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30年以上にわたる医療機器開発の経験をベンチャー薬事に活かす!グルメなプロフェッショナル

こんにちは、広報の山根です!実は、今年でカルディオインテリジェンスは10月で5周年を迎えます。そこで今回は、創業初期からジョインされているQA(クオリティアシュアランス)室の岡本さんに、入社の経緯やこの4年間で感じたことなどをインタビュー形式で伺いました!


カルディオインテリジェンスで薬事業務をすることになった経緯

山根:最初に、どういった経緯でこの会社にジョインすることになったのでしょうか?そもそもなぜ薬事のお仕事をやることになったのでしょうか?

岡本:はっきり言うと、薬事の仕事なんて面白くないんですよね(笑)面白くない、というか面白い仕事ではないんですよ。

山根:現在、薬事のお仕事をされていて。でも元々は技術者というか開発側にいらっしゃったんですよね?

岡本:私自身のバックグラウンドだと、もう学生時代からずっと生体信号の処理や医療機器の開発をやっていて、もう40年以上やっているわけです。そうすると、医療機器をどうやって開発するかとか、どういうレギュレーションの中でやっていくかとか、そういう状況はよく分かっているんですね。

山根:だから現在、カルディオインテリジェンスのQA室で薬事業務をやられていらっしゃると。

岡本:医療機器を開発する以上、薬事業務は誰かがやらなくちゃいけないですからね。私は元々ソフトフェア出身なんだけれども、ベンチャーで新たなソフトウェアを開発するってやっぱり若い人しかできないわけなので。その中で、自分を活かせるところは何かな?と考えたら、やっぱり今までの医療機器開発の経験を生かして、薬事だとかそういうことに取り組もうと

山根:これまでの経験を活かしてというところですね。
ところで、カルディオインテリジェンスはどうやって見つけたんですか?

岡本:私は心電図の解析ソフトウェアの開発に30年以上前から関わってきて、日本の大手医療機器メーカーの方々と心電計や心電図解析の規格作りにも参画してきました。ただその後、各社とも心電図ビジネスは頭打ちという認識で進んでいたと思っていたので、今どき心電図の解析をやる会社があるのかと、そう思ったんですよね、正直なところ。

山根:なるほど、心電図で新しいことをやる会社って珍しかったんですね。

岡本:開発をやっていた当時も、心電図を読み取って自動で診断するっていうのは大事なことではあったんですけれども、それだけでは分からないことが多かったんですよ。現在の様に心房細動が脳梗塞につながるなんてことも明確になっていなかったし、心電図の保険点数も当時は5~60点そこそこしかつかないということで。
そうすると、心電図解析をやっているエンジニアにとっても、そういうところがすごく頭打ちになってて。こういったこともあって、心電図解析ってもう枯れた技術っていう印象だったんですよ。

山根:その枯れた技術に着目した会社がカルディオインテリジェンスだったと。

岡本:AIを使って短い時間で心電図解析をやる。これは面白そうだなと。
自分自身が心電図解析をやっていた当時、AIで大量のデータを処理して画像解析みたいなことをやればきっとうまくいけるよねって、自分を含め開発メンバーは思っていたわけですよ。
でも、やろうにもコンピューターの性能が足りない、メモリーがない等々、そういうことができなかったのが現実で。でもそれを実現しようとしている会社があると聞いて、それがこの会社だったんです。

山根:自分で見つけたんですか?それともエージェントか何か…

岡本:一応スカウトみたいなのが来て。自己紹介のところに、これまでの薬事経験と、心電図とか脳波とかの画像処理とか、そういうことを書いていたんですね。でも年齢のこともあるし、なかなか引っかかってくるものがない、ましてや心電図で引っかかるなんて絶対なかったですよ。

実際にカルディオインテリジェンスに入社して

山根:実際に入社していかがでしたか?

岡本:いざ入社したら、当時オフィスはマンションの1室でしたからね。今は広いオフィスワンフロアですが、それはなかなかいい経験でした。

山根:カルディオインテリジェンスでこれまでに行った業務で大変だったことってありますか?

岡本:ないと思う。入社した時には、製造販売業の取得・維持に関してはすでに武智さん(現、CDO)によって基本的な部分は構築されていましたし、私はそれを当社に合うように整備するという役割だったので。薬事認証を取る業務もありましたけど、内容をちょっと変えるだけの話だったし。色んな文書を作成するにしても、今まで心電図に関することをやってきたので言葉の問題とか、そういうのも苦労はなかったですしね。

山根:さすがですね。心電図って健康診断で目にするくらいで、私は入社する前は波がどうなっていたら正常で、どうなっていたら悪いって全くわからなかったですよ。
岡本さんは実際に心電図を読むことができたと思うんですが、それが業務に活かされたことはありましたか?

