したいときは、ワーリンガム(Warlingham)という町の名前がよく候補に上がります。

特に大きい訳でもなく、住宅街に控えめに広がるエリアですが、料理にこだわったガストロパブやスペイン料理など、雰囲気のよいレストランが並ぶのが人気の理由です。

スペイン料理店「La Botija」

そのなかのひとつ「La Botija」は、スペイン人ママが以前クラス会の開催地として候補に挙げていたお店だったので、わが家も行ってみたことがあります。ほかのレストラン同様、コロナ禍で閉鎖、その後テイクアウトのみで営業したりと、完全に閉店になってしまう店も多いなか、地道に営業を続けてきました。

海外の日本食レストランに行くと、材料の違いなどから違和感を抱いたり外国風の味つけに戸惑うことがあるかと思いますが、今回教えてくれたスペイン人ママもそれは同じようです。

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イギリスにあるスペイン料理店について、「本国のと味が違うわ」とよくボヤいています。その点こちらのお店はそのママもお墨つきの「イギリス化」していない、本格的なスペイン料理を味わえるそうです。

タパスが充実

タパス・バーと名乗っているだけあり、ツナポテトサラダ(Ensalada atun)、タラとガーリック・チリ入りスペインオムレツ (Tortilla de bacalao)、ホタルイカのフリッター(Deep fried baby squid)など、サイドメニューがどれもおいしかったです。

なかでも薄くスライスされたナスの揚げ物に、ハチミツとクルミがトッピングされた (Berenjenas con miel)が見たことのないメニューだったので注文してみたのですが、塩気と甘みの融合が見事でこの日最大のヒット商品でした。

個人的にチョリソーが最近気になる食材で、スペイン人の留学生に調理法を聞いたことがあるのですが、「スライスして赤ワインを注いで焼くだけ」と言われ、え、それだけ?しかも、ワインを⁈と驚いたのですが今回こちらのお店で出されたチョリソーのグリル(Chorizo a la plancha)は、正に教わったチョリソーそのものでした。

やはりそれだけ一般的な食べ方なのでしょうか。聞いていたとおりの形で出てきたので感動しました。味もよく、チョリソーの新たなおいしさに目覚めました。

気持ちのいい給仕

すいていた時間帯のせいか、店員たちの態度や動きがよく、何度も「いかがですか」と尋ねにテーブルまで来てくれたり、注文の際もパエリヤを頼もうとすると、すでに注文した食事の量を考えて別のメニューをすすめてくれたりと、気が利いています。

シックで落ち着いたお店なだけあり子供用のメニューがありませんでしたが、チキンナゲットなら別に用意することができると柔軟に対応してくれたのもうれしかったです。こちらでは普段タコを食べる機会がないので、シンプルそうな「タコの塩レモンとオリーブオイル(Pulpo)」を頼みたかったのですが、この日は用意ができないと言われたのが唯一の心残りです。次回はこのタコを目当てに、また利用したいです。

イギリスでは、想定どおりインフルエンザの季節を前に、またコロナの患者数が増えるなど不穏な空気が漂ってきています。そのためこちらのレストランもそうですが、営業時間がしょっちゅう変わります。在英者の方で訪れる機会がありそうな場合、日本にお住まいの方でも今後の旅先リストに入れようかしら、なんてときは、事前に下記のウェブサイトをよくご確認くださいね。

◼️La Botija
https://labotijawarlingham.co.uk

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パーリーメイ | Purleymay
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