就学時健診の不安ゼロに!親が押さえるべき4つのポイント
小学校入学前に行われる「就学時健診」。子どもの成長と健康状態をチェックし、入学準備を進めるための大切な機会です。初めての健診に不安を抱く親御さんも多いですが、基本的な内容と準備ポイントを押さえるだけで、不安がぐっと減るでしょう。この記事では、就学時健診で重要な4つのポイントを紹介します。
1. 健診内容を知っておく
就学時健診の主な内容は、以下の4つです:
身体測定:身長・体重・視力・聴力を測定します。これにより、健康面で必要な支援がないかを確認します。家庭でもテレビや会話の反応などで視力や聴力に違和感があれば、事前に耳鼻科や眼科でのチェックもおすすめです。
内科検診:体調や持病の有無を確認します。上着を脱いで検査を行うため、脱ぎ着がしやすい服装にしておくと良いでしょう。寒い時期の実施が多いため、防寒対策も忘れずに。
歯科検診:虫歯の有無や歯の状態を見ます。歯の健康は学力や生活習慣とも密接な関係があり、虫歯が多いと健康管理が不十分と見られやすいです。健診前には、仕上げ磨きなど丁寧に口内ケアをしておきましょう。
発達・学習面の確認:積み木や簡単な質問などで、基本的な認知能力や言語力を確認します。発達検査では、受け答えや指示通りに行動できるかを見て、入学後の生活に適応できる準備ができているかを確認します。
2. アレルギー・既往症などの情報を確認しておく
就学時健診では、アレルギーや既往症など、学校生活に影響する情報を確認しておくことも重要です。小学校では給食が始まるため、食物アレルギーがある場合は、給食の担当者に事前にしっかりと伝えられるように準備しておきましょう。最近ではエピペンの持参が必要なケースも増えているため、必要に応じて医師と連携し、学校にも共有できるよう整えておくと安心です。
3. 子どもに健診の内容を事前に伝える
子どもにとって初めての環境で行われる就学時健診は、緊張や不安を感じやすいものです。事前に「身長を測ったり、歯や体を見てもらったりするよ」と健診の内容を伝え、「怖いことはないよ」と安心させてあげましょう。
また、健診場所や先生に対する不安が大きい場合、学校見学に連れて行くのも効果的です。健診場所を一度見ておくことで、当日もリラックスして過ごせるようになります。場合によっては、入学式のリハーサルを行ってもらえることもあるので、気になる方は健診時に学校側へ相談してみましょう。
4. 不安や疑問があれば、遠慮なく相談する
健診の際、発達面や健康面で心配なことがあれば、担当の先生に積極的に相談しましょう。たとえば、「うちの子、初めての場所で緊張しやすくて」「入学後、特別な配慮が必要ですか?」といった悩みを伝えると、親身に対応してくれることが多いです。
もし、どうしても不安があれば、健診後に「入学に向けて不安な点があるので、先生に相談してみたい」といった形で、他の先生に確認を取るとスムーズに話が進みます。地域や学校によっては、別日に面談の機会を設けてくれる場合もありますので、迷わずに必要な情報をしっかりと伝えましょう。
まとめ
就学時健診は、入学に向けた大事なステップです。健診内容や準備すべきことを把握し、親子で余裕を持って臨めば、子どもの不安も自然と軽減されます。また、家庭でできるサポートを工夫することで、スムーズな健診や学校生活のスタートを迎えられるでしょう。親と先生が協力してサポートすることで、子どもはより安心して小学校生活を楽しめるようになります。
就学時健診をきっかけに、親子で楽しい入学準備を始めてみてくださいね。