岡本:入社当初は、心電図を読めることに関してそれが仕事に活かされたことって、実はなかったんですよね。
半年から1年ぐらい経ってからかな。自分が心電図の解析結果を見て、こういうことができるんじゃないかと言える機会が増えてきて。その頃になって、自分が持っているノウハウを若い人たちにいろいろ伝えていければいいなって、思うようになってきました。
今は、埋もれています(笑)

山根:何を言っているんですか(笑)
ところでベンチャーはカルディオインテリジェンスが初めてですか?

岡本:ベンチャー、いわゆるあれだけの少人数。だって入社当時は、田村先生(現、CEO)と武智さん、高田さん(現、CTO)、石橋さん(現、営業部長)と波多野さん(現、R&D室)と私しかいなかったし。これで何をやるの?って不思議な感覚でしたよ。だから私もそんな組織でQMS(Quality Management System)だとか最初の機器の開発をよくやれたなと思って(笑)
先人のやったことがすごいなぁと思いつつ、それなりのことは少数精鋭でもできるんだなというのは感じましたね。

山根:ベンチャーならではの楽しさとかも、きっとあると思いますが…

岡本:ありますよ。私の周りにもベンチャーらしさを前面に出しながら少数で会社を立ち上げている人、そんなベンチャーに身を置いている人がいますが、考え方が保守的な会社が意外に多い。カルディオインテリジェンスも色々大変なことはあると思いますが、それなりにオープンで開かれてベンチャーらしいなというのはすごく感じていますよね。

山根:仕事とプライベートのバランスはいかがですか?

岡本:少し前にワークライフバランスという言葉が出てきましたけれども、自分のライフをあんまり犠牲にしないで、かつ仕事では最大限のパフォーマンスをする、私はそれを実践していきたいですね。

創業5年目の会社で4年間の変遷を見て来て思うこと

山根:カルディオインテリジェンスは今年で創業5年目で、岡本さんは4年間、カルディオインテリジェンスの変遷というか歴史を見てきたわけですけど…

岡本:少しずつ組織になってきていることはいいことですよね。みんな一生懸命やってくれているし、あとはやはり広報がちゃんとやってくれている。これってベンチャーにとってすごい大切なことだと思うんですよね。

山根:岡本さん、嬉しいお言葉を!ベンチャーだからこそ広報って大切だと思うんですよね。

岡本:会社の強みとかをどうアピールするかってことをもっと考えるべきだし、私がやっているサイバーセキュリティのことも一種のアピールポイントだと思いますしね。あと開発なんかも色々と裏でやってくれているし、そういう一つ一つのことをもっと積極的広く世の中に知ってもらうということをすごく重要だと思う。

山根:そうですね。私は広報・PR、臨床研究、販売促進…とどの切り口であっても、それが最終的に会社の良さを多くの人に知ってもらうことに繋がるのであれば、全てやりたいと思っています。
あともう一つ、薬事は現在3名1チームでやっていますが、他のメンバーの方とはいかがですか?

岡本:個性あるから、面白い。面白いですよ、二人とも
それぞれの進め方があって、いろんなことを経験してきているから、私は何か聞かれたらこうやったら?とアドバイスするぐらいですね。

山根:確かに皆さんプロフェッショナルで、役割分担されているイメージですね。岡本さんはサイバーセキュリティとか薬事の中でもIT関連の業務をされていらっしゃいますよね。

岡本:そうですね。今はそれがメインですが、あとは波多野さんがやっている事業とか、入社当時から面白いなと思っていてたまに首を突っ込んます(笑)

山根:元々は開発にいらっしゃいましたし、もう少し開発寄りのことを今後やっていけたら…という感じですかね?

岡本:何か新しいことがあるようなら突っ込みたいなと。あとは高田さんがやられている不整脈波形の解析精度向上とか、それはそれで興味がありますし。やっぱり心電図を見ているのは楽しいですからね。

【番外編】岡本さん厳選、会社周辺の美味しいご飯屋さん

山根:岡本さんと言えばグルメなイメージがあって。良く会社周辺でランチに行かれていると思いますが、いくつかおススメのお店を教えていただけると嬉しいのですが…

岡本:私、この周辺で長く仕事していて、50代、60代と。昔はこの辺お店がいっぱいあったんですよ。でも今ね、すごく減っちゃった。

山根:お店を決める基準ってあるんですか?

岡本:個人的にはコストパフォーマンスですかね。あとは落ち着いて食べられるかどうか。あまり並んでいるところだと、さっと食べてさっと帰らなきゃならないし。
私が良く通っている和食のお店があって…

山根:なるほど。いいですね、落ち着いて食べられるお店。その和食屋さんどちらですか?一度行ってみたいのでお店の場所を教えてください…

ということで、早速山根が実食してきました!
会社から徒歩5分くらいのところにある和食屋のお店『か〇て〇』さんです!
“さばの竜田揚げ定食”!

と~っても美味しかったです!他のメニューも食べてみたいですね。
もし、弊社オフィスにいらっしゃった際には是非!
(※プロモーションでも何でもございません)

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