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反抗期でも安心!子どもの心を支える接し方5つのポイント

「中間反抗期」の対応法は、5歳から10歳頃の子どもを持つ親にとって、心強いガイドラインです。この時期に起こりがちな行動や心の変化を理解し、親として適切にサポートする方法を学びましょう。


中間反抗期とは?

  • いつ起こる?
    5歳から10歳頃(幼稚園~小学校中学年)の間にやってくる、小さな「反抗期」。
    第1反抗期(2~3歳の「イヤイヤ期」)と第2反抗期(中学生)の間に位置します。

  • 特徴

    • 子どもが「自分で考えて行動したい」という気持ちを持つようになる。

    • 周囲の目を意識し、自分の居場所を模索し始める時期。

    • 外では良い子として振る舞う一方、家では親に対して感情をぶつける。

中間反抗期は、親離れ・子離れの準備期間。成長の一環と捉え、冷静に対応しましょう。


中間反抗期に見られる6つの行動

  1. 口応え・屁理屈
    反抗的な言葉で親に挑戦してきます。「分かってるし!」「やろうと思ってた!」などの発言が増える。

  2. わざと人が嫌がることをする
    注意を引きたい、構ってほしいという気持ちから、兄弟や親にちょっかいを出します。

  3. 物に当たる
    感情をコントロールできず、ドアをバンと閉めたり、物を投げたりします。

  4. 嘘をつく・自虐的な発言
    嘘をついて親の目を気にしながらも、「どうせ僕なんて…」と自己否定的な言葉を使うことがあります。

  5. 無視をする
    質問に答えない、目を合わせないなど、親とのコミュニケーションを避ける行動。

  6. 素直になれない
    頑張っているのに、家ではわがままな態度を取る。これは外で頑張った反動で、安心感の表れです。


親として絶対にやってはいけないこと

  1. 感情むき出しで怒る
    子どもの行動を必要以上に否定せず、「ヘプ」(屁理屈や小さな反抗)はスルーする心の余裕を。

  2. 一方的に支配する・干渉しすぎる
    「全部ママが決める」「全部ママがやる」といった過干渉や支配的な態度はNG。

  3. 子どもの話を聞かずに決めつける
    子どもの行動の背景や気持ちを無視して、「どうせあなたが悪いんでしょ」と断定するのは避けましょう。


親ができる5つのサポート法

  1. 子どもの話を「慶長」する
    単なる「聞く」ではなく、「慶長(けいちょう)」の姿勢を心がける。

    • 子どもの心を14の耳(目・心)で聞くイメージで、何を本当に伝えたいのかを察する。

    • 「2人だけの時間」を作り、しっかり目を合わせながら話を聞く。

  2. 安心できる家庭環境を作る
    家は「安心ホーム」。子どもが外で頑張って帰ってきたときにホッとできる居場所を提供します。

  3. 子どもの世界を尊重する
    子どもには子どもなりの友達関係やルールがあることを理解し、親の価値観で干渉しすぎないように。

  4. 共感する姿勢を持つ
    「お腹を痛めて産んだあなたのことは分かっているよ」と心で伝える。
    親が子どもの一番の味方であることを、日々の言葉や行動で示す。

  5. 見逃す余裕を持つ
    命に関わること、人を深く傷つける言動以外は「成長の過程」として広い心で受け流す。


中間反抗期をプラスに捉える

中間反抗期は、子どもが自立に向けて成長している証拠。「反抗=欠点」ではなく、「成長中の姿」として前向きに受け止めましょう。

ポイントまとめ

  • 子どもの行動は「風(屁理屈)」程度と考え、気にしすぎない。

  • 親が大きな心で接することで、子どもは自然に「ありがとう」「ママ大好き」と言うようになります。

親が広い心を持ってサポートすれば、次の第2反抗期もスムーズに乗り越えられるでしょう。

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