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個別懇談で子どもの未来を輝かせる!~3つの質問で親も先生も納得~

個別懇談の季節がやってきましたね。この時期、親としてどう先生と向き合うか、頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか?短い時間で、どうすれば子どものことをもっと理解し、未来につなげる話ができるのか…。

今回は、小学校教師として20年の経験を持つ教育応援家キャリーが、「個別懇談を最大限に活用するコツ」をご紹介します。特に2学期の懇談に絞り、「聞くべき3つの質問」をわかりやすく解説!これを実践するだけで、子どもの成長を後押しできる具体的なヒントが手に入りますよ。


懇談で失敗しないために押さえておきたい「前提」

懇談の目的は、先生との対話を通じて子どもをより深く理解し、サポートすることです。ただし、話がそれてしまい、大切なポイントを聞きそびれるのは避けたいところ。

まず大前提として、「雑談に時間を使いすぎない」ことを心がけましょう。

つい「先生、うちの子どうですか?」というざっくりした質問から、家庭の悩み相談に流れてしまうこともありますが、これはNG。懇談は限られた時間で子どものことを知るための大切な場です。短い時間だからこそ、以下の「3つの質問」に絞って有意義な対話を目指しましょう!


質問1:冬休みにやっておくべきことは?

最初に聞いておきたいのが、冬休み中に取り組むべきこと。具体的にはこんな質問がおすすめです。

「冬休みにぜひやっておいた方がいいことは何ですか?」

先生が日々子どもを見ている中で、「もう少し伸ばしてほしい部分」や「改善が必要なポイント」を教えてくれます。例えば…

  • 低学年なら「算数の計算練習を重点的に!」

  • 高学年なら「読解力をつけるために本をたくさん読んでください」

といったアドバイスがもらえるはずです。

先生によっては「冬休みはのびのび遊ばせてください!」という返答もあります。それなら「特に問題なし」という安心材料になりますね。

この質問で得られたアドバイスをベースに冬休みの計画を立てると、短い期間でも効果的に苦手克服や得意分野の伸長を図れます。


質問2:来年度のクラス替えに向けた配慮事項はありますか?

来年度を見据えて、「クラス替えに関する不安や希望」を相談するのも重要です。具体的には、子どもの人間関係について次のような形で尋ねてみましょう。

「今のクラスで、相性が合わない子や苦手に感じている子はいますか?」

このような質問をすることで、子どもの心理的な負担やストレスを軽減するきっかけを作れます。

特に、いじめの兆候や強い不安を感じる相手がいる場合は、それを先生に伝えることが必須です。先生にとっても、次年度のクラス替えをスムーズに行うための貴重な情報になります。「こんなこと言ったら図々しいかな」と思わず、必要ならばしっかり共有しましょう。


質問3:うちの子の「キラリと光る部分」はどこですか?

最後に、ぜひ聞いてほしいのがこれです。
「うちの子のキラリと光る部分を教えてください!」

「キラリポイント」とは、その子が持つ特別な強みや個性。他の子と比べて目立つ良いところを先生から聞き出しましょう。たとえば…

  • 「挨拶が誰よりも気持ちいい!」

  • 「文章を書くのが得意で、表現力がある」

  • 「友達に優しく、クラスの雰囲気を明るくしてくれる」

先生から褒められた「キラリポイント」を家に持ち帰り、子どもに伝えましょう。「先生がこんなふうに褒めてくれたよ!」と伝えれば、子どもは家族の前で褒められた喜びと安心感で、自信を持つようになります。


個別懇談を子どもの未来につなげる

個別懇談は、ただの「近況報告の場」ではありません。子どもの今の姿をしっかり把握し、次の成長につなげるための重要な時間です。

  1. 冬休みにやるべきことを明確にする

  2. 来年度のクラス替えへの不安を解消する

  3. キラリと光る部分を家族で共有し、自己肯定感を高める

これらの質問を実践するだけで、懇談の内容がぐっと濃くなり、親としても大きな収穫が得られます。

ぜひこの記事を参考に、個別懇談を有意義な時間にしてください。そして、お子さんと一緒に「次の一歩」を踏み出しましょう!

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