公務員試験の再チャレンジ組は”前年の面接対策”を過信するな!今の成長を見せよう
フリー面接トレーナーのnoriさんです。
公務員志望者のための人物試験の教室です😊
今回は、公務員試験に2回目以降の方がチャレンジする際の注意点を、これまで実際に相談を受けた方々の共通点をいくつかご紹介します。
※事例や参考情報については、岡山の情報を使っています。
本日の授業
公務員試験の再チャレンジ組は不合格からの”成長”を見せよう
通常の新卒採用と異なり、公務員試験には何度も同じ自治体や省庁にチャレンジされる方がいるのはごく当たり前のことです。
タイトルに再チャレンジ組と書きましたが、実際にはいくつかに分けられるようです。
大学(または高校)の新卒時に受けて不合格になり、そのまま就職せずに独学あるいは公務員予備校に通い再チャレンジする人
大学(または高校)の新卒時に受けて不合格になり、一度民間企業に就職し、独学あるいは公務員予備校に通い再チャレンジする人
大学(または高校)の新卒時に受けて不合格になり、公務員の専門学校や大学院に進学し、再チャレンジする人
公務員試験に合格するものの、第一志望ではなかった、あるいは職種を変更するため、再度受け直しのため再チャレンジする人
もっと細かいパターンに分けられると思いますが、再チャレンジ組の現在はこのようなところでしょうか。
共通する人物試験課題
これらの4つのパターンは公務員試験では珍しくはありませんよね。
今の時代は独学で対策もやりやすくなりました。YouTube等で筆記試験対策をされている方もいらっしゃるようで、この少子化時代では、まさに予備校泣かせですね。
やり方は人それぞれですので、前年の試験が二次試験以降で不合格なら、独学でも良いのかもしれません。
しかし、集団討論等が組まれている場合は、やはり同じ公務員志望の仲間は持っておきたいものです。普段から話し合う機会が少ない方は特に要注意です。
そして面接では、ココが罠です👆それは・・・
こういった方が少なくありません。
この課題は、2回目のチャレンジではなく、3回目以降のチャレンジの方から相談を受けて、前年の不合格だった面接を振り返ったときに明らかになるケースがあります。
つまり、2回目も失敗してしまっているということ。
原因はいくつかありますが、どうやら、初年度の面接の際に、上手くしゃべれなかったこと(早口、かんだ)が原因だと思い込み、翌年の試験は完璧に暗記して言い切った方が2回目も不合格だったようです
特に社会人として経験している方の中には早期退職して公務員を目指す方もいます。
その際に、早期退職だから仕事上の経験はあまり語れないという本人の思い込みから、アピール材料に未だに学生時代の出来事を挙げてしまいがちです。
そこがまさに、面接官が聞きたいことと本人が話したいことのギャップです。
大切なことは、その期間の自分に向き合うことです。
公務員試験合格が目的化している
まず厳しいことを言いますが、再チャレンジ組のみなさんは、学生の時と同じ視点で見られていません。
みなさんが問われるのは、
この一年間、何してきたの?という視点です。
人は誰でも成長できます。ましてや、一年間、誘惑にも負けず、自分の意思を貫いて勉強した方の精神力は並大抵ではありません。
ただ、「公務員になるために勉強してきた!」というのは、本質を見失っていると感じます。
岡山県内のとある消防局を、3度受けた方がいました。その方は面接でこのように指摘されたそうです。
本人は、はっとしたそうです。
そうですよね。何のために勉強しているのかと言えば、消防士(公務員)になること。
ただし、これもまだ違います。
本質的なことは、消防士(公務員)となり、人々を救うこと(役に立つこと)です。
そのために、みなさんは勉強しているわけです。しかし、一人で我武者羅に勉強をしている日々では、本来の目的を達成するための手段である勉強が、いつしか目的化してしまい、「公務員試験に合格すること」が目的になっている人は少なくありません。
やはり、こういったことは面接官に見透かされてしまいますよね。
再チャレンジ組の面接対策
もう一度改めて、再チャレンジ組が問われることをお伝えしますが、
みなさんは、既に学生を卒業しています。
(専門学校や大学院に行かれている人も、最後まで読んでください。)
アピール材料である頑張って取り組んだことに高校時代や大学時代のことを入れても構いません。
しかし、面接官が聞きたいことは、今何をしているの?という、現時点の
あなたを知りたいはずです。
確かに勉強が中心であったり、不本意ながら今の仕事や新たな学校生活も送っているかもしれません。
これからの面接対策で重要なことは、情報をアップデートすることです。
つまり、今の自分に向き合うことです。
そのため、勉強が中心であれば、勉強時間を確保する努力や、一年間勉強してきて感じたこと、考えや行動に変化が起きたことなど、自分自身の成長点に目を向けておく必要があります。
また、仕事をされた方は、たとえ短い期間だったとしても、学生時代とは異なる視点や初めて任された仕事経験、社会人としての振る舞い方などを学んだはずです。
最後に
今回のお話は、何度も受けている方ならわかっていることかもしれません。
ですが、なかなかその面接をクリアできな原因は、面接対策が学生時代のままアップデートできていない可能性は高いです。
あの頃の自分よりも大人になった、成長できたという視点を持つことが、面接官に対する最大のアピールです。
むしろ、勉強はたくさんしてきたけど、他には何もしていないので、精神的に成長できていないことを逆アピールしてはいけません!
みなさんには既に一途に努力できるという良さが備わっているはずです!
今回はここまで。それじゃあまたね(^o^)/~~
参考
人物試験の教室
面接対策コーナー【めんたいこ】
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